あまもりのなんやかんや

しがらみから離れてたまには身近な自然と親しみたい

昆陽池その4

2008年02月18日 | 昆陽池
◆コクガン◆
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↑【画像は3枚組です。マウスオンで2枚目、ワンクリックで3枚目が出ます】
(1)飛んできたパンくずを狙う鳥の中に一際大きな鳥が・・・
(2)黒い首筋の両脇に白い筋が一本。これが結構目立つ。お洒落でしょ
(3)お尻フリフリ行ったり来たり。おっとりしているのでエサは他の鳥に横取りされてばかり

ガン(雁)を間近で見たのは初めてです。もちろんコクガンに出会ったのも初めて。
オナガガモより二回りほど大きいでしょうか。それでもガンの仲間では小振りらしい。
ユーラシア大陸や北アメリカで繁殖し、日本には冬鳥として渡ってくるとか。

◆ミコアイサ◆

↑【画像は1枚です】
日本列島の森が見える池の真ん中辺りで何かが泳いでいます。
肉眼では分からないので双眼鏡で覗いてみました。

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↑【画像は3枚組です。マウスオンで2枚目、ワンクリックで3枚目が出ます】
(1)ミコアイサです
(2)1枚目をトリミングしたもの
(3)これで分かりますか。パンダガモとも言われ、顔はまさしくパンダ

帰りがけにようやくミコアイサに出会えました。
余りにも遠くて3枚目の画像が精一杯の大きさです。
(期待させた割には小さな写真でかんにんです)
ミコアイサは野鳥観察橋の給餌場にも寄りつかず、人を避けるように遠くで泳いでいました。10羽近く居たでしょうか。
白いパンダがオス、茶色っぽいのはメスだとバズーカ砲の方が教えてくれました。

◆帰り道◆
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↑【画像は3枚組です。マウスオンで2枚目、ワンクリックで3枚目が出ます】
(1)水鳥以外にも野鳥がいっぱい。
(2)小鳥の声が聞こえるので見あげてみても姿は見えず(何の木でしょ)
(3)横の竹林を覗いてみても見あたらず

ミコアイサを教えてくれた鳥専さんが貯水池の方へ行けばカワセミも居るよと。
反対側だったので、あきらめて帰路につきました。


↑阪急伊丹駅へ行くバスを待っていた間に見た夕日【画像は1枚です】

以上で昆陽池シリーズを終わります。
見てくださった皆様ありがとうございました。

ところで、「昆陽池その2」の最後に載せました白鳥の若鳥ですが、
コブハクチョウの子供ではなく、
クチバシの模様から「コハクチョウ」であることが判明しました。
福島の「あぶくま親水公園」のコハクチョウの幼鳥をUPしてくださったpolo181さん、
ご助言も含めて本当にありがとうございました。
心からお礼を申しあげます。
ひとりぼっちで泳いでいたので寂しげでしたが、正真正銘のひとりぼっちだったのですね。
親鳥とはぐれて親を捜しながら昆陽池に迷い込んだのでしょうか。
昆陽池のコブハクチョウは留鳥なので北帰行をしない。
この迷子のコハクチョウはうまく北へ飛び立てるのかと心配もしましたが、
polo181さんの「飛べない白鳥」の記事を読んで一羽でも北帰行ができることを知りました。
(polo181さん、承諾もなくリンクを貼らせていただきました。ご容赦ください)
次に昆陽池に行けるのはいつか分かりませんが、
迷子のコハクチョウが北へ旅立っていることを祈るばかりです。
コメント (32)
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昆陽池その3

2008年02月16日 | 昆陽池
【画像は全て3枚組です。マウスオンで2枚目が、ワンクリックで3枚目が出ます】

◆発信器を付けたオナガガモのメス◆
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(1)あれ?あのカモの背中に変なものが・・・
(2)発信器のようです
(3)「東大・生物多様性 81-3-5841-7541」と読める

