いまさら韓ドラ!

韓国ドラマの感想をネタバレしながら書いています。旧作メイン

バーディバディ -15

2012年12月27日 | バーディバディ
《あらすじ》

突然、記者会見場に現れたファビアンは、
過去の罪を認め、謝罪する。
「しかし、弟子のふたりには一点の曇りもありません。
責めるなら、私だけを」

ファビアンは、ふるさとに帰ることを決め、最後にジェィ・パクに会いに行く。
「賭けゴルフの一切合切を記録したテープは、どこにあると思う?
二度と、弟子に手を出すな。後悔するぞ」

パクは、証拠を取り戻そうと秘書を山小屋へ派遣。
追っ手から逃げようとしたファビアンは崖から転落し、
命を落としてしまう。

ミスとリー、ピルスの悲しみは、計り知れない。
ミスは、この事件の黒幕がジェイ・パクだと、彼の屋敷に乗り込んでいく。
「後悔するわよ。師匠の何百倍も、何万倍も苦しめてやる!」

一方ヘリョンは、ファビアンの死を知って、リーを訪ねようとするが、
気後れして帰ってきてしまう。
セファは、娘のためによい母親になりたい、彼女を理解したい、と
なりふりかまわず努力していた。
ジョンミンの送別会に招かれたヘリョンは、ウ・ジュンモのたっての頼みに
仕方なく出席するが、母にひどい言葉を浴びせて席を立ってしまう。
母と娘の和解の日は、いつになるのか……。

師匠の山小屋で遺品の整理をする三人の弟子たちは、
そこで不審なビデオテープを発見していた。
いったいこれは?

(つづく)

師匠……!

うそだー!師匠が死んじゃうなんてー!
ミスにとって、家族の次に大事な人じゃないかー!

でもあれだね、師匠もさすが賭博にかかわるような人だよね。
もちろん、ジェイ・パクの妻の死は気の毒だと思っていて、
過去の自分についても後悔しているのだけれど、
だからといってジェイ・パクにひざまづいたりはしない。
20年間謝罪してきたし、お前にだって責任があるんだ、
と大人な対応です。

そして、しっかり証拠品を確保してあって、
パクの首根っこをぎゅっと押さえてしまう。

この証拠品、実は師匠は持ってないんじゃないかと思ってたんだよね。
最後、山小屋で出てくるけど。

「ここには無いぞ」とか自信ありげに言ってるし、
「後悔するぞ」とかけっこう脅してるし、
あの秘書君にも、パクから離れるよう、再三忠告してるし、
もっと大きな闇の存在が、テープを持っているのかと思った。

あんまり自分を過信して無茶すると、もっと大きな巨悪にやられるぞ、
みたいな脅しなのかなーと思ってたの。

だってあの時点で、パクの関与を公表しない理由って何よ?
奥さんにすまなかったから、ってそんな理由?
おいおい、とんだ甘ちゃんだぜ。
まぁそんなところがあるから、20年も隠遁生活しちゃうんだろうけど……。

ジェイ・パク悪い奴なんだから、危険じゃんね。
私が死んだらコピーがばらまかれるぞ、とかいって
即刻高飛びしなきゃだめなレベルじゃん。


肌は土気色だし、まことに醜悪な顔の悪党です。こ、こわい……。

あの秘書君が自責の念にかられてたから、
もしかしたら助かるのかも?って期待したけど、
病院で息を引き取られました。
ジョン・リーには、画集が一冊、お手紙付き、
ミスには、高級化粧品を一式、お手紙付きのプレゼントが……。

リーにとっては、師匠とも、父とも、兄とも言える存在の人だったでしょう。
まぎれもなく、ファビアンは彼の家族だったわけで、
あの車中の涙には、万感の思いが込められていたはず。
泣きの演技としてどうか、と言われると、ちょっと不満足ですが。

