8月30日、散歩途中に変な音が聞こえた。カタカナで表現しにくい音。ブキ~ブキ~というような…。
その音の発生源は、この自転車だった。
何かを売り歩いているらしい。食べ物らしい。この時期に、この国で、一体なんだろう?
昔、我が家の近くを回っていた豆腐屋さんが鳴らしていたラッパのような鳴り物を思い出す。赤ちゃんのおもちゃのラッパの端に柔らかいボールが付いていて、そのボールを押すことによって、空気が押されて、音が出る。
暑い休日の昼下がりだから、アイスクリームならわかるけど、アイスボックスではなさそうだし…?
首を傾げていると、私たちを通り越して行ってしまった自転車がUターンして戻ってきて、私たちの歩いている数メートル先で止まった。子供達と男の人が出てきて、買いはじめた。
黒い鍋に入っていたのは、茹でたトウモロコシだった。
ロコ デ マイス(loco de maiz: 気違いとうもろこし)グアテマラの食べ物らしい。
お湯に浸かったトウモロコシを取り出してタオルを敷いた手の上に乗せて、お箸の一本のような棒を差し込み、そこにべったりとはけでマヨネーズを塗る。
それに、粉チーズをまぶし…
ケチャップをかける。BZ$2(US$1)
チーズはあんまり好きじゃない。それに、この暑い中、戸外を走り回った、マヨネーズって大丈夫なんだろうか?茹でたトウモロコシは、大好きなので、トッピング無しを1本買った。BZ$1(約50円)。良心的だね。
トウモロコシは、とても黄色くて甘そうだったけど、食べてみると固くてあんまり甘くなかった。多分そういう種類だと思う。
私は、こう言う固くて、さっぱりしたトウモロコシも好きなんです。昔ケニアで食べた、トウモロコシを思い出した。懐かしい。