しょぼしょぼ治療記 

~子宮筋腫と子宮頸がん(腺がん)のあまり深刻でない治療記です~

円錐切除病理検査結果

2009-05-20 09:23:35 | 子宮頸がん治療(円錐切除後)
3月27日(術後15日)
円錐切除後初めての診察と、病理検査の結果の出る日。
生理の出血もややおさまって、円切後の診察を迎えました。

期待しちゃダメだよ、と考えながらも、
「腺がんという結果が覆ればいいのになあ・・。扁平上皮系とか、異形性だけとか」
と、ときどき思っていました。
そしたら、円錐切除だけですんだら、子供を迎える努力がまたできるのに。
子宮をとってしまう選択をしたにもかかわらず、なんとも未練がましいことです。


まず内診。
Dr.「はい、円錐切除部も綺麗です。出血は生理のものだけのようだね。問題なし、と。」
そうですか、よかったよかった。ありがとうございます。

次に、病理検査の結果をききました。
病理検査結果を見せてもらいながら、

Dr.「子宮体部を掻爬した組織にはがん細胞は見られませんでしたが、円錐切除した組織の切片のうち、4つに腺がんの細胞が見つかりました。
 すべて上皮内にとどまっていて、浸潤はないと考えられます」
 「あなたの癌は子宮頚部上皮内腺がん、癌のステージでいうと0期です」

コレで腺がん確定か、がっくりだよ。甘い未練ともここでお別れか~。
でも上皮内なのはいい知らせだなあ。

Dr.「組織の断端にがん細胞はみられず、陰性です。通常なら円錐切除で病変部は取りきったと考えられます」
 「しかしながら腺がんでは、断端陰性の場合でも約20%に病変の取り残しがある、といわれています」 

私「考えられる次の治療は何ですか?手術の場合はいつ頃になる予定ですか?」

Dr.「通常は単純子宮全摘出術、卵巣は温存しましょう。強くお子さんを希望するのであればこのまま経過を見ることもあるけど、あなたは違うでしょう?」

もちろんです。
授かるかどうか分からない子供のことは、さっき完全にあきらめました。
ただ、ちょっと余計めな治療がしたいと思っているんです。先生はそういう治療、嫌そうだけど。

Dr. 「ですので、うちで手術するとしたら、えーと(手術の予定表をめくりながら
)5月25日だね、腹腔鏡手術だよ。手術の予定入れる?」

私「すみません、ちょっと家族と相談して決めていいですか?。なるべく早くお返事をしますので」

とりあえず、家族に相談して追加の治療と内容を決めようと思いました。

Dr.「はい、しっかり話し合ってきてね。じゃあ次の診察は4月10日ね」


癌が確定しちゃうとそれはそれですっきりした部分もあります。
ダンナさんの子供を授かることができない悩みを、悩んでも仕方ないことに心の中で分類しました。
そのことを考えると苦しいこともあるけど、でも仕方ないじゃん。
そのことから目をそらすことくらい自分に許して、やっていこう。

都合の悪いことに目をつぶるのは、私の得意技です。