あまもりのなんやかんや

しがらみから離れてたまには身近な自然と親しみたい

京都の納涼床

2015年08月02日 | おでかけ

(旧暦6/18 大安 戌 月齢17.1)(大阪の日の出05:08 日の入り19:00) 

京都人の知人夫妻に納涼床(のうりょうゆか)に連れて行ってもらいました。
「床(ゆか)」は初めてで、美味しい懐石料理を楽しみました。(8/1夕方)


↑床から鴨川を望む(東方面)

床(ゆか)とは、川沿いにある各料亭が川がわに櫓を組んで床を作りそこを座敷にして飲食しながら夏の夜を涼もうという夏の京都の風物詩のひとつ。

床の外からの風景を撮らなかったのでwikiの画像を紹介↓
(このブログに戻る時はブラウザの左上にあるで戻ってください)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Noryo_yuka_by_w00kie_in_Kyoto.jpg

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Noryo-yuka_2_at_a_Starbucks_by_MShades_in_Kyoto.jpg

こんな感じです。

鴨川沿いにある床は「ゆか」と呼び、貴船や高雄地域では川床(かわどこ)と呼ぶと京都人に教えてもらいました。
また「ゆか」は鴨川沿いではなく高瀬川沿いだとも教えてもらいました。床の下を覗いてみると細い川があり、これが高瀬川であるとのこと。
鴨川沿いじゃなかったんだ。地元の人ならではの知識に触れました。
(高瀬川ではなく、みそそぎ川でした。以下のキャプションも同様)


↑鴨川の手前(左側)に高瀬川(みそそぎ川)がわずかに見える


高瀬川(みそそぎ川)の上に床が張り出している


↑島原太夫登場!


↑とっても明るくて綺麗な島原太夫でした

それぞれの客席にまんべんなく回って話に花を咲かせていました。
この日はとてもとても蒸し暑い日でした。
京都の最高気温は38.5℃、湿度66%。
(ちなみにこの日(8/1)の日本の最高気温は岐阜県多治見市の39.9℃)
厚い着物にカツラ。さぞかし暑かろうに笑顔を絶やさない太夫でした。
さすがっ!

※島原は京都の花街のひとつ。
   島原太夫とはその花街で芸や舞で客を接待する芸妓さんのこと。
   太夫はその芸妓さんの最高位。


↑床から見たまんまるいお月さま

この月、実は満月ではなく月齢は16.1。
満月は一日前の7月31日でした。
先月(7月)は、ひと月に2回も「満月」があったらしい。(2日と31日)
ちなみに月は約30日で満ちかけすると言われているが正しくは29.5日で、このため今年の7月のように満月がひと月に2回巡ってくる月が数年に1度あることを今回初めて知った。次回は2018年の1月という。
ちなみにひと月に2回満月がある月を「ブルームーン」と呼ぶらしいが、
月がいつもより青いということはないらしい。
西洋の言い伝えにちなむ呼び名だとか。

「らしい」や「とか」という言葉を余り使いたくないのですが、この「ブルームーン」については詳しいことは分かりません。

※本文訂正(2015/08/06)
本文中、納涼床は「高瀬川」沿いであると書きましたが、
正しくは「みそそぎ川」沿いでした。
詳しくは下記のサイトをご覧下さい。
(このブログに戻る時はブラウザ左上の「戻る矢印」でお戻りください)
http://waterside.fc2web.com/k8.html
http://agua.jpn.org/yodo/katura/misosogi.html 


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16 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
川床料理 (あまもりさんへ)
2015-08-02 20:21:06
こんばんわ
毎日本当にあついですね。
京都の川床料理は聞いたことあります。
でもそこに島原太夫という花街で芸や舞で客を接待する芸妓さんがいることは知りませんでした。お金持ちの人がする遊びですね。
お月様がよく撮れていますね。

先月はありがとうございました。あまもりさんには今までに何度も教えていただきました。

主人が5月に亡くなりました。
でも5年もの間しゃべることはありませんでした。年齢的にも平均寿命を生きられたので
よかったです。私と11歳離れています。

返信する
懐かしい人に会ったような、、 (verdavojeto)
2015-08-02 20:28:57
いや、島原大夫じゃなく、あまもりさん。
お久しぶりです。
今回の記事、知らないことばかりで、勉強になりました。
日本の暑さをこちらで先日体験しましたよ。二三日で済むから良いのですが。
返信する
おはようございます (ポージィ)
2015-08-03 09:31:34
おあつうございます!
京都の納涼床はTVで紹介されるのを見たことがあります。
地域によっていろいろな呼び方があるのですね。
そこでプロフェッショナルな会席料理と島原太夫のおもてなしを堪能されて、
素適なご体験でしたね♪
この装束で暑そうなそぶりも見せずに終始笑顔の太夫には頭が下がります。
川面を吹き抜ける風は、冬はたまらなく冷たいものでしょうけれど、
夏には涼を運んで… くれましたか?
そのお席から見上げられたた月餅のようなお月様。
こちらもプロフェッショナルなおもてなしという感じですね。
返信する
おみやさんへ (あまもり)
2015-08-03 10:02:27
高山植物を愛された旦那様とよく登山もされていたことブログで拝見していました。
沢山の思い出をおみやさんに残されたのですね。
ブログを復活された時、これほど嬉しいことはなかったです。
そうそう「スプリング・エフェメラル」という素敵な言葉もおみやさんに教えていただきましたね。
神戸の六甲森林植物園で初めて見たフクジュソウやユキワリソウ、ユキワリイチゲを見た時、「スプリング・エフェメラル」のネーミングの素晴らしさを知りました。
これみんなおみやさんのお陰です。感謝しています。
ブログのことで私にお手伝いできることならいつでも仰ってくださいね。