東大とは、あの東京大学のこと? それともどこかの地名?
渡り鳥の追跡調査のために付けられた発信器のようです。
重くないのかなぁ。当の本人(鳥)はあまり気にしている風でもなかったけど。
でも恋の季節に、これでは彼氏も寄ってこないのではないかといらぬ心配。
アンテナをもっと短くして本体ももっと小さくならないものかと。
目立ちすぎです。
【追記】
発信器に書かれていた「生物多様性」とは種、遺伝的、生態系等の多様性を調査し研究することのようで、今、生態学で盛んに使われている言葉のようです。
この発信器は、主としてオナガガモの繁殖や生態を調査しているのだと思います。
生体実験のターゲットにされているようで、何も知らないこのカモが可哀想です。


◆カワウの営巣◆
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(1)池の向こうに森が見えますね。これは例の日本列島の一部です
(2)少しズームイン。白っぽい木が並んでいる。カワウのフンで白くなった木々
(3)遠すぎてこれで精一杯。カワウが沢山留まっているのが見えますか。巣もありますね

カワウは昆陽池にとっては新参者。最初数羽だけだったのがあっという間に増えたとか。
日本列島の池に面した一部の木々はカワウに占領され、木はフンで真っ白。
魚がすぐに見つけられる島のふちの木々に棲み着くとは頭がいい。
この日本列島は他の野鳥の営巣地でもあるので、
増えすぎて困るのは分からないでもないですがカワウにも優しい昆陽池であってほしい。
これは見学するだけの責任のない立場での身勝手な言い方かもしれませんが。
カワウは新鮮な魚しか食べないグルメなので給餌場である野鳥観察橋には近づきません。
カワウのアップは撮れませんでした。

◆昆陽池のヌートリア◆
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(1)観光客からエサを貰っていたヌーちゃん
(2)両手でお菓子を食べている。後ろ足には水かきがあったことを初めて知った。
(3)コブハクチョウとエサを取り合うヌーちゃん。白鳥の勝ち~

神崎川でもお馴染みのヌートリア。
日本の冬の寒さにもすっかり馴染んでここ昆陽池にも居ました。
神崎川と違って、かなり人慣れしたヌートリアです。
水草しか食べないと思っていたのにパンくずやお菓子も食べるとは。
食べるものは、白鳥やカモたちと似ているということですね。
ヌートリアの泳ぎが早いのは知ってますが、後ろ足の水かきを見て納得。
上のカワウと同様、昆陽池では呼ばれざる客ですが見学者には人気者でした。

◆給餌◆
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(1)午後3時。給餌の時間です
(2)アヒルにもちゃんとお食事が与えられていました。米ぬかでしょうか。
(3)食事後のアヒル。顔もクチバシも米ぬかだらけ。

午後の給餌を見ることができました。
あれだけ一般客からエサを貰っていても給餌にもわーっと集まってくる。
でも給餌はコブハクチョウが中心のようで、他のカモたちは遠巻きにして遠慮がち。
昆陽池に棲んでいるアヒルたちにも食事が与えられるようで、何だか嬉しくなりました。
マガモに似たアヒルはアオクビアヒルと言うのでしょうか。
アヒルはカモたちよりも一回りは大きいのですぐに分かります。

次回は「コクガン」と「ミコアイサ」の登場です。飽きずに見てくださいね。
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昆陽池その2

2008年02月14日 | 昆陽池

昆陽池(こやいけ)のコブハクチョウです。大きな白鳥です。
以下の赤文字は、伊丹市のウェブサイトからの流用です。
瘤白鳥。もともとヨーロッパから中央アジアの鳥で、世界各地の公園で飼育放養されている。伊丹市には、昭和39年春に山口県の常磐公園から10羽(オランダのロッテルダム産5羽とドイツのハンブルグ産5羽)譲り受け、現在、約40羽が昆陽池公園で自然放養されている。
今回は飛んでいるコブハクチョウを見ませんでしたが、上記のウェブサイトには飛翔するコブハクチョウの画像もあるので、羽は切らずにやはり自然放養されているようです。
上記のサイトに載っていたカワウを威嚇するコブハクチョウの画像が面白い。
ヒナも可愛い! 春にも行きたい昆陽池です。


↑白鳥の湖(湖じゃなくて池ですが)


