いまさら韓ドラ!

韓国ドラマの感想をネタバレしながら書いています。旧作メイン

がんばれ!クムスン 20~23話

2014年03月12日 | がんばれ!クムスン
まったくとんでもない事件に巻き込まれちゃうクムスンだけど、
確かに見ていてぜんぜん飽きないのだ。
ああ、楽しい。
登場人物も多すぎず、少なすぎず。

ジェヒ先生をスクーターで轢いちゃってあわや逮捕かと思われたクムスンだけど、
なんとか示談でおさまり、婚家の方も雨降って地固まるで家族の絆が芽生えかけたの巻。


前回までは、どうしてもクムスンの態度が腑に落ちなかったわたし。
でも、この巻を見て考え直したよ~。
わたしの発想って、お母さん寄りだったんだな。

「私だってずっとヨメを閉じ込めておこうなんて思っていなくて、
1年たったらちゃんと美容師の勉強をさせたやるつもりだった」と
お母さんは言ってたでしょ。
でも、これって本人じゃないから言えることなんだよね。
1年待ちなさいって、自分のことじゃないから言えるんだよ。
そして、大人だから言ってしまうことでもあるんだよねー。

若者にとって、今やりたい、がんばりたい!って気持ちを押さえつけることほど
苦しいことはない。
そんなの無理だって言われて我慢させられることほど、くやしいことはない。
やれると思う、やろうと思う、それだけの気力体力があるし、
とにかくチャレンジしたいって思うのが、若者ってものさ。
若い人には、経験も先見の明もないかもしれないけど、
やる気と情熱だけはたっぷりある。
そういうの、わかってあげられなかったな、って自分でも反省した。

やりたいことがある若い人を応援してあげるのが、社会経験を積んだ大人の役目だな。
「まずやってごらん」って言ってあげなきゃいけないよ。
クムスン頑固だな、と思ってたけど、
「やっぱりお母さんの言うとおりにします」と頭を下げたのを見て、ハッとした。
きっとお母さんもおんなじ気持ちだよね。

お父さんに叱られて、嬉しくて泣いちゃったクムスンを見て
わたしも泣いちゃったよ~。
テワン兄さんですら、なんか感じている様子だったでしょ。
ここから、彼女に対する態度が変わってくるんだね、きっと。

ジェヒ先生も、クムスンに対する最初の印象が変化したみたい。
そりゃ怒りにまかせて虚偽の診断書出させたりして、ひどいことしちゃったしね。
罪悪感も手伝って、素直に謝り、自分に感謝するクムスンを見て後悔した模様。
「お金は欲しいけど、患者さんの健康にはかえられません」っていう
クムスンの真面目な態度も好印象だったようです。
だいたいあのばあちゃんが悪いんだよ。テキトーなんだから、もう。

ウンジェパパは、ジェヒが気に入らないようです。
医者としては優秀だけど、人間として欠陥があるって。
男親がいないから、情が薄いし、病的に勝ち負けにこだわる。
心がないって。

でもそうかなぁ。
女の子の背中のひどい怪我を見ても、「大丈夫、治ったらきれいになるよ」って
優しく励ましてたし、
おばあさんに厳しく言うのも、患者を気づかってのことだし、
心がないなんてとても思えない。
パパもちょっと言い過ぎじゃないかな、と思います。

まー、勝手な人だけどね!
「診断書には6ヶ月って書いとけよ!」ってめちゃくちゃ怒ったくせに、
「医者としての倫理はないのか!」って部下を怒鳴るし……。
「まずは指示した俺が悪い」って認めたから許すか。
すぐにカーッとなる人だけど、根は優しくて真面目な医者だと思う。
登場人物がみんな人格者だったらドラマにならないしな!
欠点だってあるさ!人間だもの。

わたしたちだってさ、実生活の中で、やっぱり少しずつ成長していると思うんだ。
でもドラマの中みたいに立て続けに事件は起こらないから、
その成長って見えにくいんだよね。
ドラマが面白いのは、凝縮された時間の中で、
登場人物たちがどんどん成長して変化していくのが見えるからだよね。
変化は大きければ大きいほど面白いけど、
あり得ない変化や、無理な展開はしらけちゃう。
そこのとこのさじ加減がうまいドラマは、成功するんだと思う。

ジェヒの医師という仕事に対する懸命さとか、
クムスンの誠実な心、ウンジェの率直さ、シワン兄さんの優しさ、
そういうの見ていてほっとする。
真の悪人が出てこないドラマって楽しいね。
おばさんですら、多少意地悪だけど、本当に悪い人だとは思えないもの。
イヤミは言うけどしっかり我慢してるし。

今回、テワン兄さんの隠れた寂しさも発覚。
お母さんの体が弱かったせいで、彼だけおばあさんに預けられていた時期が
あったようですね。
そのへんが、お父さんに対する反抗心につながっているみたい。

スンヨンさんの秘密も発覚しましたね。
息子がいるって、未婚の母?
シワン兄さんは、きっとそんなこと知ってもぜんぜん問題にしないと思う。
優しい人だもん。
「好きだ」とか「つきあってくれ」とか告白なんかしなくても、
なんとなく愛情を通わせる大人の恋愛。
こういうのもいいなー。地味だけど。

よそんちのお嫁さん見て、クムスンの良さに気付くエピソードって
けっこうリアルだね。
お父さんはクムスンに甘いから、お母さんはけっこうかわいそうだ。
「いつも私が悪者?」って、ちょっと同情しちゃう。
携帯買ってあげて、優しくしたかったんだけどねー。
いいとこはお父さんにとられちゃった。
でもそのうち、クムスンを本当の娘みたいに思える日がくると思うよ!
いろいろあっても、お父さんとお母さんのこと、
本当に大事に思ってて、好きでいるクムスンだからこそ、
こうやって気持ちが伝わっていくんだな。

人を愛すれば、愛が返ってくる。
そういうしあわせなラストを迎えるドラマであってほしいです。

今回声を大にして言いたいのは、

クムスン!スクーターにも免許がいるんだよ~!
常識は常識として知っておかないと!

ドラマ的には、ジェヒが口添えしてくれてクムスンは美容室に就職できるはずだ!
もうちょっとだよ!がんばれ!クムスン!


※今回はウンジュのワンポイントレッスンだよ。
「チャッカンマンニョ」ちょっと待って。
これはよく聞くね!「チャッカン!」だけの時もあるね。ちょっと!って感じなのかな?
丁寧な言い方だとどうなるのかなー。
「チェソンエヨ」すみません。
すまなそうに感情を込めてね、だそうです。
クムスン、誤ってばっかりだからよく聞く言葉です。
日本では、人を呼ぶときも「すみません」って言うけど、そういう時には使わないようです。
本当に謝るときにだけ。
日本語にも、すみません、とごめんなさい、があるように、
韓国語もチェソンエヨとミアネヨってあるね。
使い分ける感覚が難しくってよくわからないなー。
ごめんなさい、の方が、親しい人に使っているような気がする。


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