いまさら韓ドラ!

韓国ドラマの感想をネタバレしながら書いています。旧作メイン

ゆれながら咲く花 13

2016年07月01日 | ゆれながら咲く花
イェーイ!久々のブログ!投稿!
自分が本当に好きなようにかける場所で好きなようにかくって気持ちいいね!
おいおい、文章のことだぜ!勘違いすんなよ?

などとわけのわからないテンションでお送りいたします。

でもドラマはホントに感動だから!
オープニングの曲が流れ出した時点で泣きそうだから!

〈あらすじ〉

突然の警報に、論述大会は中止になった。
フンスとナムスンはジョンホを逃がし、自分たちも逃走。
セチャンが確かめると、携帯電話は盗まれていなかった。

インジェは姿の見えなくなったミンギを心配し、校内を探す。
その頃ミンギは校舎の屋上に立っていた。
一歩踏み出せば、すべてが終わる……。
校舎の外へ逃げ出したナムスンの目の前に、ミンギのバッグが落ちてきた。
顔色が変わるインジェ。
ふたりが慌てて屋上へ上ると、そこには膝をかかえてうずくまるミンギがいた。
インジェはミンギを抱きしめる。
「すみません、先生……」
「大丈夫、大丈夫よ、ミンギ。安心して」
涙をこぼし、抱き合うふたりを見て、ナムスンもほっとした。

温かいお茶を飲みながら、インジェはミンギの話をきいた。
「カバンが重たくて……。でも落ちていくのに思ったより時間がかかって、怖かった。
僕、本気で死ぬつもりだったみたいです」
死にたいと思うことは、間違ったことじゃない。
でも、ミンギはその山を乗り越えて戻ってきてくれた。
インジェはそれを何より立派だと思う。
「先生が読んでくれた詩を思いだしたんです。
先生がいてくれて、よかった……」
ふたりは温かな涙を流した。

「今日は先生がいてくれてよかった」
セチャンからも同じ言葉を投げかけられ、インジェは微笑んだ。
ミンギは自分で母に話をすると言ったが、そういうわけにはいかなかった。
ミンギの母は深い衝撃を受けた。
そして、電話を置いた後、ミンギが兄に語りかけている様子を聞いた。
兄さんさえいなければ、自由に生きられたと兄を恨んだこともある、と。
それでも、兄さんを愛している、と。
「母さんだって同じだよ。お願いだから出てきてよ。兄さん、僕たち寂しいよ……」
母は、声を殺して泣いた。
苦しさのあまり死を選ぼうとした息子が、それでも兄や自分を愛してくれている。
その優しさに、健気なさに、胸を打たれたのだ。

セチャンは、警報器の件はうすうす察しがついていたが、
フンスとナムスンに対応を任せてジョンホをかばってやるつもりでいる。
ふたりも、ジョンホが困ったことになっているようなのはわかっていた。
悪い先輩に金を借りて脅されているのだ。いったいどうしたものか……。

論述大会の問題がもれていたことが、教室中の話題になっていた。
ミンギが自殺未遂をしたことは、ナムスンとインジェしか知らないことだったし、
そうして自分が責められるだろうことはミンギも予想がついていた。
ナムスンに声をかけられて、ミンギは「昨日はありがとう」と礼を言う。
「なんのこと?」
とぼけるナムスンの優しさがありがたかった。

ミンギが死にたいと思うほど苦しんだことは、とても悲しいことだが、
予想問題をもらってしまったことは過ちだ。
インジェはそう指摘した。
「耐えてみて、ミンギ。過ちのつぐないだと思って。
どんな大事件もね、過ぎていってしまうものよ」
ミンギは、自殺未遂について母が知っていることを知った。
それでも今朝、何も言わず抱きしめて送り出してくれた母を思う。
自分も母も、これを乗り越えられると思う。

セチャンは必死でジョンホをかばおうとしたが、とうとうオム先生にバレてしまった。
ところがオム先生は、「よく返す気になったな」と微笑んだ。
ジョンホは面食らってしまった。
「退学が怖くなったのか?」
オム先生の問いかけに、ジョンホは答える。
「インジェ先生がクビになりそうだったからさ」