お会いした島原太夫はこの床を経営している料亭で契約している方です。
契約で決められた日に来られるようです。
この日はその日でラッキーでした。
とても気さくで教養もあり、どんな話にも応じてくださいました。
返信する
verdavojetoさんへ (あまもり)
2015-08-03 10:02:50
ほんとお久し振りで(^^ゞ
せめてひと月に2回ぐらいは更新しなければ、その内皆さんに見放されそうです。
日本に来られていたのですか。
2、3日であっても、この蒸し暑い日本での滞在はつらかったでしょうね。
私はこの猛暑が続く間はあまり外に出ませんが、それでも出なければいけない場合は出来る限り外に居る時間を短くしています。
日本の夏は年々過ごしにくくなっていると思います。エアコン無しでは過ごせません。
返信する
ポージィさんへ (あまもり)
2015-08-03 10:05:35
ご無沙汰しておりやす。
大阪の夏も暑いですが、京都の夏は大阪より上回る気がします。
納涼・・・のはずなのに 
川面を吹き抜ける風は・・・感じませんでした。
風はソヨと・・・は吹いたかなぁ、ほんとソヨだけで納涼にはほど遠い。
床より中の座敷のほうがエアコンが効いて涼しかったと思います。
なのにこの島原太夫の爽やかな笑顔。プロフェッショナルでした。
太夫がおもてなしをしてくれる日でラッキーでした。

まさか満月(じゃなかったけれど)を床から見上げられるとは思ってなかったです。
料理とビール、太夫と満月(じゃなかったけれど)、そして床に誘ってくれた知人夫妻のおもてなしにほろ酔い気分も最高。いい夜でした。
返信する
あまもりさん、こんにちは (polo181)
2015-08-03 12:25:30
大変ご無沙汰しました。やっぱり年をとるとわがままになりますね。これまでは、こんなに長い
ほったらかしは、なんだか罪悪感があって、しぶしぶ取材にでかけたものだけれど、
今回は悠然と家で涼んでいました。相変わらず、あまもりさんは、きっちりした文章で、
内容が濃いですね。私も床料理と言えば鴨川と思っていました。もう一本川があったなんて!
全くしませんでした。昨日たまたま孫の婚約式があって、160年続く料理屋で懐石を
頂きました。京料理とはまるで違っていました。あれはどうやら、創作料理だと思います。
美味しかったですよ。京は、目で見て食べますね。昨日のは、口に入れて美味しかった。
そんな料理でした。ブルームーンの話はしりませんでした。実際にブルーに色づく方は知っておりましたが。
今後ともよろしくね。
返信する
催行の夏ですね (花ぐるま)
2015-08-03 14:46:33
暑中お見舞い申し上げます

この暑さ、どうにかならへんの?
床料理でも頂いて暑さ凌ぎ・・・
なかなか値の張る贅沢です

島原太夫さんまで登場されて、あまもりさんの口がほころんでる…
そんな様子がうかがえます

私はこのところ調子が悪く
つい先日20日ほど前に大動脈弁置換手術を受けましたので、今はちょっと静かに沈黙しています
心臓の手術って受けるまではドキドキでした
返信する
polo181さんへ (あまもり)
2015-08-04 14:18:11
いえいえpoloさんより私のほうがかなりサボっています。
みなさんのブログへの訪問も怠っていますので申し訳なく思っています。

鴨川そばのもう1本の川・・・なのですが、
調べ直しましたら、これが「高瀬川」ではなく正しくは「みそそぎ川」でした。
申し訳ありませんでした。
床はみそそぎ川に沿って組まれていたのでした。
高瀬川は春の桜並木で有名なところで木屋町沿いに流れている川ですよね。私も数年前に行ってブログでも記事にしていました。あの高瀬川が四条大橋辺りから鴨川に沿って流れ込んでいるのかとも思ったのですが、間違いでした。
高瀬川の川水は鴨川の西側に併走して流れる「みそそぎ川」より取水し(二条辺りで)、五条大橋を過ぎたあたりで鴨川に合流しているらしいですね。
一方、みそぞぎ川は鴨川から取水し途中で高瀬川に分水。本流はそのまままっすぐ流れ、五条大橋を過ぎてからこの川も鴨川に合流します。
高瀬川もみそそぎ川も人工開削された川で、この2つの川は途中で分岐しているものの同じ高瀬川と見る京都人が多いようです。
でも正しくは高瀬川ではなく、みそそぎ川でしたので、ここで訂正いたします。本文でも後で訂正分を入れますのでよろしくお願いします。

床で戴いた懐石料理は美味しかったですが、正式な京懐石料理を知りませんので比較できません。申し訳ないです。
月はめったに見あげることはないのですが、満月前後の月は赤銅色なるのが多いように思えます。ブルームーン、この目で見たことがあるのかどうか記憶にないのですが、機会があればぜひとも写真を撮ってみたいです。(出来映えはカメラ次第ですが・・・)
返信する
花ぐるまさんへ (あまもり)
2015-08-04 14:20:46
えーっ、手術されたのですか。
入院されていたことも知らず、ごめんなさい。
心臓の手術ってまたたいへんな手術をされたんですね。
どうかご無理をされませんように。

納涼床はちっとも涼しくなかったですが、珍しい体験と料理とお酒に舞い上がってしまいました。たまには大阪の外に出るのもいいものだ、なんて思いました。

上記の納涼床が高瀬川沿いではなく、「みそそぎ川」沿いでした。のちほど本文に訂正を入れます。申し訳ありませんでした。
返信する

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