会社まで、通勤時間がかかるので、近くに引っ越したい。
ゴールデンウィークが終わるころ、そう言いだした息子。
さっさと部屋を決め、出て行ってから1週間ほどが過ぎた。
引っ越しには当然僕と妻も手伝いをした。
荷物を段ボールに詰めたり、組み立て家具を組み立てたり…
引っ越し当日は、テレビとレコーダーを近所の量販店に買いに行った。
息子はオーディオビジュアルにほとんど興味はない。
買ってきたテレビとレコーダー、アンテナや機器の接続は当然のように、僕がやるものと思っていた。手際よく作業を終えるが、なんだか息子は不満そう。
「それ、今やらなくてもいいよね」
「え? 今やらないとお父さん今日までしか手伝えないよ」
「自分でやりたかった」
「だったら、最初からそう言えばいいじゃない」
最初、テレビは要らないと言っていた息子、接続作業など、絶対にやらないと思っていたので、少し意外な気がした。
きっと興味があるなしではなく、父親に世話を焼かれるのが嫌なんだと思う。独り暮らしの最初から自分の力で対処することが大切だと思っているのかもしれない。でも、妻の協力にはとてもありがたそうにしている。食器を段ボールから出して洗ったり。細々したものをしまったり…
親としてはまだまだ息子の世話を焼きたい。息子はそれを望まないのかもしれないが、父親と母親では温度差があるように感じた。
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