バイブルランドin福井

安田由久が驚くべき聖書の世界をご案内します

神の義 07 大胆に罪を犯せ、されども一層、強く信ぜよ&新年所感02

2024-01-02 04:00:00 | ローマ人への手紙を読み解く
ローマ人への手紙
3:4 絶対にそんなことはありません。

たとい、すべての人を偽り者としても、神は真実な方であるとすべきです。

それは、「あなたが、そのみことばによって正しいとされ、さばかれるときに

は勝利を得られるため。」と書いてあるとおりです。

3:5 しかし、わたしたちの不義が神の義を明らかにするとしたら、

それに対して何と言うべきでしょう。人間の論法に従って言いますが、

怒りを発する神は正しくないのですか。

 3:6 決してそうではない。もしそうだとしたら、

どうして神は世をお裁きになることができましょう。

 3:7 またもし、わたしの偽りによって神の真実がいっそう明らかにされて、

神の栄光となるのであれば、なぜ、わたしはなおも罪人として

裁かれねばならないのでしょう。

 3:8 それに、もしそうであれば、「善が生じるために悪をしよう」

とも言えるのではないでしょうか。

わたしたちがこう主張していると中傷する人々がいますが、

こういう者たちが罰を受けるのは当然です。

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私はこれまでローマ人への手紙を理解するために、

内村鑑三の名著「ロマ書講義」や信仰の師であった高橋三郎、関根正雄の

ロマ書注解書を何度も読んできました。

しかし、ある程度は理解していたのですが、

実は何も分かっていませんでした。

特に今回の箇所はその最たるものです。

関根氏の注解では、「日本のキリスト教の根本的な問題は、信仰のみ、

十字架のみで無律法に陥っていて、生活の中に少しも立っていない。

聖書の救いは戒めの下に立つことである」と書かれています。

しかし、戒めの下に立つことへの具体的な生活の適応は、

何も示されていませんでした。

無教会をはじめ日本の教会では、十戒の第四戒(安息日厳守)を

今もなお、平気で破られています。

私は無教会でも日本の教会でも「礼拝は命がけで厳守せよ」という

メッセージはほとんど聞いたことがありませんでした。

しかし、私は30年前、日本ではトップクラスの教会(インタナショナルチャーチ)

であった西原牧師から、

「いかなる病気など困難な状況が襲っても礼拝堂で死んでも厳守せよ」

と教えられました。

私はそれ以来、この言葉によって、

30年間、一度たりとも主日礼拝は休んだことがありません。

それまで25年間、在籍していた、無教会では

一度も聞いたことも教えられたこともないことでしたが、

その教会で教えられた、什一返金(注・01)も同様に厳守してきました。

そして、この30年間、何度も苦難の中を通ってきましたが、

什一返金の教えが書かれているマラキ書(注・01)の言葉のように、

主の守りによって、支えられ、祝福されてきました。

2024年を迎え、74歳になりましたので、これから自分の肉体的なことも含め、

何が起こるか分かりませんが、ルターの言葉を想起したいと思います。


大胆に罪を犯せ、されども一層、強く信ぜよ


ルターは前半よりも後半の言葉を力説しているのはいうまでもありません。

正しく主の戒めに立たなければ、「一層、強く信じる」ことができません。

そしてこれからも主の日(安息日)厳守と

神から与えられたもの(お金と時間)は、

神にお返ししていかなければならないのです。

そうすれば、今後もいかなる苦難の嵐が襲うとも乗り切って

向こう岸に渡ることができます。


什一返金(注・01)
什一返金のことを書かれた約束の言葉
マラキ書
3:10 十分の一をことごとく、宝物倉に携えて来て、わたしの家の食物とせよ。こうしてわたしをためしてみよ。──万軍の【主】は仰せられる──わたしがあなたがたのために、天の窓を開き、あふれるばかりの祝福をあなたがたに注ぐかどうかをためしてみよ。
3:11 わたしはあなたがたのために、いなごをしかって、あなたがたの土地の産物を滅ぼさないようにし、畑のぶどうの木が不作とならないようにする。──万軍の【主】は仰せられる──
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マラキは産物(今日では給与、年金など)だけではなく、時間も神に捧げることを求めています。韓国のキリスト教会では、1ヶ月の1/10、つまり3日間を断食して祈るクリスチャンが多く、そのために断食祈祷院が多く存在しています。私が初めて断食したオサンリ祈祷院は30年前でしたが、3万人を収容できる断食祈祷院でした。
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