インジェの後任が決まり、彼女は1週間後に学校を去ることになった。
理想の教師にはどうあがいてもなれない。
じゃあ次はどうすれば?
わからないけれど、最後まで生徒と向き合うしかない。
自分が伝えられることを伝えるしかない。
問題流出に荷担したのはセチャン先生ではないし、
ミンギは流出した問題を使えばいい成績を取れたのに、あきらめた。
「誰にでもできることじゃないわよね?それは認めてあげて」
こんな風に話をしてくれるのは、やっぱりインジェ先生だ。

補講が終わってフンスとナムスンがラーメンを食べようとしていると、
ジフンから連絡が入った。
ジョンホが、借金を返せなくて先輩に捕まったらしい。
その金30万ウォン。
フンスはジフンたちとジョンホを救い出しに行き、危うくケンカになるところだった。
一触即発の中、ナムスンが豚の貯金箱を持って現れた。
中身は30万ウォンと少しあるだろう。
学級費と遅刻の罰金。
「どうすんだ、あれ」
「働いて数日中に返せよ。三人が建設現場で働けばなんとかなるだろ」
悪態をつきながらジョンホは帰り、ジフンたちは礼を言った。
「おせっかい」
フンスは鼻で笑ったが、「お前のマネだよ」とナムスンも笑った。

インジェが辞める日、クラスはうるさくて、フンスに促されたナムスンは
委員長らしく決を採った。
ほとんどの生徒が、辞めてほしくないと手をあげる。
しかし、インジェはそれを知らない。
授業の様子を教室の外から眺めて、ひとり涙する。
セチャンは校長に、26名の嘆願書を提出した。
インジェの退職は、撤回されるだろうか?

荷造りをしているインジェを見て、生徒たちは仕方がないとあきらめた。
「送別会をしようぜ!金はあの罰金があるだろ?」
フンスとナムスン、ジョンホは真っ青になった。

職員室では、校長がインジェに告げていた。
「生徒たちの意向をくんで考えてみましたが、無理でした。
後任の先生が決まっているのでね。文学の教師は3人もいらないでしょう」
子ども達が、彼女を慰留しようとしていたことを、インジェは初めて知った。
ギリギリまでそれを隠そうとしていたセチャンは罰の悪い思いだ。
しかし、彼にはもうひとつ出来ることがあった。


「困ることなんかありませんよ。僕がやめればいい。今すぐに」


(つづく)


ほんとにまぁ、いろいろ起こること……。

ミンギの自殺未遂は、実は手に汗握る感じでドキドキしていました。
まさか、いやいや、もしかしたら、いやいや、って。
もうナムスンの隣でドサッて音がしたときは血の気がひいたよ、オイ。

その後、インジェ先生がミンギに何を言うか?とまたドキドキ。
ただただ抱きしめて「大丈夫よ」と言ってくれた先生に涙。
たぶん先生の頭の中もグルグルしてたと思うのよね。
何を言えばいい?どうすればいい?どんな言葉をかけてあげれば……と。
でもたぶん、ミンギに近寄っていった時、
「大丈夫よ」と自然に言葉がでたんじゃないのかなぁ。


か、確保!って感じでホッとしましたよ……。

それは、いつも優しい目線で生徒に向き合ってきた先生だからこそ。
そして、生徒の本心を知ろうと努力した結果だったんだと思う。

ミンギが「母には自分が話します」と言って、それを許した先生。

これにも、ヤ、ヤバイ……とドキドキした。
いくらしっかりしているようでもミンギはまだ高校生で、
さっき自殺未遂をしたばっかりで、揺り戻しとかあるのに……と
気が気じゃなかった。

でも先生は、ちゃんと大人の対応をしてくれましたよね。
「あんなこと簡単に言えるはずがない」と気づいて、
お母さんに電話してくれました。
あれだけ自分にキツくあたっていたお母さんに対して、臆せず電話してくれたんですよ?