↑でもこの足じゃバレーは踊れない・・・
コブハクチョウは意外に短足でデカ足でした。
水上バレーが専門なんだとコブハクチョウは言ってました(ウソつけ)。


↑羽を持ち上げて泳ぐのが特徴とか・・・
この様子を見た時は、羽を乾かしているのだと勘違いしました。
羽を閉じている状態はただ浮かんでいるだけということでしょうか。
羽を持ち上げずに動いているのも居たので、どちらも有りかもしれません。
やはり湖面でのバレーがお得意のようです。


↑二羽揃って仲良く友達の輪!
スワンしてますねぇ。


↑自分は見にくいアヒルの子じゃなくて白鳥だったんだ!
(アンデルセンの「見にくいアヒルの子」が白鳥と気づいたのはこれぐらいかもと
クチバシの付け根がまだ黒くなっていないので若鳥だと思います。
ヒナが生まれるのは春。
春から1年近くも経つこの時期にはもう成鳥になってますよね?
春生まれではなく、遅い夏にでも生まれたのかもしれません。
ひとりぼっちで泳いでいました。
気づいた限りでは若鳥はこの1羽だけでした。

【追記】
上記の白鳥の若鳥は、ひょっとするとコブハクチョウではないかもしれない。
コブハクチョウは目の下からクチバシまで黒いのが特徴的ですが、幼鳥の頃からも黒いようです。この若鳥のように白っぽくありません。
以下のサイトのコブハクチョウの幼鳥をご覧ください。
http://tgn.sakura.ne.jp/Htm/Ph006_2.html
http://azumino-ikou.cocolog-nifty.com/photos/swan/dsc03871.html
もしかするとコハクチョウかオオハクチョウの幼鳥が紛れ込んだのかもしれない。
そんなことはないのでしょうか。
一度伊丹のサイトにメールして確かめてもらったほうがいいのかも・・・
【追記2】
上の若鳥は目の下からクチバシにかけての模様から「コハクチョウ」の幼鳥に間違いないようです。polo181さんいろいろとありがとうございました。
このコハクチョウの幼鳥のことは「昆陽池その4」の最後に書きました。

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昆陽池その1

2008年02月12日 | 昆陽池
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伊丹空港(大阪国際空港)と宝塚仁川の阪神競馬場との中間に位置する「伊丹市立昆陽池(こやいけ)公園」の水鳥たちの紹介の第一弾です。
アルバム表紙はその昆陽池の航空写真です(Googleマップより)
何だか池の真ん中に日本列島らしき島がありますね。
これは地上からはその形が日本列島と分からない人工島です。
飛行機の上から見下ろして初めて日本列島の形がわかるように作られています。
離陸してすぐに見える仕掛けになっているらしい。
何のために?
さぁ? 伊丹空港との謀(はかりごと)か、ナスカの地上絵のマネか
もし、伊丹空港から飛行機を乗ることがあれば一度ご覧あれ。
また、この日本列島の形をした人工島は野鳥たちの営巣地になっているらしく、この島に入ることはできません。まさに地上からは幻の日本列島です。

昆陽池(こやいけ)にはコブハクチョウがいます。
野生ではなく飼われているコブハクチョウです。
春になると子供連れの親子も見られるということです。
コブハクチョウ以外にも数え切れないほどの水鳥もいます。
渡ってくる水鳥の数が一番多くなるこの時期、
期待に違わずかなり人慣れした水鳥たちが迎えてくれました。
でもアルバム上記(4)のコガモは賑やかな場所には近づかずに池の端っこでひっそりと泳いでいました。遠い。15倍ズームで何とか撮れました。
コガモはその名の通り他のカモに比べて一回りは小さいカモでした。
そのコガモと一緒に居たマガモのメスによく似たカモ〔アルバム上段の(5)、(6)〕。
「オカヨシガモ」じゃないかと思ったのですが、自信はありません。

コブハクチョウが羽を乾かしている姿。
発信器を付けたオナガガモの雌。
人に近づかないカワウとその営巣している木々。
これまた決して人に近づかないミコアイサ。
初めて見たコクガン。
なぜこんなところにと思ったヌートリア。
撮った写真はヘタでも何でも恥を顧みず紹介したいタチなので順々にUPしていきます。
飽きずにご覧くださいね。

アルバム(5)、(6)はやはりオカヨシガモのようです。
図鑑を参照してくださった横浜のおーちゃんありがとうございました。
コメント (26)
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