あまもりのなんやかんや

しがらみから離れてたまには身近な自然と親しみたい

一枝の桃

2008年04月03日 | ゴミ溜めの花

真っ赤に咲き乱れたボケの花とその中心にあるばっさり切られた桃の木。
見るたびに寂しい思いをしながら毎朝通り過ぎていた。
あれから1ヶ月近く経った一昨日の朝(4/1)。
紅いボケの中に何やら白っぽい花が見える!
しかしその日は止まることができず通り過ぎざるをえなかった。
翌日の朝(4/2)、期待を抱きながら脇道にバイクを止めて確かめる。
短く切られた幹の下から斜めに伸びた細い枝。
その枝に二輪の可愛い花が咲いている。蕾も5~6個付いていた。
翌朝(4/3)もバイクを止めて桃の花を確かめる。花は5輪に増えていた。
今日は写真に撮ってあげた。

↑真っ赤なボケに混じって咲き出した桃の花(4/3撮影)

↑4/2は二輪、翌日の4/3は五輪咲いた
↑2年前に初めて見た時と同じような可愛い花

たった一枝でも花を咲かせてくれたことが嬉しい。
根っこが残っている限り季節が巡ってくると花を咲かせ実をつける。
植物のたくましさを見る思いがした。
来年も伸びた枝は切られるかもしれない。
でも少しでもいいからこれからも花を咲かせてほしい。


↑細い桃の枝を見守るように咲き乱れる木瓜の花

コメント (26)
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切られてしまった桃の木

2008年03月07日 | ゴミ溜めの花
【画像は全て3枚組です。マウスオンで2枚目が、ワンクリックで3枚目が出ます】
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↑ゴミ溜めで自生する桃とボケ(3/1撮影)
(1)切られてしまった桃の木(細い枝はボケの木)
(2)桃の木の少し後ろのボケの木も切られていたが蕾をいっぱい付けている
(3)ボケの蕾。開くまであとどれくらい?

淀川べりの車道脇沿いにある廃工場跡の前で、
真っ赤なボケの花とピンクの桃の花を見つけたのは2年前。
去年はむごい切られ方をされながら、それでも可憐な花を咲かせた桃の木。
しかし、ここまでばっさり切られては今年の花は望めない。
同じ場所にあるボケも同じように切られていたが、
逞しく枝を伸ばし、いつものように真っ赤な蕾を付けていた。
今年も燃えるような色で咲いてくれるだろう。
でも・・・あの可憐な桃の花との競演は見られない。
どこの桃園の桃の花より美しいと思っていたのに。
(カテゴリの「ゴミ溜めの花」をクリックしていただければ、去年と一昨年の様子と、ゴミ溜めと呼ぶその理由もお分かりいただけると思います)

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↑これは我が家のボケです(3/2撮影)
(1)小さなボケの鉢植え
(2)この写し方なら大きな木に見える、かな?
(3)開くまで2ヶ月かかった

淀川で哀れな桃とボケの蕾を見た翌日の日曜日、
我が家のボケ姫がお待たせ~とばかりにぽっと開きました。
去年の開花より遅れること1ヶ月。
正月明けにニキビのような蕾を見つけてから2ヶ月。
今年は蕾の期間が長かったね~。寒かったからね~。
2月29日辺りから急に暖かくなったので、蕾はどんどん膨らみ始める。正直だなぁ。
淀川べりのゴミ溜めのボケちゃんは、あと10日もすれば開くかなぁ。
花を咲かすことができない桃の木の思いもこめて綺麗に撮ってあげたいな。
コメント (30)
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今年も咲きました

2007年03月31日 | ゴミ溜めの花


↑野生の桃の今朝(3/31)の様子
(下からすくい上げるように撮ったので背が高く見えますが2mもない木です)
無惨な折られ方をされて心配していた淀川堤防沿いの桃の木です。
植物の生きる力には感動を覚えますほんと。


↑去年と同じように美しい花姿


↑6日前の様子
10日ほど前から蕾が色づき花びらが顔を出し始めました。
ん?この顔、何かに似てる・・・

去年撮った桃の実の赤ちゃんとそっくりだったことを思い出し並べてみました。
同じ顔をしています。

手入れをされた桃園の桃も、このゴミ溜めに咲く桃も美しさに変わりはありません。
ドライバーがここを小さな桃源郷だと見てくれたらゴミも減るのになぁ。
来年もこの桃の木とボケの木が残っていてくれますように。

大阪も桜(ソメイヨシノ)が咲き始めました。
明日の日曜日はまだちょっと寂しいかな。来週の土日が見頃だと思います。
今年はどこへ花見に行こうか。例年通り吹田の万博公園か、それとも大阪城公園か、少し目先を変えて京都の醍醐の桜もいいかな。秀吉気分で(笑)

この「ゴミ溜めの花」をカテゴリに独立させました。
来年もこの桃たちが存在するかどうかわかりませんが、ここに記録として残しておきたいと。去年のも見たいという奇特な方はカテゴリの「ゴミ溜めの花」をクリックGo。
(カテゴリを変えるとマウスオーバーが無効に。過去分はgooがセキュリティ強化する前の分だったことに気付くも後の祭り。マウスオンタグの再作成のはめに。参った