あのね、大人がいっつも立派なわけないんですよ。
そして教師がいっつも使命感に燃えてるわけないんですよ。
人間だからね、「ああヤだな~」って思うこともあるし、
「まぁいっかな~」って目をつむって逃げたくなることもある。

今回だって、「本人が話すといっていたので……」って電話しない可能性だって
あるわけですよ。
いっぱいあるでしょ?そういうの、現実に。

「本人が大丈夫と言っていたので……」
そうやって子どもの言葉を鵜呑みにして、
ホントはヤバいかな?と薄々感じつつ、自分の日常に追われてしまう。
その結果、取り返しのつかないことになった事件が、現実にはたくさんある。

インジェ先生は独身で、一人住まいで、
まずは生徒と自分の仕事を第一に考えられる環境に恵まれているとはいえ、
ああして電話をしてくれたこと、偉いと思います。

そして、そんなに自由ではない生活の中でも、
インジェ先生みたいに生徒のことを考えてくれている先生が
現実にもたくさんいるんだ、と信じています。

話をきいたお母さんもさすがに今回は青ざめて震えてしまってねぇ~。

これまたミンギが本当にイイ子でねぇ~。
こんな風に追い込まれてもなお、お母さんとお兄さんを愛しているんですよ……。

インジェ先生が呼んでくれた「ゆれながら咲く花」の詩を思いだし、
自殺を思いとどまったミンギ。
先生、先生があの授業をした意味はあったんですよ。
「先生もゆれているんですよね?」
うう……ミンギの問いかけに、インジェ先生は何を思うのか……。

わたし的には、ここであの詩がくるかぁー!と、グッときました。
脚本家の計画通りの反応でしょうけどね。
いいんです!


同時に起こった携帯盗難未遂事件もたいがいでしたな。
前回勝手に仲間になってきたジョンホが、またもや問題を起こします。
しかし、それを助けてやるフンスとナムスンがこれまたいいんですなぁ。

このドラマは正直、LOVEらしいLOVEはないのです。
だがそれを補ってあまりあるフンス&ナムスンの仲良しさん描写。

こんな笑顔が見られる日がくるなんて……。


証拠写真らしい。フンスの嘘笑顔。でも好きさ。

か、感無量です……。

もー、きゃいきゃいきゃいきゃいカワイイ子たちなんですよ!


このあと、ナムスンは冷たく追い払われます。海苔巻きおいしそう。

でもほんというと、フンスを演じているキム・ウビンさんには、
さっさとキツめの韓国映画に出て経験を積んでほしい。
絶対にいい悪役やれると思うんだよねー。
それかホラーね、ホラー。
(え?勘違いしないでね、ファンだよわたし、正真正銘の。好きだもん、彼)

ジョンホのために危ない橋をわたり、クラスの罰金すら一時拝借して彼を助けるフンスとナムスン。

あいつは俺だったかもしれない。

ふたりが彼を助けるのは、そういう理由からかしら?
そして、ジョンホの中にも何か良いものがあると認めたからかしら。
なんだかんだ言って、クラスの仲間だから?
殴り合って、敵意をぶつけ合って、それでもこうして助けてやる。
それは本気で感情を交わし合った相手だからなのかもしれません。
結局みんないい子たちなのよ……。
かわいいよね、高校生。

インジェが必死でぶつかっていった生徒たちが、みんな彼女を支持する。
あの意地悪ギョンミンでさえ。

「あの先生は問題児ばっかり可愛がる」

こういう批判は、現場でも起きがちです。
普通の生徒たちだって、やっぱりかまって欲しいのよ。
普通は普通なりに、いい子はいい子なりに、悩みだってあるからね。
不思議だよね、「あの先生キモい」とか平気で言うくせに、
先生から嫌われるとすごく傷つくんだよ。
子どもにとって、愛なんていくら注がれても足りないんだな、と思う。
たくさん愛されて、関心を注がれて、いつの間にか、
人を愛して、人に関心を向けられる大人になっていくんだなぁ。

