しょぼしょぼ治療記 

~子宮筋腫と子宮頸がん(腺がん)のあまり深刻でない治療記です~

知ったかぶり子宮頸がん(0期での再発)

2009-07-31 17:03:28 | 子宮頸癌のこと(主に腺がん)
「知ったかぶり」の記述は、私が治療の中でドクターに訊いた事など治療中に知ったこと、ネットや本で知ったことなどです。  個人的な体験を含む情報ですから、ゆらぎや不正確さなどが存在することをお許しください。

私は再発や転移がたいへん恐ろしいわけでして。
医学的に
「そんなに恐れる事ないよ」
って確率でも、こわいです。
だからこういう治療(0期でリンパ節郭清)を選択したのですけれど。

このあいだの診察で、主治医の先生に再発の場所や確率について少しうかがいました。
一医師の見解ですが、ご参考までに紹介いたします。


「0期の再発は大変に稀だと聞いていますが、実際どうなんでしょう? 私は卵巣を残していますが、卵巣への再発と子宮頚部断端の再発はどっちが多いんですか?」

「僕はすべての事例を知っているわけではいないですが、ほとんどない、といっていいと思います。
まあ腺がんってこともあるし「絶対無い」はありえないですけど。
自分が知っているなかでは、0期の再発は頚部断端に一人聞いたことがあります。
再発発覚後、以前の病理検体をもう一度精査した結果、病変が基底膜をこえて浸潤している事が分かったそうです。
0期ではなかった、ということです」



そうか、やはり0期での再発はかなり稀なんでしょうねえ。
ただ、再発も病理検査の見落としも患者にとってはどちらでも、ショックな事にかわりがないこと。
人間に完全を期待するのは間違っていますが、自分の身に起きるとやっぱりもやもやしてしまうと思うのですよね。

とはいえ、卵巣再発の事例を主治医が経験がない事、頚部断端の再発も非常に少ない事はちょっと気分が明るくなりましたよ。
前歯の治療も、今後ながーく使えるように治療しなくっちゃね。

・・・。
痛いんですよ、ほんとに。
ここんとこ雑炊とうどんしか食べてないんですよ。
食い意地が張っているから、けっこうつらいっす。

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癌についてのブログ記事の紹介

2009-07-29 21:20:26 | 子宮頸癌のこと(主に腺がん)
ブログの記事の紹介です。
子宮頸癌だけではなく、(日本人の)癌全体に対してのエントリーですが、とても理解しやすかったものですから。
NATROMさん(お医者様と思われます)のエントリーです。
どうして日本は癌大国になってしまったのか?
他のエントリーも非常に科学的で興味深いものになっています。

堅めのブログですが、よろしければご一読を。私のエントリーはちゃんと論じた記事ではないのでNATOROMさんのとこにはトラックバックは送りません、失礼にあたらないといいんですけど

癌になった事について、
「あなたの(現代社会の)生活習慣が悪い」
「あなたの選択した西洋医学(西洋医学って言い方もなんだかなあですが)の治療が悪い」
という言い回しの代替医療を姉の治療中に山ほどみました。
自然な生活、体の望む生活(?)をしていればそんな事にはならない、と
今からでも遅くない、生活を改めれば癌は治る、と。

代替療法の皆さんは、何で病気になった本人に病気になった原因を帰結させるのか、と歯がゆくて仕方なかったのです。
その後悔を治療の情熱に振り向けたいのかもしれませんが、どうしてエビデンスのないものに向かわせてしまうのか、それをなぜ是としてしまうのか。

ちゃんと答えのないまま、ブログにだらんと書いてしまうのは申し訳ないです。
代替医療の一部に対して(代替医療すべてではないです)ぼんやりとした、批判の気持ちはあるのです。
が、代替医療を必要としている人がいるのなら、このような公の場(ネットちゅーのはそんなとこですよね)でネガティブなことを言うだけで悪い影響を与えそうな気がします。
じゃあかくなって?でもちゃんと批判しなかった自分に後悔もあるんですよ。

ぼちぼち書いて、自分の気持ちを整理していきたいんですよ、ほんとに。

うーんまた、散漫になってしまいました。

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まさかの時の(保険のハナシ)

