いまさら韓ドラ!

韓国ドラマの感想をネタバレしながら書いています。旧作メイン

魔王 第9話

2012年12月17日 | 魔王
いきなり冒頭から叫ばせてもらいますが……

ねえさんがいたなんてー!!!!

もうあまりの展開に驚愕しっぱなしです。
どんだけ隠し玉があるんじゃ。

カン・オスは、目下の容疑者であるヨンチョルに会いに行った。
「少し話がしたいんだ」
というオスを、恐れながらもはっきり退けるヨンチョル。
「嫌だ。僕に触らないでくれ」


いじめられっこだったヨンチョルですが、
「シロ(嫌だ)」とはっきり言えるようになったんですね。
いきなし車に轢かれて死んじゃうかと思った。
予告編にもそんなシーンありましたね。
ドキッとさせられますね。ずるいですね。
助かってほっとしましたよ。

オスは、デシクを殺すよう仕向けた犯人は、ヨンチョルだと思っているようです。
うん……彼が何かかかわりがあるのは絶対なんだけど、
どうなっているんだろう?

スンハは、ソン・ジュンピョ記者に会い、
ヘインをつけまわすのを止めるよう、警告します。
彼女にだけは手を出してほしくないのかな。

ソラちゃんは、「お姉ちゃんもおじちゃんが好き?」とか
無邪気に聞いています。いいぞいいぞ!

「おじちゃんはお姉ちゃんが一番好きだって」
そ、そこまで露骨にスンハは言ってないけど……。
案の定、ヘインは彼のことを意識してしまって、ぼうっとしています。
意識せざるを得ないようなアクション、散々やってるからな、スンハ。
なんであんなに女性の扱いうまいんだろう。
悪い男だ……。

オスは、ソラにヨンチョルの首実検をさせるんですね。
「あのおじさんを知ってる?あの人だった?」
外からは見えないマジックミラーみたいな喫茶店から、
ヨンチョルの顔を見せるの。
ソラは「ちがう」と答えます。
メガネかけてこなかったからかな~と思っていたら、
なんと!ソラはヨンチョルとある約束を交わしていたのでした。

「悪い人がおじさんを知ってるか聞いてきたら、知らないって言うんだよ」

やー、ソラの中ではオスなんかは悪い人の範疇なんでしょうか?
約束を守る良い子、と褒められたので、黙っていたのかな。

見えないはずなのに、ヨンチョルとソラがじっと見つめ合い、
スンハとヨンチョルが視線を合わせたように見え、怖かったですね。
気配……とか、やっぱりあるんでしょうか。
ありがちですが、ドキッとさせられる演出でした。

スンハもソラをじーっと見つめていましたね……。
「ちがう」と言うことがあらかじめわかっていたのか?
スンハとヨンチョルはつながっているのか?
やはり謎です。

しかし、ソラを連れ出して最後は警察署に置き去りにした男は、
ヨンチョルだとはっきりしましたね。
そして!
テフンが刺された凶器のナイフは、そもそもヨンチョルのものだったと判明!

なんか正義漢のテフンがナイフを持ってたことに違和感があったのですが、
こういうことだったんですね。
あまりのいじめに耐えられなくなったヨンチョルが、ナイフでオスを殺そうとしていた。
そこを見つけて、ナイフを預かったのがテフンだったのだ。
ここまで思いつめた友達を見捨てておけなかったテフンは、
その足でオスと対決することになり、命を落としてしまったのでした。

ヨンチョルは、事件後沈黙を通したでしょ。
あのナイフのこととか、テフンが自分をかばってくれたこととか。
目撃までしていたのに、いじめの実態についても告発しなかった。
またいじめられるのを恐れていたから?

彼は、あの時すでに、自分の手で復讐を遂げることを決意していたのかもね。


ヘインさんがうらやましいというミンジェに、私はあなたがうらやましいというヘイン。

スンギのもとに、謎の小包が届いた。
赤い封筒に入っていたのは、ソクジンとヒスの妻が抱き合っている写真。
彼女をソクジンの恋人だと思っているスンギは、
「なんだよこれ?なぜおれに?」といぶかる。
たまたま部屋を訪れたオスに見つかりかけるが、
ソクジンは写真を奪って破り捨てた。

「大事な証拠だぞ!次はお前たちが狙われるかもしれないんだ!」
オスは、デシクが殺された件を話して友人に警告するが、
ふたりはとまどうばかりだ。
しかも、ソクジンは自分の不倫関係がばれることを恐れて疑心暗鬼になり、
スンギのことを疑いの目で見るようになる。


めんどくさいですね、ソクジン。
この人、本当にボスの奥さんを愛しているみたいなんだけど、
奥さんは今の快適生活を捨てるつもりは毛頭ない。
オスの兄さん、お父さんに頭があがらないし、ちょっと頼りないですけど、
ふつーにいい人だと思いますけどね。お金持ちだし。ちょっと鈍いけど。
ばれたらやばいので、スンギを疑りだしてますね。
オスの心配通り、スンギはソクジンに殺されちゃうと思うな……。
小悪党の末路はさびしいものさ。

12年前の被害者、チョン・テフンの弟テソンは、すでに亡くなっていた。
母親は、オスの判決が出た日に事故で死亡。
直後、失踪したテソンは2ヶ月後に死んでいたのだ。
グァンドゥとオス、チーム長は容疑者をヨンチョルひとりに絞り込んだ。

同じく結果を知ったが納得できないオスの父カン・ドンヒョンは、更なる調査を求める。
「ふたたび会いに来ると思っていたが……」
かつて、テソンはドンヒョンに会いに来たことがあるのだ。
怒りを抑え、目に涙をためて、ドンヒョンがいつまでも健康で、権力者でいることを望んだ。
「忘れないでください。いつでも僕があなたの息子と家族を見ている。
そしていつか必ず会いに来ます」
幼い目に強い意志の光を見たドンヒョンは、彼を忘れることはできなかった。


う~ん。グァンドゥさんの調査っておざなりですよね。
お母さんの交通事故って、ほんとですか?
判決をきいたショックでふらふらと道路に……みたいなことだったのかな。
そして弟が死んだっても、失踪後に亡くなっているわけでしょ?
もっと詳しい調査が必要ジャン!
そんな簡単に可能性切っていいのかよ!
チーム長も、その人、元、刑事ですよ!裏とってくださいよ裏!