またねぇ、ジョンホが変わっていく様子も見ていて嬉しいんですよ。

彼は父親から虐待を受けているんですよ。
兄さんや母さんはさっさと逃げたけど、父親と一緒にいるジョンホ。
高校生だからね、ひとりで逃げるわけにもいかないんだろうけど、
やくざの舎弟になってたっておかしくないけどね、踏みとどまってる。
おやじさんにまだ愛情があるからだと思うんですよね。

そんな彼が、フンスやナムスンに逃がしてもらってなんかホッとする。
セチャン先生にかばってもらって、ちょっと「お?」ってなる。
今までの自分を考えたら、そんなことしてもらえるなんて思ってもないじゃないですか。
しかもオム先生までが、「盗んだけどすぐ返した」ことを評価してくれた。
それはね、あなたの中に、「インジェ先生がクビになったらヤだ」という
感情があることをみんながなんとなくわかってるからなんですよ。
ぶつかってきてくれる先生に応えたい、という心があるって知ってるからなんですよ。

少しづつみんなに認めてもらって、
インジェ先生にしつこく促されて、ジョンホは詩を書く。
それもインジェ先生のスマホにラインで送る1行。
このシーン、いいですよね。
今時の感じなんだけど、それがすごくリアルで良かったです。

「詩を1行書いたところでなんになる?」

これ、ぜひ韓国語で聞いてほしいです。
インジェ先生が「才能あると思いません?」っていう感じ、伝わると思うなぁ。

ミンギのこともね、先生すごいな、と思う。
自殺未遂するほど追い詰められてたのね、って腫れ物に触るように扱うんじゃない。
お母さんが悪いのよね、と彼をかばうわけでもない。
ミンギにも、ひとりの人間としての責任を問うわけです。
流出した問題を受け取ったことは悪い、と、きちんと指摘するの。

これはね、すごいよ。なかなかできないことだと思うよ。
ひとりの人間を導いていくんだ、という心構えがないと、できない態度だよ。
それとこれとは別だよ、とミンギを諭す先生と、
先生の言葉をちゃんと受け止められるミンギ。
教育ってこういうことだよな、ってしみじみ感動したよ~。

大人ってさ、子どもに何かいう時、
「自分のことは棚にあげてこんなこと言っていいかな」と思うじゃん。
反論されたら困るしさ。

でもね、言っていいの!
じゃなきゃ、完璧な人間しか教師になれないじゃん。
そして完璧な人間なんかいないじゃん。

みんなゆれながら咲く花なんだよヽ(`Д´)ノ
大人も、子どもも。

ま、そんなわけでけっこう地味に感動した回だったので、
〈あらすじ〉部分も自分に酔った感じであることないこと書き加えちゃってます。
ジョンホの気持ちとか、正直はっきりわかんないもんなぁ。
でもきっとそうだろ!そうにちげぇねぇ!って感じで書きました。
だってそのまま字起こししたってつまらないんだもの~。

同じように感動した方がいらっしゃれば幸いです。フー!(ハイテンション)

ナムスンたちピンチだけど、なんとかなるっしょ。
セチャン先生辞めるニュースとかでうやむやになるんだろ。
だいたいこいつらツメが甘いんだもん。
金八先生だったら職員室まで全員で走ってるところじゃん?
それを「まぁ気持ちは伝わったでしょ」って、それでいいわけ?

セチャン先生だって、なんのために生徒の気持ちを隠してたのさ?
教えて「辞めちゃダメです!」って説得した方がよかったろ?

いや、感動したはいいが、そーゆーところが
日本人にはよくわかんないっていうか文化が違うっていうかさぁ。
韓国人と一緒にドラマ鑑賞してみたいですわ。
「ここいいとこじゃん!」
「ここが?!」
みたいなの、あると思う。ところどころ。


【おまけ】

おまえはどんなものにもそれを見いださなきゃ死ぬ病気か?
恋愛脳か?(誤用)
と言われようがなにしようが、ときめいたので貼っておきます。

どうしたらいいのかわかんなくなって副委員長に助けられる委員長ナムスン。
これまた(しょうがないわね)と慈愛の表情でナムスンを助ける副委員長。
かわいい!めっちゃかわいい!




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