圧巻はやはりミスで、
救急のシーンでも、プレゼント開けたシーンでも、一緒に涙しました。
とかいって、ただ単にミスが好きだからひいき目かもしれないけど。

そして、いつまでも泣いてばかりいないのが、ウリミスですね!
さっそくジェイ・パクに喧嘩を売りに行くところは痛快至極です。
お前を呪ってやる!と言わんばかりに、復讐を誓うミス。

こんな正々堂々とした復讐宣言、
初めて見た。


やってくれるよ、この子は。


師匠に語りかける時は、笑顔。でも心の中は、つらく、悲しいの。

ヘリョンは相変わらずウジウジだねー。
オンマがあんなに一生懸命、努力してるというのに……。
ミスオンマが、そのうち親友になってくれるんだろうな、と
ある意味安心して観てますけど。

こどもを怒らせない方法って、やっぱり言葉的に違和感あるけど、
言わんとすることはわかります。
どんな人間関係でも、まずは対話。
そして、特に親子間では、相手を尊厳を持った人間として扱うこと。
大事だな……。

ヘリョンも、お母さんがどうやって自分を守り、育ててきたか
初めて知って、気持ちも軟化していくことでしょう。
私生児だと蔑まされたこともあったでしょうが、母だってつらかった。
ウ・ジュンモが、お母さんとの関係を話してくれればいいのにねー。
どうやって知り合ったか、とかさー、
どうやって別れたか、とかさー。

実際、この人との間にこどもができても、言えないと思う。
ちゃんとお父さんしてくれるとはとても思えないもん。
セファがひとりで産むことを選んだ気持ちもわかる。
そしてその後、すごく嫌った理由もわかるわ。
苦労した分、むちゃくちゃ腹立つよねぇ?

ジェイ・パクにうまく利用されて師匠の死の原因を作った記者にも
むかつきますが、彼女じゃなくても、誰かが利用されたわけだから、
あのインチキプロと親戚関係の彼女でよかったかも。
おかげで賭博容疑告発の証拠も手に入れられたしね。

顧客に警察のお偉方もいて、追求を逃れた、なんてパターンも
なきにしもあらずですが、このドラマに限っては、
そんなややこしい話でもないでしょう。
あの「君の責任じゃない」と言ってもらった秘書君が、
最後の最後はジェイ・パクを裏切って、
ミスを助けてくれるんじゃないかな。

もう少し家探しされてたら、あのテープ簡単に見つかっちゃっただろうね。
そして20年前のテープを再生できる機材ってまだ残ってんのかね?
うちはいまだにブラウン管テレビでVHSも観られるデッキがあるけどさー。
さすがにあんなカセットのハンディカムなんか、今時稀少じゃね?
そうでもないの?
8ミリフィルムは?うち、いっぱいあんだけど。どうやって観ようか……。

そんなことは正直どうでもいいんですがね。

ヘリョンはリーの心配をしてマンションまでいくんだけど、
そのころリーはミスの心配をしてミスんちの前にいた、というのが泣ける。
そしてミスは、誰の力も慰めも不要で、
ひとりで雄々しく立ちあがった、という状況が大好きだ!

がんばれミス!
そしてファビアン師匠のご冥福をお祈りします。

けしてミスの言うように、屈辱の中で死んでいったんじゃないと思うよ。
弟子を守り、弟子たちを愛し、愛され、
寂しかった晩年にしあわせな時間を取り戻していたんだもの。
ファビアンショットの完成をみることができなかったのは
心残りだろうけど。

リーやピルスとは、まったくちがった性格のミス。
家族に愛されて育ったミスは、甘え上手だと思うんだ。
いっぱい甘えてもらって、師匠は楽しかったと思うよ。
あの木彫りのゴルフクラブ、何の遠慮もせずに「ください!」と
言っちゃうミス。
苦笑しながらも、いいよ、という兄弟子たち。
末っ子の弟子は、師匠に最も愛された弟子だったんだと思うよ。



最終回では、ファビアンショットをものにしてほしい!





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