2009-07-27 17:00:00 | 子宮頸がん治療(退院後)
保険の給付金がおりました。
おお、うれしいよう。
自分が癌になるとは思っていなかったので、癌特約はつけていなかったのですが女性疾病特約をつけていたので、なかなかの額がおりました。
保険っていうのは、自分が病気や死ぬ方に賭ける、ギャンブルだなあ、と改めて思いましたですよ。
ギャンブルに勝つ、と言うのは自分が病気になる事なので勝っても微妙ですが・・・。

前回の円錐切除術も一括でおりました。
大体治療費の半額くらいが補填された形になります。入っててよかったよう・・・。

手術が一回あたり3万円の定額なのがイマイチですが。
今後検討される方はご参考まで。
私は、癌特約とかでがっぱりもらうよりも日ごろの病気や怪我の出費の足しになれば、と言う程度の加入条件でした。

どうぞ皆様方には、掛け金が大きすぎない程度の保障をえられる(まあ収入によりますが)保険に入っておく事をオススメします。
体調不良で婦人科にかかる前に入っとくとか(既往症の制限に注意)。
ちなみに私の保険は全労済です。
ローリスクローリターンな感じですが、まさかの時の安心、です。
あんまり高い保険には入れないもの。

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術後検診二回目

2009-07-25 14:34:16 | 子宮頸がん治療(退院後)
昨日、手術後の検診の二回目に行ってきました。

先生が処置に入ったので遅くなります、との連絡があり、予約時間を一時間半ほど過ぎて呼ばれ、診察室に入りました。
前回の検診と同じく、内診(と多分エコー)、摘出した子宮の断端の細胞診、問診を行いました。

「順調ですよ。でもまだ縫い合わせたところの糸が見えるねえ。肉芽(にくがorにくげ:先生はにくげと発音していた)もできてるしスメアもやったからちょっと出血するかも」

「肉芽?」

「傷口を修復する時なんかにできやすいもので、よくできるんだよ、病的なものじゃないよ」
「あなたの肉芽の大きさは米粒の半分よりちょっと小さいくらい」
「修復する時にできる組織だから血管に富んでいて、ちょっとした刺激で出血したりする」
「そのうちに小さくなったり無くなったりどこいったか分からなくなったり」


「出血するときって、どういうときですか?」

「主に物理的な刺激だね、内診やスメアなんかの検診とか、性行為とか」
「あと糸が完全に吸収されたときとか」


確かにこの日、今までの細胞診後より出血が多かったです。
生理の終わりがけくらいの量ですが。

「脚の麻痺感はどう?」

「変わりません。メチコバールも効いたんだか効いてないんだか分かりません」

「んじゃしばらく薬なしで様子を見ましょう」

やっぱりほっとくしかないのんか~ちぇ。

その他のお腹の痛みや排便の不具合(と言うほどのものではないが)は、そんな事もあるでしょう、とまあ問題なさげ。

細胞診の結果を郵送する手続きを取って、この日は終わり。
来月上旬には検査結果が来るはず。
こんども、「心配ありません」でありますように。


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術後約二ヶ月

2009-07-23 17:17:23 | 子宮頸がん治療(退院後)
子宮摘出手術から、約二ヶ月が経ちました。
明日は、二回目の術後検診です。
体の変化や不具合、疑問点などをまとめておこうっと。

術後40日目のエントリーに書いてある事と、似た内容で申し訳ないです。

・お腹の皮膚の引き攣れ感、手術創の痛みなど
 →もうほとんどない。腹筋運動もできるようになりました。

・下腹部や脚のむくみ
 →たまにある(ような気がする)。脚のサイズを二三日おきに測っているが、浮腫み感と太さの相関は今のところ見られない。どーして?計り方が悪いのか?

・鼠径部の痛み
 →わりと頻繁に痛い。長歩きしたりすると必ず痛いので、気がつくと撫でている。痛みのレベルは10段階の2くらい。たいしたことないですね

・足の付け根の麻痺感
 →変わらず。メチコバールが効いたのか効かなかったのかよくわからず。
  皮膚表面のひりひりする痛みの頻度は下がりました。
  
・排尿、排便痛
 →二週間前より少し軽くなったかも。欲張って出そうとすると、やはりいくらか痛むけど。
・場所の決まっていない腹痛
 →相変わらず、お腹の中が鋭く痛むときがある。ピシーンというかんじの痛みですぐ消えます。

・その他不具合
 疲れやすい、ほてり(PMSか?)など


ああよかった、術後40日目よりいくらかよくなっているとこあるじゃないか。
書いてみて安心しました。少しづつ、体がよくなっております。

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