バイブルランドin福井

安田由久が驚くべき聖書の世界をご案内します

アビーファスティング 27 断食は「オイル交換」です

2020-09-05 04:00:00 | 修道院の断食・医術・ハーブ
ミュラーさんの断食体験の言葉は、これまで日本で発行されてきた

断食入門書、手引書の中で最も優れたものだと思います。

第一目にしてこのような言葉を発しています。

・・・あなたの体の維持システムは、断食を始めた今日を境にして、

外部からの栄養摂取ではなく、体内からの栄養摂取に切り替わるのです。

体は今から、生きるためのエネルギーをあなたの体の中に

何十年と溜め込んできたエネルギー貯蔵庫から得ることことになるのです。

同時に私たちは「摂取する」(食べること)を中心とする生活から、

「排出する」ことを中心とする生活に移行するのです。

私たちの体に備わった老廃物の回収が始まり、

すべての弁が開き、体は代謝によって出た老廃物を排出し始めるのです。

ほとんどの毒素は、体の中で、たんぱく質が分解されることで、毒素との結合が解消されます。

こうして初めて毒素は、大腸、腎臓、皮膚から排出されていくのです。

摂取された、たんぱく質は、あらゆる組織の毛細血管の壁に付着するにですが、

これも断食をしている期間に分解されるのです。

このようにしていくつかの将来、起こるであろう代謝疾患

(代表的な病気は糖尿病、脂質異常症、肥満症、メタボ、骨粗しょう症)、

心筋梗塞、脳卒中を予防することができるのです。

こうして断食期間中の体は、不必要で、体の負担となっているものや病気のもとを分解してなくしてしまう、

いわばマイカーのオイル交換のようなものです。

もちろんこのプロセスは何ら苦労がないということではありません。

この鍵は、自己克服にあるのです。断食が始まれば、必ず好転反応が起こりますが、

この対処は水しかない。飲むことで有害物質を洗い流してくれるからのです。

ゆつくりとワインを飲むように水を飲むことです。・・・


ファスティングは、私たちが毎日乗っている自動車のオイル交換のようなものだ

というのは非常に的確な譬えです。

いくら高級な自動車であってもオイル交換をしていなかったら故障して動かなくなります。

まさにファスティングはオイル交換を定期的にすることなのです。

ただオイル交換もそうですが、何キロ走ったらオイル交換をするのか、自己管理する必要があります。

それをだれがするのかです。

オイル交換の場合、ガソリンスタンドか修理工場で管理してくれるところがあります。

ステッカーに何キロに到達したら交換というのを自動車のよく見えるところに貼ってくれます。

それを自分で見て、いきつけの修理工場でオイル交換してもらうわけです。

人間の体もこのオイル交換を定期的にしなければなりません。

それが今までオイル交換の方法が間違っていたのです。

大半が水断食でしたから、反動がきつく、体がもたないのです。

ガソリン車にハイオクを入れるようなものです。

またガソリン車に軽油を入れるような愚かな断食は、酵素ジュース断食です。

これではせっかくオイル交換(断食)してもあまり意味がありません。

酵素断食だけで1泊2万~3万円も費用がいるところがありますが、これほど愚かな断食はありません。

正しいオイル交換は、自動車(あなたの体)を長く維持する要ですから

慎重にして、賢く選択していきましょう。

正しいオイル交換をしてくれる断食施設がどうしても必要なのです。
コメント
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