いまさら韓ドラ!

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レディプレジデント 第29話

2011年12月28日 | レディ・プレジデント
ドヤ危篤の一報に駆けつけたヘリムは、無事な姿のドヤを見て
あらためてその存在の大切さを思う。

潜水艦事故の後、不協和音が生じている韓米関係を改善するため、
ヘリムは、カン・テサンを特使として送ることに決めた。
国民のため、国のため、最善の人選をしたというヘリムに、
カン・テサンも誠意を持って応える。

韓米の関係は良好に転じ、ヘリムはさらに国務総理を任せたいと申し出る。
ヘリムの意図を測りかね、困惑するテサンだが、
彼女の裏のない真心と、器の大きさに心打たれ、
国務総理を務めることを決意。

聴聞会もクリアし、国会の承認も得られたテサンだったが、
セジンに渡されたICレコーダーが彼の良心に訴えた。
そこには、かつてチョ・ベホと交わした密約が録音されていた。

カン・テサンは、時期早尚として、国務総理の職を辞退。
政治の第一線を退き、海外へ経験を積みに出た。

ドヤは、オ・ジェボン議員を殺人教唆の疑いで逮捕する。
実行犯ファンの証言で、父の死の真相はあきらかになった。
黒幕はカン・テサンだと信じていたドヤは、
今までの自分の努力は何だったのか、と大きなショックを受ける。

そして、脳の手術を終えた後、検事をやめてコムタン屋を継ぐことに。
サンホ元会長キム・ミョンファンも病気療養として国外へ。
セジンも、韓国を離れ、単身アメリカに渡った。

時は流れ、いよいよヘリムが5年の任期を終える。
昔の恋を忘れ、韓国に戻ったセジン。
海外での経験を積み、真の政治改革を目標に
民友党の代表に返り咲いたカン・テサン。

国民へ、最後の演説を行うソ・ヘリム。
「政治を愛してください」

5年の任期を終えた今、彼女は一市民に、母親に、おばさんに戻るのだ。

(つづく)

とてもよかったです、29話。
カン・テサンの様子が、実に良かったです。
正直、終盤にダレた感があって残念に思っていたのですが、
最後にテサンの心情の変化というか、彼の内面が観られてよかったです。

ヘリムに国務総理の権力を渡しますといわれて困惑する表情、
毒気を抜かれた、という感じですごくいいと思いました。

後の聴聞会のテサンもよかったですね。
たんたんとした受け答えに、戦略とか野望がまったく感じられなかった。
「貧しい家庭で育ちましたので」ってさらっと言ってたね。



ねー、この表情。
まさしくヘリムが大物だということですな。

大統領にも、ヘリムを後継者に選んだ理由を素直に聞きます。
「政治的判断だ」といわれ、納得するテサン。
政治の父とも呼べる人に選ばれなかったことが、
人格否定のように感じられて辛かったのでしょうね。
でも大丈夫、テサンのようなリーダーを必要とする時が
そこまでやってきているような気がします。

ドヤアボジの死の真相ですが、ファンが語ったアレでOKですかね?
オ議員が、絵を取り返すよう、ファンに依頼した。
逃げたアボジを追う中で起こった不慮の事故だった。

ドヤは、カン・テサンがチョ・ベホを守り、ひいては自分を守るために
父の殺害を指示したと思っていたようですね。
視聴者は、オ議員がファンに指示したところしか観てないので
誰かが殺害を指示したかどうかは不明のまま、
テサンかな?それとも思わせぶりなことを言ってたサンホ会長かな?と
思いつつ、観ていたのではないでしょうか?

私はてっきり、サンホ会長だと思ってた。
まさかテサンがそこまで悪人とは思えなかったし、
「父親同様ドヤも始末しておけばよかった……」とか言ってたし。

ドヤの殺害を指示したのはサンホ会長だったけど、
アボジのはあくまで事故ってことでいいのかな。

テサンは、事故とはいえ人を殺してしまった件を
うまく始末します、と請け負った自分を恥じたのね。
そして録音された自分の声を聞いて、過去の自分をかえりみたのね。
今の自分が国務総理を引き受けていいのか、そう思って
一度は頑張るつもりだった国務総理の権力を断ったんだね。
セジンが「良心は捨てないでほしい」って言ってたもんね。

巨悪を追求し切れなかったドヤは無念だと思うけど、
実際の政治の世界もこういうことはあるでしょう。
「水清ければ魚住まず」という言葉が日本にはありますが、
どんなもんでしょうかね。
本当の情けを忘れなければ、びしびし取り締まったほうが
いいような気がしますけどね。

なんかチョルギュもコムタン屋に雇ってもらったみたいだし、
最終回は大団円って感じなのかな。
カン・テサンが穏やかな顔つきになっていて良かった。
離婚歴あっても大丈夫だよね!



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