でも、オス……。つらいですね。
自分のせいで一家はみな死んでしまったんだもの。
それでも逃げずに、お母さんの死因を聞いたのは覚悟の現れだと思う。
悪いことをして、悔い改めて生きることは、大変苦しいことだと思います。
悪い人のまま、悪いことばかりして死んでいく方が、
かえって楽なのかもしれない。

「犯人は偽の記憶を植え付けている」とオスが言った時、
ヘインは反論しますね。
「でも本人にしかわからない残像がありました。
あの恐怖は、他人には計り知れないものです」
ヨンチョルがオスたちから逃げようと必死になっている時の残像のことね。
彼女は、ただ映像が見えるだけではなくて、
その時の感情にも共鳴するから、サイコメトリーするのがつらいのね。

オスは、それを聞いてすごく苦しそうです。
ヨンチョルをそこまで苦しめた過去の仕打ちを
申し訳なかった、と心から思っているのね。
自分の悪行を、ヘインに感じられることも、きっとつらいと思う。

オスに届いた写真と文章を見たヘインは、あることに気付く。
「苦悩の都に向かう者、我を通り過ぎよ。
永遠の苦痛に向かう者、我を通り過ぎよ。
魂を失った者を訪ねる者、我を通り過ぎよ。
これは、ダンテの神曲の一節です」
地獄の始まりを知らせる文章だ。
ヘインは、オスの身を心配してサイコメトリーを止めようと言う。
しかし、オスの決意は固い。
「犯人に会えるなら、地獄へでも行きます」


ふふふふふ、ここの音楽いいですねー。


地獄の門を見上げ、にやりと笑うスンハ。魔王のほほえみ。

ヘインは、写真と手紙からいくつかの映像を読み取る。
コインロッカーから取り出される赤い封筒。
地下鉄の「地獄の門」を眺める男の後ろ姿。
333という数字。

直後にオスはスンハに呼び出され、
ヘインがソン・ジュンピョに尾行されている旨を告げる。
「私があなたなら、彼女をこの事件から遠ざけるでしょう」
オスは、スンハの言葉にうなずくことはできない。
「遠ざければ安心ですか?
私の目に届くところにいたほうが、安心だ。
それに、何があっても私が彼女を守ります」
「信じましょう。あなたのその言葉を信じます」


おお!男同士の対決ですね!
スンハは、やっぱりヘインをいとおしく思っているのかな。
自分がこれから始める復讐劇の中で、彼女が傷ついてほしくないから、
こうしてオスに念を押しているような気がする。
俺が何をしても、彼女だけはお前が守ってくれ、と
オスに頼んでいるかのようだよね。
オスを憎らしく思っているはずなのに、変なの。
変かな。

今のオスを見ていて、スンハも何か感じるものがあるのかも。
それでも、復讐はやめられない。
彼が失った人々のために。

どうなのかなー。

ソン・ジュンピョのもとに、タロットカードが届いた。
「月」のカードは、何を意味するのか?

ヘインは、333の数字に気付き、オスを呼び出す。
それは彼女が勤める図書館の棚番号だった。
イタリア文学の棚にある、ダンテの「神曲」
オスが本を手に取ってみると、中には彼宛の赤い封筒が挟み込まれていた。
中には「月」のカード。


ここで、犯人が残像を植え付けていることが明らかになったのでは
ないでしょうか?
オスを誘導するために、あの数字を植え付けたのだから、
意図的に残像を残すことができるんだよね?

わざわざ「カン・オス刑事」宛のメッセージを入れたんだもん。
サイコメトリーしないとたどり着けない棚に。

じゃあ、やっぱりスンハは知ってたんだ?!

ヘインを利用する気だったんだ、最初から。
彼女は直接犯罪に関係ないのにね。巻き込んだんだね。
でも、どうやって彼女の秘密を知ったんだろう?
彼女の能力が無ければ、復讐はまた別の方法で行われていたのだろうか?
それとも、あきらめていただろうか?

スンハは、見舞いの花束を持って、病院にある女性を訪ねていた。
「待たせたね、姉さん」
目の見えないらしいこの女性は……?


う、スンハは「ヌナ」って呼んでいます。
字幕は「姉さん」だから、実の姉なのか?
彼女は「ウリスンハ」って言ってます。

ウリスンハは愛情の表現だからいいんだけど、ヌナは微妙~。
血の繋がっていない人でも「ヌナ」って呼ぶじゃんね。
韓国の人が見たら、このへん「あれ?ヌナって実姉?何?親戚?」とか
悩むんだろうか?
日本語字幕は意図して「姉さん」なのか?
お兄さんのお嫁さんのことは「義姉さん」になってなかったっけ?

わ、わかんない!
急いで次、次!第10話を観なくては!


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