しょぼしょぼ治療記 

~子宮筋腫と子宮頸がん(腺がん)のあまり深刻でない治療記です~

術後検診三回目

2009-08-29 13:47:19 | 子宮頸がん治療(退院後)
昨日は手術後の検診の三回目でした。


診察が遅くなる旨の連絡を受け、ぼんやり待っていました。
私のかかっている病院は産科を併設しているので、待っている人の半分くらいは妊婦さんぽかったです。
新型インフルエンザの影響か、マスクをしている人もとても多い。
妊婦さんは高リスク群ですもんね。

小さな子供がご一緒の人も結構いらしたので、子供と目が合うと愛想を振りまいたりしていました。
そうこうしていると、突然自分が涙ぐんだのにそりゃもうびっくりしました。
そのときに、悲しいとか、この人たちに比べて自分は…みたいな事はまったく考えていなかったんですけどね。

うへ~、こんな事が頻繁にあると困るわー。
涙はちゃんと感情が昂ぶった時に出て欲しいなあ。

お昼ごはんの事考えて気を逸らし、涙を引っ込めました。


予約時間を1時間ほど過ぎて呼ばれ、診察室に入りました。
内診、経膣エコー、摘出した子宮の断端の細胞診、の定番検査セットを行いました。
この日の細胞診の擦り取りは、結構ごりんごりんやってた気がする。少々痛い。

その後、問診。

 「体調はどうですか?」
 「もんだいないとおもいます」

 「脚のしびれはどう?」

 「範囲、強度ともに変わりません、ときどき痛くなるのが不快です」

 「うーん、手術の手技由来なら、こんな風に左右対称に出ることはまず無いんだけど・・・(ぶつぶつ)」

なに?やっぱ麻酔由来なの?!麻酔科と婦人科が責任押し付けあってる?←黒ずんでる

 「内診の結果は問題ないよ、綺麗です」
 「スメア(細胞診)してるから、ちょっと出血するかもしれません」

ちょっとだけ、血液まじりのオリモノがありました。たいしたことなし。

 「縫った糸はもう吸収されたんですか?」

 「いや、まだあったよ。吸収されにくい糸でがっちり縫ってるし、半年くらい吸収されない人も多いし、心配しなくていいよ」

 「浮腫みはどう?」

 「時々下腹部に浮腫み感や痛みを感じることがあります」
 「でも、二ヶ月間ほど、脚のサイズを測ってみたら、特に変わらなかったんです」

 「そう、じゃあリンパ浮腫は特に発症していないね、骨盤内リンパ節郭清だけだと、リンパ浮腫の発症は最近は低いし」

傍大動脈リンパ節+骨盤内リンパ節郭清に比べて骨盤内単独だと発症が低めのようです。
また、骨盤内リンパ節郭清も、一部のリンパ節を意図的に残す事で最近はリンパ浮腫の発症が低くなっているようです。
郭清をしない、という研究もあるようなので、そのうちもっと発症が低くなるかもしれないですね。


 「重いものを長時間持ったり踏ん張ったりする行為をを避けて、時々マッサージとかのケアをして生活してね」

 「じゃ、おだいじにー」

窓口で細胞診を郵送する手続きを取って、終わり。


お昼ごはんを、待ち時間に考えていたおいしいお蕎麦屋さんで食べて家に帰りました。
おいしかった。

あ、肉芽がどうなっているか聞くの忘れちゃった。

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がんとマクロビオティックに関しての感情的なエントリー(下品)

2009-08-27 20:44:06 | 癌とか治療とか代替医療とか
子宮頸癌治療中の人には辛い内容になるかもしれないので、行間を空けておきます。
また、マクロビオティックや玄米菜食に否定的な内容となっています。


















姉が通っていたマクロビオティックの教室のURL、久しぶりにアクセスしてみて、その内容を読んで怒りでくらくらしました。
そこには、

癌の患者への食養生に関して、しばらくやめていたけれどまたはじめる事。

やめていたのは、患者がマクロビオティックの厳格さに屈してマクロビから離れ、癌を克服できずに亡くなってしまう事が大変辛いから。

元気になった人も多いが、マクロビの教室から離れてしまい、その後悲しい知らせを受けることが多かった。

癌というのは患者の心の隙間にもぐりこんでくる悪魔のようなもの。

あるNPOの熱心なおもいに心を動かされたので、またはじめます。


というような旨のことがかかれてありました。

あるNPOにもいずれ一言言いたいのですが、それはおいておいて。


ざっけんな。


やっぱりあなたは自分の思想信条が何より大事で、それを強化するために人の生死の意味を利用してきたな!
末期がんの姉に対して、ひどいこと言ったのを私は忘れない。
姉がどれほど心を痛めたか。

