この後,たまたま出会った鳥友人に聞くと,今季もいたらしい。
クロサギは,光の加減や背景で,濃淡が変わって見えるが,気のせいか,今季の個体は,昨季の個体より黒っぽく感じる。
同じ個体である可能性が高いと思われるが,クロサギの黒色タイプって,成長するにつれ,色が変わっていくのだろうか。
喉が白いのは同じ。
潮溜りに取り残された魚を食べていた。
この場所は,ブロックの下に水面があるので,魚を捕るのも大変。
こんなに苦労しても,見ている間の捕獲確率は,5割を切っていたかも。
魚を飲み込んだとき,喉の白が目立った。
干潮時にここに来て,魚を捕っているようなので,今季,これまで出会えなかったのは,潮が満ちた時間帯に行っていたせいかもしれない。
ここは,この時期,潮が引くと,ワカメやメカブが打ち上げられるので,それを拾いに来る人たちで賑わう所。
そういう所なので,ある程度,人を見慣れていたようで,じっとしていると,かなり近くまで寄ってきてくれた。
心臓がバクバクになるくらい。
ワカメ採りの人たちの近くまで行くと,飛ぶが,
また,戻ってくる。
それを2〜3回繰り返した後,飛んで,陰の見えない方に行ってしまった。
しばらくすると戻ってくるかと思い,ひと回りしてきたら,ワカメ採りに人たちが増えて,クロサギが入り込む隙間がなくなっていた。
パラグライダーも飛び始めたので,お終いにする。
それにしても,左足に巻き付いたこの釣り糸。
これから悪さをしなければ良いのだけれど。
季ごとに,海鳥の釣糸被害を目にするのだが,何とかならないものか。
(2025/03/15 クロサギ)
きれいな鳥ですね。クロサギの黒色タイプとありましたが、黒以外のクロサギもいるのですか?
餌を、さかさまになるくらいの姿勢で取らなければならないなんて、ご苦労様ですよね。
足の釣り糸は心配です。飛び立つところの写真にも写るほどで、涙が出ました。
おはようございます。
名前はクロサギなんですが,沖縄などに白いクロサギもいるようです。白でも目立たないような,白っぽい環境なんでしょうか?
沖縄には行ったことがないので,私は見たことがありません。
ほかの白いサギとの識別が楽しそうです。
本文にも書きましたが,釣り糸の被害を受けた鳥は,たまに見かけます。この子は足首でしたが,体に絡まってしまい,必死に取ろうとする姿を見ることもあります。釣り糸は丈夫ですから,鳥の力では取れません。
この子も,何かに止まったとき,この釣り糸が引っかかってしまえば,外すことがむずかしいかもしれません。僥倖を祈るしかないです。