真っ白なクリスマス・イブを迎えました
このブログでも何度か書いているのですが、
以前に相続財産管理人をしていた件の、
被相続人のお墓参りでございます。
この見事な雪と雲海のコラボ、
そして温かな朝日は、
被相続人からのお礼かな?と思うと気持ちがよくなります
私が、相続財産管理人の仕事をして、
結果、この地に来るようになった件から得た豆知識をメモ的にご紹介します。
相続財産管理人豆知識
一人きりで亡くなった方の場合、
多くの場合遺骨は市役所のロッカーに保管されているようです。
債権者申立ての相続財産清算人の件の場合など、
全く、事情が分からないことも多いと思います。
死亡診断書と戸籍(除籍)謄本を見ると、
亡くなった場所が分かるので、その市役所に問い合わせると、
遺骨や遺品が見つかることがあります。
特に遺品からは資産が見つかることもあるので、注意。
1年でなくなってしまう?遺骨
市役所の担当課に事情を話してお願いをすると、
ロッカーに保管している遺骨ですが、
1年を超えても保管していただけることがあります。
菩提寺はどうして見つかる?
位牌の裏などに菩提寺が書いてあるかと思っていたのですが、
一般的には書いていないようです・・・!!!
自宅が残っている場合、
家探しすると思うのですが、
その際、
お仏壇周辺の引き出しを確認するといいと思います。
私の場合は、
転送郵便物より、
被相続人の実母のお墓の管理費用の請求書が来ていたので、
そのルートで知ることができました。
改葬の手続きは要注意・行政の許可があちこち必要
菩提寺は見つかったのですが、
当然ながら今後そのお墓をお世話する人がいないので、
改葬して、被相続人とご先祖を一緒に永代供養することにしました。
お墓を閉じて移動させるのは、
宗教的な関門と、行政の関門があります。ご注意。
おせっかいは嫌われる???
相続財産清算人の仕事と、祭祀承継は一致していないので、
相続放棄しているものの、
遺骨の関係について考えのある親族がいることがあります。
良かれと思ってトラブルになっても良くありませんので、
裁判所に相談しつつ、
相続財産清算人の身の程をわきまえることも大切です。
ちなみに、私は全関係者に「遺骨もお墓もどうなっても文句言いません」的な、
(もっときちんとした法律的な文章にしております)
誓約書をいただきました。
先立つものが必要
いくら、気の毒に感じて、
きちんとしたご供養をしたいと思っていても、
先立つもの、つまりお金がなければ、埋葬云々の作業はできません。
立場が相続財産清算人ですので・・・。
私の場合、
被相続人のお財布を確認したところ、
サラ金業者への返済の明細書の紙片があったので、
取引履歴を取り寄せたところ、
奇跡的に過払い金があり、徹底的に裁判で戦い、全額回収したので、
埋葬にこぎつけることができました。
Christmasの記事なのに、渋くなりました
こちらはサンタ姿で走る弁護女子です。
◆◆菅沼法律事務所◆◆
弁護士 生井澤 葵(埼玉弁護士会所属)
埼玉県越谷市越ヶ谷1丁目11番35号
吾山ビルⅡ 4階
電話:048-969-3801
(お電話の際には「ブログを見た」と言っていただけますと、
スムーズです)
◆プロフィール◆
埼玉県越谷市の弁護士
中央大学法科大学院兼任教員(「生活紛争と法」「法文書作成」「民事模擬裁判」担当)
JADP認定夫婦カウンセラー
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