う~、悔し涙が止まらないです。

癌の闘病生活の中で、マクロビオティックや代替療法などが心の支えになる事はあるのかもしれない。
ですが、現代医学以上に体の支えにはなりえないでしょう。

なぜそんなに思い上がるのか、私は不思議でなりません。

ばかたれ。
犬のうんこでも踏んじゃえ。

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術後約三ヶ月

2009-08-24 13:56:23 | 子宮頸がん治療(退院後)
子宮摘出手術から、約三ヶ月が経ちました。
もうそろそろ子宮を摘出したとこの後の縫合糸は消えたでしょうか。
術後検診前のまとめ。ちょっと長め。

・お腹の皮膚の引き攣れ感、手術創の痛みなど
 →まったくなし。
せっかく(?)三ヶ月目なので、現在の手術創の写真を貼っておきます。
オバサンの腹に耐性の無い人は、グロ注意。







左下の傷跡

傷の長さは2㎝強で、お腹の五ヶ所の傷跡の中で一番大きい。
赤で囲った傷が頸がん治療の傷で、黒で囲った傷が筋腫治療での傷跡(分かりにくいですが)。
切ったのは1cmだったのに、傷跡は2cmとな。やせると小さくなるのかは未だ不明。

左上の傷跡:ほぼ同様の傷が中央下、右下に一つずつ

傷跡は1cm弱。ただし中央下の傷はややケロイド化。そのうち治るだろうと気にししないようにしています。
筋腫治療時の傷はいっそう分かりにくくなっています。
個人差もあるでしょうが、三年経つと、この程度になるようです。

もうひとつ、おへそ上の傷

見やすくするために手で開いて写真を撮っています。
実際はおへそのカーブに合わせて切ってあるので、ほとんど目立ちません。
矢印は虫刺されでは無く、手術時にチューブか何かを固定するためにお腹の皮膚に縫い付けた跡のようです。


・下腹部や脚のむくみ
 →たまにある(ような気がする)。一月前と変わらない感じですね~。

6月21日から足の太さを測っていたので、ご参考までに(飛び飛びの測定で参考になるかどうか分からないけど)貼り付けておきます。


測定の誤差も多分にあるとは思いますが、脚の太さ自体は、なんとなーく減少傾向にあるようです。
ただ実感として「なんだか浮腫んでる?」という日はあります。
また下腹部の浮腫み感は、これには反映されないでしょうし。。
くわえて、足の付け根の麻痺感とごっちゃになってるかもしれません。
あまり役に立ってないような気がしてきました・・・。
いやいや、リンパ浮腫は、出現する時はどちらか片足の事が非常に多い、ということなのでサボらずに二日に一回ほどは測っていこうっと。


・鼠径部の痛み
 →ときどき痛い。長歩きしたりすると痛むことが多い。が、痛みの頻度は確実に下がりました。

・足の付け根の麻痺感
 →まったく変わらず。皮膚表面のひりひりする痛みもかわらず、たいそう不快。
  日に数度痛いなあ、と思う。
  ぼんやりしてると「いてえ・・・」と口に出る程度の痛み。

  ちょっとー!ほんとうによくなるのー?! と時々不安と怒りで(心が)黒ずむ
  蚊に刺されてもかゆくない事が唯一のメリット。うれしくなし。

・排尿、排便痛
 →頻度は下がったような気がするが、まだ時々痛む。
  
・場所の決まっていない腹痛
 →相変わらず、お腹の中が鋭く痛むときがある。ただ、手術の影響かどうかはよくわからないかんじ。

・そのほか気になる事
 →ほてり・冷えなど。なんだか体温調節がうまく行かないかんじ。
  ただの夏ばてかもしれない。
  
こんなところでしょうか。
術後三ヶ月経って、回復も地味になってきました。
いいことなのでしょうね。


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故郷はいいものだ

2009-08-20 09:52:23 | 日々のだらだら
久々に、故郷の親族や友人にあえて、よかったですー!

入院の連絡や、癌のカミングアウトだけして顔を見せていなかったので、みんな心配してくれていました。
ごめんなさい、でも本当にありがとう。
どうみても健康そうな私をみて、安心してくれた事と思います。

いろいろ、おいしい食事やお菓子、ご馳走してくれてありがとう。
和牛のステーキ、夏ガキ、天然鰻に手作りのブランデーケーキ、秘蔵の焼酎、etc・・・。
本当にありがとう。

・・・・。

帰省から戻ってきたら、2.5kg体重が増えてたよ。
術後2kgばかり減って喜んでいたら、一週間足らずですっかり取り戻したよ。利子までついてるよ。

一週間で増えたのなら、一週間で同じだけ減らすことは可能ですよね。
可能ですよ・・・ね・・・。


本当に元気になったんだなあ、私。

帰省します

2009-08-13 15:21:37 | 日々のだらだら
明日から福岡に帰省しますので、若干更新が滞ります。
一週間ほどの予定です。
癌の宣告、手術など色々心配をかけてしまった親族にもお会いして、元気な姿を見せたいと思います。

蒸し暑かったり、ひどく雨の降ったりする不安定なお天気が続きます。
体調も崩しがちかと思いますが、どうぞ無理なさらず、皆様方お元気でお過ごしください。
ご自身の健康が、もっともあなたの周りの人の安らぎとなると思います。

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