スーパーに行った。
買い物カゴを下げてぼんやり歩いていると、中国人のおじさんが近づいてきた。
手に調査票を持ち、なにやらアンケートをとっている人っぽい。
「すみません、ご協力願えますか?」
「え? 私は外国人ですよ」
「いえいえOKです、すぐ終わりますから」
なにやら急いだ感じだったので大丈夫かいなと思ったが、おじさんは構わず質問してきた。
「車は持っていますか?」
「いいえ」
「またまたぁ~、本当は持っているでしょう?」
「本当に持っていませんよ」
「じゃあ、どこの車が欲しいですか?」
「いえ、別にありません」
そんな、車なんて持ってないよー。
また、おじさんが言った。
「仕事先は?」
「会社名ということですか?」
「はい」
「私は留学生です」
「えっ? そ、そうですか・・・あっ、あはは~、ありがとうございました」
そう答えると、おじさんは私の答えを書いていたアンケートをくしゃくしゃとたたんでしまった。
なんだよー。
だから最初に外国人だって言ったじゃんよー。
まあ、おじさんにとっては外国人でも良かったんだろうが、留学生じゃだめだったんだろうな。
きっと、私くらいの年齢だったら間違いなく会社員だと思ったんだろうなぁ。
買い物カゴを下げてぼんやり歩いていると、中国人のおじさんが近づいてきた。
手に調査票を持ち、なにやらアンケートをとっている人っぽい。
「すみません、ご協力願えますか?」
「え? 私は外国人ですよ」
「いえいえOKです、すぐ終わりますから」
なにやら急いだ感じだったので大丈夫かいなと思ったが、おじさんは構わず質問してきた。
「車は持っていますか?」
「いいえ」
「またまたぁ~、本当は持っているでしょう?」
「本当に持っていませんよ」
「じゃあ、どこの車が欲しいですか?」
「いえ、別にありません」
そんな、車なんて持ってないよー。
また、おじさんが言った。
「仕事先は?」
「会社名ということですか?」
「はい」
「私は留学生です」
「えっ? そ、そうですか・・・あっ、あはは~、ありがとうございました」
そう答えると、おじさんは私の答えを書いていたアンケートをくしゃくしゃとたたんでしまった。
なんだよー。
だから最初に外国人だって言ったじゃんよー。
まあ、おじさんにとっては外国人でも良かったんだろうが、留学生じゃだめだったんだろうな。
きっと、私くらいの年齢だったら間違いなく会社員だと思ったんだろうなぁ。