竹下通り

竹下通りを、端から端まで歩いた。
十代の女の子がいっぱい。
髪の毛も、みんな茶色いなぁ。
私が初めて竹下通りを歩いたのは、修学旅行のときだった。
女友達と一緒に、はぐれないように一生懸命歩いたっけ。
あのとき入った喫茶店は、もうなかった。
そりゃ、もうないよね。
こんなに時が経っているんだもの。
街は変わって当たり前だよね。
でも、竹下通りに「変わらないもの」を思いついた。
それは、「竹下通りが常に変わり続けている」ということだ。