コメント (34)
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野生のボケと桃の運命

2007年02月21日 | ゴミ溜めの花

 
↑淀川沿いの車道脇の野生のボケ(2/19撮影)

このところの大阪は2月と思えないほどのポカポカ陽気が続いています。
去年の4月に、淀川沿いの車道脇の「ゴミ溜めの花」として紹介したボケの花も咲き始めました。蕾をいっぱいつけていますから、信号待ちのドライバーの目を楽しませてくれることでしょう。
でも信号待ちする車の窓から、相変わらず投げ捨てられる空き缶やゴミの入ったポリ袋で辺りはまるでゴミ溜めのようです。特に火のついたタバコの吸い殻は投げないで欲しい。枯れ草に燃え移ったらどうするのかと。
ボケの次は桃の花も咲くんですよここは。花を愛でてほしいと切実な願い。
そうです。このゴミ溜めのような車道脇のわずかな空き地にボケと桃の木が自生しているのです。夏になると周りにオシロイバナも咲き乱れ自然の花園となるところです。


↑ちょっとひいて写してみました(ゴミはできるだけ避けて)

赤い蕾を付けたボケの周りに少し幹の太い木が見えますね。これが桃の木です。
ゴミ溜めの花として紹介したのが、このボケと桃でした。
ここにどうしてボケと桃が自生したのか理由はわかりませんが、一緒に生えています。
去年、美しい花を咲かせ、可愛い桃の実をいっぱい付けました。
でも・・・今年も花を咲かすのかちょっと心配です。


↑折られた木1(上の全体画像の右側の木の上あたり 2/19撮影)

↑折られた木2(全体画像の左側の木の下あたり 2/19撮影)

去年の秋の終わり頃、淀川堤防の草刈りの後、気づいたらこうなっていました。
国交省の下請け業者の仕業か、それとも廃工場関係者かわかりませんが、ちょっとひどい折り方です。何か鋸のようなもので切って途中から押し倒して折ったような感じです。伸びた枝も乱暴にはらわれていました。近くにある丸い白っぽい実を鈴なりにつけた名の知らない背の高い木もこのような切り方で、枯れたようになっています。
ちょっとひどいよ! もう少しやりかたがあるんじゃないの!
どうせ切るなら根元からすっぱりと切ってやってくれ~!

 
↑折られた木の先に出ていた花芽(右はトリミング)

切られて折られて、倒れかかっている木の先に花芽が出ていました。
生きている!
幹にかろうじて繋がっている木は生きていたのでした。
赤い若枝も出て、その枝に花芽を見つけた時、思わず泣きそうになりました。


↑無傷だった桃の木の若枝と花芽(2/19撮影)

色も艶も、無傷の桃の若枝と比べるとかなり色あせていますが、無事に花を咲かせることができますように、とただただ祈るばかりです。


↑去年の桃の実の最後の姿(2/19撮影)

足下には去年いっぱいつけた桃の実があちらこちらに落ちていました。
大きさは、去年「赤ちゃん桃」で紹介した時からほとんど大きくなりませんでした。
細い幹にたくさんの実が付いたので、栄養が廻らなかったのだと思います。
種の大きさは通常の桃の種と変わらないので、果肉がほとんどなかったということですね。これでは野鳥たちも食べられなかったでしょう。

今年も去年のように、赤いボケの花と、ピンクの桃の花の饗宴が見たい。

コメント (43)
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赤ちゃん桃

2006年05月14日 | ゴミ溜めの花
淀川堤防沿いの「ゴミ溜めの花」で野生の桃の花を紹介しましたが、覚えていらっしゃいますか?
あの可愛い桃の花に実が生りました。ご覧ください。
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↑桃の実【ロールオーバー】
4、5日前、通勤途中で、いつも目にする野生化した木瓜と桃の細い木。
その桃の木に実が生っているのに気づきました。
大きさは1.5センチ~2センチほど。赤ちゃん桃ですね。可愛い
皆さんがおっしゃったように、実が生りましたねぇ。
ゴミ溜めの木瓜の花をUPしたのが3月24日。
それから10日ほど過ぎた頃に赤い木瓜の花に絡むように桃の花が開花。
その桃の花をUPしたのが4月4日でした。
そしてその桃の花が、1ヶ月ほど経ってこんな可愛い実を付けたのです。
この桃の実が食べられるほどに育つのは夏でしょうか。
その頃に・・・ヨダレが出てきます。
でもそれまでに野鳥に持っていかれそうな気もします。
それならそれで野生の桃なんですから、野生の鳥の餌になるのもやむを得ない。
細い木に数え切れないほどの実が生っていたんですが、ひとつぐらい大きく育つでしょうか。
木瓜のほうは、ポチッ、ポチッと赤い花がまだ咲いていましたが、桃の葉と木瓜の葉が茂っていて目立ちません。
木瓜の実のほうも探しましたが、実は生っていないようでした。
街中に生る持ち主のない野生の桃の実、不思議な感じ。
ここは狭い小さな小さな桃源郷です(笑)
コメント (24)
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