太った中年

日本男児たるもの

日米チキンゲーム

2010-03-10 | weblog

以下、岩上氏のツイッターより普天間移設問題を転載。日米関係の本質を突く秀逸なツイート。

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先ほど、帰宅。孫崎さんのお宅にお邪魔すると、ついつい話にのめりこんでしまい、長居をしてしまう。孫崎さんも、奥様も、お風邪を召しているのに、ご好意に甘え、失礼をしてしまった。いかん、いかん。さて、普天間問題だが、今日は、もう一度、改めて、この問題について解説してもらった。

続き。嫌な顔ひとつせずに、丁寧に解説してくれる孫崎さんには、頭が下がる思い。なのに…このわたくしときたら。インタビューの途中、バッテリーが切れてしまい、予備のバッテリーを持ってくることを忘れたことに気づき…。ああ、痛い。というわけで、ビデオは途中まで。

続き。でも、インタビューは続行。孫崎さんは、何事もなかったかのように話し続けてくださった。映像は途中までだが、音声は録れているので、アップします。これは、YouTubeより、Podcastのほうが、いいのか? 検討します。さて、取材の結果ですが、結論から言うと、希望をつないだと。

続き。最近の動きを見ていると、米国に余裕がなくなっていると感じるという。もともとグアムなどに移転することを計画していた米軍だが、財政難のため、日本の思いやり予算を当てにしようとする姿勢が強まっている。ちなみに、普天間に駐留する海兵隊は、極東有事のために存在するのではない。

続き。海兵隊だけでなく、在日米軍は、仮に中国との間で、尖閣諸島をめぐって紛争が起きても、介入はしない。「抑止力」として機能するというのは、幻想。海兵隊は、日米安保ではなく、05年以降に規定された「日米同盟」のために存在する。この「同盟」は、米国の国益追求のために締結されている。

続き。安保と同盟の違いについては、私のHPの孫崎氏インタビューを参照のこと。海兵隊のグアム移転も、戦略的な必要性からではなく、隊員とその家族の慰安のためである。沖縄で過ごすのは、必ずしも海兵隊員にとって、安楽なわけではないからだ。何とも気の抜けるような話であるが、それが現実。

続き。それなのに、今、キャンベルなどが、辺野古移転案にしつこくこだわって見せるのは、先に触れたとおり、米国の財政難が一段と深刻化して、グアムなどへの移転の予算が捻出できないため。もちろん、これはディールであり、チキンゲームである。ゲームから、岡田、北澤両大臣と、平野長官も降りた。

続き。チキンゲームから降りていないのは、鳩山首相だけになっていた。さすがに首相一人では、しのぎきれないかも、と思っていたら、沈黙していた小沢氏が、沖縄県内への移転に対して否定的な意向を示した。希望をつないだとは、このこと。小沢氏は、米国とのチキンゲームから降りてはいなかった。

続き。解決への時間がかかっていることを、日本国内では、誰もが非難する。特にマスメディアは非難一色だが、期限を区切って急がせているのは米国。日本のマスメディアで、真の国益を考えているところは見当たらない。日本の長期的な国益を考えたら、期限を区切らずにしぶとく交渉する手もあった。

続き。そうは言っても、期限を区切るように追い込まれてしまったのだから、それは仕方ない。だが、世間の評価とは反対に、鳩山政権が、解決を急がずにいることを、外交の専門家として高く評価する。それは米国の圧力にまだ屈していないことを意味するからだ。ここに日本の自立の可能性を見る。

対米従属保守と、空想的非武装左翼しか、存在できないように、巧妙にコントロールされてきたのが、戦後の日本の歪な言論空間だった。自立し、民主的で、ノーマルな安全保障論議は、それを望む良識ある人々が存在しても、政治勢力として存在できなかった。

続き。いうまでもなく、それは宗主国たるアメリカの意向である。と、ここまでは、僕自身のかねてよりの持論。最近、孫先さんにお会いして、同じ考え方をされていると知って、嬉しく、また、心強く思った。

リアリストの論議の続きは、あとでこれも、検察権力や、記者クラブメディアの現実の話と同様、戦後日本で、タブーとされてきたテーマです。政権交代がなければ、表に出せなかったテーマ。右も、左も、先入観をもたずに聞いていただきたい。嫌ならスルーを。暴言、厳禁。のちほど。

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普天間移設問題が日米間のチキンゲームつーのは言いえて妙。

>対米従属保守と、空想的非武装左翼しか、存在できないように、巧妙にコントロールされてきた

そうだよなぁ、普天間移設問題はリアリストの論議をすべき

で、以下日刊ゲンダイのリンク記事。

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辺野古を買っていた「政界9人リスト」が問題化

対米従属保守土地転がし政治家「9人リスト」のイニシャルをあてはめると

自民党

1 防衛庁長官経験者 N→額賀福志郎
2 防衛庁長官経験者 K→久間章生 
3 防衛庁長官経験者  I→石破茂 
4 特命大臣沖縄担当 T→高市早苗
5 官房長官経験者   N→野中広務
6 小泉首相の秘書官  I→飯島勲

民主党

7 現役閣僚       M→前原誠司
8 現役閣僚       K→北澤俊美

国民新党

9              S→下地ミキオ

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てなところか、飯島秘書官がまたまた登場。このおっさん、なんとかならないのかね。


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