しょぼしょぼ治療記 

~子宮筋腫と子宮頸がん(腺がん)のあまり深刻でない治療記です~

冷えと老い

2010-01-31 22:10:51 | 子宮頸がん治療(退院後)
気温が低くなってからいっそう感じる「冷え」。
天然断熱材(皮下脂肪のことです)が蓄えられている私でも、冷えは身を苦しめます。

椅子に腰掛けていると、腿から下が冷えてきます。
全身暖かくしていても、脇に汗かくくらい保温していても足の冷たさがハンパないです。
触ると気温より低く感じ(そんなはずはないですが)、ほんのりしびれてきます。

それが大変に不愉快なので、椅子に座る時に椅子の上に正座(たまにあぐら)をすることがほとんどになりました。
家にいるときだけですけどね。足を上げているとちょっと冷えにくいようなので。

そしたら、膝の痛みが酷くなってきました。
立ったり歩いたりしている時は平気なのですが、正座をしていると膝先がかなり痛い。
いやーん、とおもいつつ正座をやめて足を下におろすと足が冷えてしびれる。

んがー。

どうすりゃいいんじゃ。
とおもいつつ、知り合いの医師に聞いたところ、

「…うん。膝の痛みの原因のほとんどは、老化なんだよね…」

ああ、そうですか。
もう41ですしね。

幸い屈伸や歩行時などは痛みを特に感じないので、これは「運動しやがれ」という啓示だと思って運動量をあげてみます。

老化なのか、手術などの副作用なのか、それともその合わせ技なのか判りませんが、
「くっそ~、もはや美容のためでなく健康のために若作りというか若さの維持をする年なのね」
と日々の暮らしを模索中です。

歳をとったということなのでしょう。
美容院でも白髪染め薦められたし。
      あああ、でも受け入れるのに抵抗あるわぁ…。

頸がん治療開始から約一年

2010-01-19 15:47:21 | 子宮頸がん治療(退院後)
今年初めての更新です。
もうとっくに松の内ではないので、「あけまして…」とはかけませぬ。

子宮頸がんの検診で引っかかってから約一年が過ぎました。

先日、もう何度目かの術後の検診に行ってきました。
内診をして膣断端の状況の確認、エコーで内部と卵巣の確認、そして細胞診用のスメア検査。今日はほとんど痛くなかったです。
卵巣をエコーで見るときはヘソの下を押しながら見ています。お腹の脂肪が厚くてやりづらくないか、といらぬ事を考えました。

その後問診。
ここ数回はほとんど体調が変わらないので、質疑応答なども少なめです。

 「膣断端は綺麗です。卵巣も問題ないです」
 「肉芽はいつの間にか消えてたみたいだねー」
 「順調だと思いますよ」

 
 「足の付け根の麻痺感が変わりません。もう治らないんでしょうかね?」

 「うーん、難しいかもしれない」
 「他に何か変わったことある?」


 「いや、特に変わらないです、浮腫みもでてはいないようです」
 
 「そ、順調そうなので次は6週間後で、徐々に検診の間隔をあけていってもいいかもしれない」

 「術後二年間は月一だとばっかり思っていました」

 「一年間は月一で診ることが多いけど、あなたの場合は膣内はきれいだし間隔あけて大丈夫でしょう」
 「で、術後一年目にCTを予定しています」
 「じゃ、おだいじにー」


私のがんは、表面からは分かりづらいものでした。
円錐切除の肉片も取った子宮も、見たかんじじゃ正常だ、ってドクターも言ってましたし。
きっと病理で切片になるまで、わかんないのでしょう。

ですので

断端が見た目きれいだって順調かどうかはわかんないんじゃないのー?!

と、黒ずみながら病院を後にしました。

その後ネットで子宮頸癌のガイドラインの 第10章 治療後の経過観察をみて

* 標準的経過観察の間隔を以下に示す (グレードE)。
* 1~3年目:1~3カ月ごと
* 4~5年目:6カ月ごと
* 6年目以降:1年ごと


と書いてあるのを読んで少々安心したのでした。


順調で検診までの期間が延びて不安、
もちろん検診期間が短くなってたりしたらなお不安、
疲れやすくて不安、
足が冷えて不安、
膝が痛くて不安、
白髪がでてきて不安、
お腹がでてきて不安、
しみが増えて不安、
皺も増えて不安…
         ※絶対がんと関係ないものが混じってます

不安は健康を損なわないように上手に解消していかなければいけないですね。
…。
エステに行くとか?
 ↑ちがいます。





術後検診三回目

2009-08-29 13:47:19 | 子宮頸がん治療(退院後)
昨日は手術後の検診の三回目でした。


診察が遅くなる旨の連絡を受け、ぼんやり待っていました。
私のかかっている病院は産科を併設しているので、待っている人の半分くらいは妊婦さんぽかったです。
新型インフルエンザの影響か、マスクをしている人もとても多い。
妊婦さんは高リスク群ですもんね。

小さな子供がご一緒の人も結構いらしたので、子供と目が合うと愛想を振りまいたりしていました。
そうこうしていると、突然自分が涙ぐんだのにそりゃもうびっくりしました。
そのときに、悲しいとか、この人たちに比べて自分は…みたいな事はまったく考えていなかったんですけどね。

うへ~、こんな事が頻繁にあると困るわー。
涙はちゃんと感情が昂ぶった時に出て欲しいなあ。

お昼ごはんの事考えて気を逸らし、涙を引っ込めました。


予約時間を1時間ほど過ぎて呼ばれ、診察室に入りました。
内診、経膣エコー、摘出した子宮の断端の細胞診、の定番検査セットを行いました。
この日の細胞診の擦り取りは、結構ごりんごりんやってた気がする。少々痛い。

その後、問診。

 「体調はどうですか?」
 「もんだいないとおもいます」

 「脚のしびれはどう?」

 「範囲、強度ともに変わりません、ときどき痛くなるのが不快です」

 「うーん、手術の手技由来なら、こんな風に左右対称に出ることはまず無いんだけど・・・(ぶつぶつ)」

なに?やっぱ麻酔由来なの?!麻酔科と婦人科が責任押し付けあってる?←黒ずんでる

 「内診の結果は問題ないよ、綺麗です」
 「スメア(細胞診)してるから、ちょっと出血するかもしれません」

ちょっとだけ、血液まじりのオリモノがありました。たいしたことなし。

 「縫った糸はもう吸収されたんですか?」

 「いや、まだあったよ。吸収されにくい糸でがっちり縫ってるし、半年くらい吸収されない人も多いし、心配しなくていいよ」

 「浮腫みはどう?」

 「時々下腹部に浮腫み感や痛みを感じることがあります」
 「でも、二ヶ月間ほど、脚のサイズを測ってみたら、特に変わらなかったんです」

 「そう、じゃあリンパ浮腫は特に発症していないね、骨盤内リンパ節郭清だけだと、リンパ浮腫の発症は最近は低いし」

傍大動脈リンパ節+骨盤内リンパ節郭清に比べて骨盤内単独だと発症が低めのようです。
また、骨盤内リンパ節郭清も、一部のリンパ節を意図的に残す事で最近はリンパ浮腫の発症が低くなっているようです。
郭清をしない、という研究もあるようなので、そのうちもっと発症が低くなるかもしれないですね。


 「重いものを長時間持ったり踏ん張ったりする行為をを避けて、時々マッサージとかのケアをして生活してね」

 「じゃ、おだいじにー」

窓口で細胞診を郵送する手続きを取って、終わり。


お昼ごはんを、待ち時間に考えていたおいしいお蕎麦屋さんで食べて家に帰りました。
おいしかった。

あ、肉芽がどうなっているか聞くの忘れちゃった。

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術後約三ヶ月

2009-08-24 13:56:23 | 子宮頸がん治療(退院後)
子宮摘出手術から、約三ヶ月が経ちました。
もうそろそろ子宮を摘出したとこの後の縫合糸は消えたでしょうか。
術後検診前のまとめ。ちょっと長め。

・お腹の皮膚の引き攣れ感、手術創の痛みなど
 →まったくなし。
せっかく(?)三ヶ月目なので、現在の手術創の写真を貼っておきます。
オバサンの腹に耐性の無い人は、グロ注意。







左下の傷跡

傷の長さは2㎝強で、お腹の五ヶ所の傷跡の中で一番大きい。
赤で囲った傷が頸がん治療の傷で、黒で囲った傷が筋腫治療での傷跡(分かりにくいですが)。
切ったのは1cmだったのに、傷跡は2cmとな。やせると小さくなるのかは未だ不明。

左上の傷跡:ほぼ同様の傷が中央下、右下に一つずつ

傷跡は1cm弱。ただし中央下の傷はややケロイド化。そのうち治るだろうと気にししないようにしています。
筋腫治療時の傷はいっそう分かりにくくなっています。
個人差もあるでしょうが、三年経つと、この程度になるようです。

もうひとつ、おへそ上の傷

見やすくするために手で開いて写真を撮っています。
実際はおへそのカーブに合わせて切ってあるので、ほとんど目立ちません。
矢印は虫刺されでは無く、手術時にチューブか何かを固定するためにお腹の皮膚に縫い付けた跡のようです。


・下腹部や脚のむくみ
 →たまにある(ような気がする)。一月前と変わらない感じですね~。

6月21日から足の太さを測っていたので、ご参考までに(飛び飛びの測定で参考になるかどうか分からないけど)貼り付けておきます。


測定の誤差も多分にあるとは思いますが、脚の太さ自体は、なんとなーく減少傾向にあるようです。
ただ実感として「なんだか浮腫んでる?」という日はあります。
また下腹部の浮腫み感は、これには反映されないでしょうし。。
くわえて、足の付け根の麻痺感とごっちゃになってるかもしれません。
あまり役に立ってないような気がしてきました・・・。
いやいや、リンパ浮腫は、出現する時はどちらか片足の事が非常に多い、ということなのでサボらずに二日に一回ほどは測っていこうっと。


・鼠径部の痛み
 →ときどき痛い。長歩きしたりすると痛むことが多い。が、痛みの頻度は確実に下がりました。

・足の付け根の麻痺感
 →まったく変わらず。皮膚表面のひりひりする痛みもかわらず、たいそう不快。
  日に数度痛いなあ、と思う。
  ぼんやりしてると「いてえ・・・」と口に出る程度の痛み。

  ちょっとー!ほんとうによくなるのー?! と時々不安と怒りで(心が)黒ずむ
  蚊に刺されてもかゆくない事が唯一のメリット。うれしくなし。

・排尿、排便痛
 →頻度は下がったような気がするが、まだ時々痛む。
  
・場所の決まっていない腹痛
 →相変わらず、お腹の中が鋭く痛むときがある。ただ、手術の影響かどうかはよくわからないかんじ。

・そのほか気になる事
 →ほてり・冷えなど。なんだか体温調節がうまく行かないかんじ。
  ただの夏ばてかもしれない。
  
こんなところでしょうか。
術後三ヶ月経って、回復も地味になってきました。
いいことなのでしょうね。


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術後75日(くらい)

2009-08-12 17:21:17 | 子宮頸がん治療(退院後)
術後75日くらい経ちました。
人の噂も75日、
初物を食べると寿命が75日伸びる、
と。
75日は一区切りかもしれません。

体は、術後だらだらしていたせいで若干体力は衰えていますが、ほぼ術前と同じくらいに回復していると思います。

足の付け根の麻痺感はまったく変わりがありません。
ときどき火傷っぽく痛むのが大変に不愉快です。うーん、これは何で軽快しないのか。
なんど「コマネチ!」を繰り返せばいいのか。

下腹部や足の付け根の浮腫み感は徐々によくなっています。
実際、脚の太さも減少傾向にあります。
マッサージのおかげでしょうか?さぼり気味だけど。
ただ、まったく無くなることはないようです。
麻痺感と合わさって、ちょっと判定しずらい感はありますが。

私は卵巣温存なので、どうも生理(子宮が無いから無いけど)の前くらいになると浮腫みは強くなるようです。
手術前には感じなかったのですけどね。浮腫みなんか。

私の姉は、広汎で卵巣に加え大網も取っちゃったのですけど、甲状腺からのホルモンの補填のおかげか、特別な治療をしなくても軽いほてりくらいで更年期障害様症状はあまり出ませんでした。
この手の症状は、本当に人により千差万別だと思います。

お腹の中の「ピシーン」とするような鋭い痛みは、若干頻度が減ってきたように感じます。
まだ、子宮を切除した傷口の糸が残ってるとの事、完全にお腹の中の傷がいえてないのでしょう。
それでも、徐々によくなってきているのかなあ。


以前ブログのエントリーに書いてきた
「散文的」って言葉。
私はとりとめが無いって意味かと思って使ってきましたが、そうではなく
「評論や小説など、韻律や句法にとらわれない文章」との事。
ひょえ~!ずっとずっと勘違いしていたわ!
あんまり恥ずかしいので、直さずにこのままにしておきます。
自戒。

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