バイブルランドin福井

安田由久が驚くべき聖書の世界をご案内します

ハビヤンの日本教 02 恐るべき日本教に取り込まれていく日本教キリスト派の末路&新年所感04

2024-01-04 04:00:00 | 日本教から脱出するにはどうするのか
先回(12/15)に明治政府はキリスト教の霊的復興(リバイバル)を恐れて、

400年前のハビヤンの書いた「破提宇子」を再び発行したことを書きました。

それは外来思想(特にキリスト教)の武装として、

天皇を神とする体制を整えるためでした。

そのために教育勅語を発令したわけですが、

この動きに抵抗したのは、明治のキリスト教指導者の中では極めて少数で、

その一人に内村鑑三がいました。

彼はその抵抗(不敬事件)をしたことで、一高教授を追われる身となり、

やむを得ず始めた文筆活動を開始し、

その結果として、無教会を創設するに至ります。

内村が学んだ札幌農学校(現・北大)同窓生だった新渡戸稲造たちは、

不敬事件になった時、「内村は何というバカなことをしたのだ」

と同窓会で語ったといいますが、

すでに明治政府の創設したすべての国立大学は、

天皇を神とする日本教を叩き込んでいました。

そして抵抗したはずの内村鑑三が起こした無教会の後継者たちは、

何と皮肉なことにほとんど東京帝国大学卒業生でした。

その卒業生のトップクラスであった南原茂、矢内原忠雄なども残念ながら、

見事に日本教の枠に取り込まれていきました。

また、日本のキリスト教会は太平洋戦争が勃発して、

戦争協力を積極的に行い、全教会挙げて、日本教に参画し、

遂にはクリスチャンならば、絶対、犯してはならない、

教会の礼拝堂に天皇を祭ることだけではなく、

神棚まで置くという酷い状態となります。

この当時の、キリスト教会のトップは賀川豊彦(注・01)でしたが、

彼の伝記を読みますと、ノーベル平和賞候補になったほどの優れた人物が、

なぜ朝鮮半島のキリスト者への日本帝国・朝鮮総督府の大迫害を無視し、

戦争協力したのか知ることができます。

その理由は、ハビヤンと同じく日本教徒だったことが明白なのです。

さて、今日の日本に引き戻しますと日本教はどうなのでしょうか。

昨年、12月27日のブログで「日本国民を完璧にバカにしきった安倍政権、

10年間の独裁政権がもたらした数えきれない罪悪の連鎖」と題して、

こう書きました。


安倍というペテン師に操られた超ドあほ国民となり果て、

最貧国ニッポンになって、世界中の物笑いになっている

この「超ドあほ国民」の中に日本のキリスト教会と全クリスチャンが

その範疇にあるということなのです。

ゆえにまず「超ドあほ国民」であることに目覚めて、

全国のクリスチャン全員が、世界を変革する

キリスト教のダイナミックさを求めるパッション(熱情)が

自分の内に、そして教会に沸き起こるよう、

本当に悔い改めて、変革を求め、断食して祈らなければなりません。

私たちがもしも教会に行っている動機が、

自分の問題だけが解決されるだけを求めているならば、

神の裁きは、まず教会の上に下されることでしょう。

私たちは、時代を変革していく霊的復興(リバイバル)を

真剣に祈っていきましょう。

すでに戦後、78年間に日本教の創始者であるハビヤンが残した

キリスト教骨抜き作戦はみごとに大成功しているのです。

その結果は日本のキリスト教の衰退と消滅が待っています。

このことを憂い、その滅亡への道を止められる、

心あるクリスチャンがまだ日本に残っておられるならば、

如何にして日本教から脱出できるか、

2024年、真剣に断食して、祈っていただきたいのです。

私は日本にこのような祈りの勇士が残されていると信じて、

7年間、続けていますブログ「バイブルランドin福井」を

今後も継続して投稿し、日本のリバイバルを祈っていきたいと思います。


賀川豊彦(注・01)
1888年(明治21年)7月10日 - 1960年(昭和35年)4月23日)は、大正・昭和期のキリスト教社会運動家・社会改良家。戦前日本の労働運動、農民運動、無産政党運動、生活協同組合運動、協同組合保険(共済)運動において、重要な役割を担った人物。日本農民組合創設者。「イエス団」創始者。キリスト教における博愛の精神を実践した「貧民街の聖者」として日本以上に世界的な知名度が高く、戦前は現代の「三大聖人」として「カガワ、ガンジー、シュヴァイツァー」と称された。(ウィキ)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする