弁護女子。~越谷の女性弁護士の日々~

越谷市の弁護士(離婚・親権・面会交流・養育費・財産分与・不貞問題等を主に扱っております)の生井澤葵の日々を綴ります。

不貞の許し方。

2022-12-01 | 【不貞問題について】

夫(妻)の不貞を許すことを決めた場合についてのお話です

 

夫(妻)を許すことにしたのですから、

夫(妻)に対して慰謝料を請求する・・・というのは、

まず、ナシ・・・ということになります。

一方で、

夫(妻)の相手に対して慰謝料を請求するかどうかは、

また別の話ですから、

慰謝料請求するのもアリということになります。

 

相手に慰謝料請求をすると決めた時、

夫(妻)がきちんと協力してくれるかどうか・・・は、

本当に「やり直して頑張っていけるか」の1つの目安になるのではないかと、

私は、何となく感じています。

上手く言えませんが、

ここのケジメを付けるところまでは、

夫(妻)に協力してもらっても過酷・・・とまでは言えないと思います。

 

そこから先についてですが、

いくら夫(妻)が不倫をしたからと言って、

やり直すと決めた以上、

どこかで、許して割り切る必要はあると思います。

 

そうでないと、

そこから先一生、責め続けられる夫(妻)は、多分耐えられないでしょう・・・。

(多分また・・・するかも・・・)

 


極端な例ですが・・・。

夫(妻)が不倫をしたことを戒めるために、

不倫の証拠写真を、

リビングの壁に額に入れて飾る・・・なんてアイデアは、

私は全力でお止めします。


 

でも一方で、

許されたことでまた調子に乗る夫(妻)がいることも事実です。

 

本当にここのバランスは難しい

法律の問題を超えてしまっています。

 

離婚の問題を多く扱った経験から私は、

「夫婦だから大丈夫」

「夫婦だから気を抜いて平気」

「家族なんだから当然」

というのは、そもそも危ういと感じています。

 

たった紙1枚にサインをしたくらいで、

何が「大丈夫・平気・当然」になるのか。

・・・ということで、

夫婦・家族は、簡単ではなくて、難しいもの・・・と、

結局、やっぱり、いつだって、

誠実に向き合うしかないと思うのです

 

不貞の問題を乗り越える場合には、

難しいものに、さらに発展問題が乗ったような状態でしょうか。

ただ、

「互い」が誠実であれば、立て直せることもあると信じたいと思っています

ということで、

夫(妻)を許すことを前提にしたご相談も、

当然、私はお伺いいたしますので、

ご安心くださいね!!!

 

 

 

◆◆菅沼法律事務所◆◆

弁護士 生井澤 葵(埼玉弁護士会所属)
埼玉県越谷市越ヶ谷1丁目11番35号
         吾山ビルⅡ 4階
電話:048-969-3801
(お電話の際には「ブログを見た」と言っていただけますと、
 スムーズです)

◆プロフィール◆
埼玉県越谷市の弁護士
中央大学法科大学院兼任教員(「生活紛争と法」「法文書作成」「民事模擬裁判」担当)
JADP認定夫婦カウンセラー 

離婚問題、不貞問題についての相談を多くいただいております。

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