しょぼしょぼ治療記 

~子宮筋腫と子宮頸がん(腺がん)のあまり深刻でない治療記です~

円切手術後(入院二日目)

2009-05-16 12:49:44 | 子宮頸がん治療(円錐切除で入院中)
手術中に意識があると、色々覚えていていますね。記事が長くなりましたので、分割しました。

12:40  手術終わったようでした。
     麻酔医の先生が、
     「麻酔にかけた時間の方が長かったね、手術自体は30分もかからなかったよ」
     そっか、おせわになりました。
    
      H先生が、
      「終わりましたよ~、切ったもの見る?」
      といいながら近づいてきました。
      「ぜひ、見せてください」
      見せられたのは200mlくらいのビーカーに入った小指の先くらいの組織と、
      フィルムケースのような容器にに入った細かい肉片。
      前者が頚部を円錐切除した組織で後者が、子宮内膜を掻爬した組織だそうです。

    Dr.「あなたの子宮頚部んとこ、ずいぶん小さくって苦労したよ、でもちゃんと取れたから」
      それは、初耳だ。
     私「通常は、どのくらいの大きさなんですか?」
    Dr.「このくらい(人差し指と親指で丸を作る)かなあ」
      ほおほお、ずいぶん大きさ違いますね。

    Dr.「組織は病理検査にまわしますね、お疲れ様でした」
      はい、お疲れ様でした。ありがとうございました。

13:00   病室にストレッチャーで戻る。
      下半身は手術の時と同様に麻痺していて、尿の管が挿入してあります。
      当然、ショーツはT字帯になっていました。

      頭はハッキリしているので、病室で待っていたダンナさんと普通に会話できました。
      上半身は動かせますが、頭や体を動かすと麻酔の副作用の頭痛がひどくなると、ずいぶん脅されたのでおとなしくしていました。

      一時間に一度ほど看護師さんが様子を見にきて、体温と血圧、麻酔の消え方をチェックしてくれます。

16:00頃 このくらいから、麻酔の効果が消えてくる。
     正座などで足がしびれたような感じが腰から下に出てきました。
17:00頃 腰やひざがちょっと動かせるようになる。足先はまだ動かない。

     少し動くようになってからは二時間ほどで麻酔が効いた感じは消えました。
     手術の痛みでは無いようですが、とにかく腰が痛いぞ。
     姿勢を変えたり、腰を伸ばしたりが猛烈にしたいのですが、そういうことは無理。

今から思い出しても、一番辛かったのは、この夜。
とにかく腰が痛かった。痛みでほとんど眠れませんでした。

あ、手術中に大きいお漏らしはしていなかったそうです。

円切手術中(入院二日目)

2009-05-16 11:11:10 | 子宮頸がん治療(円錐切除で入院中)
夜中に何度か目覚めましたが、そこそこ寝ることができました。

6:00  起床
6:20  検温等 36.5℃、血圧 125-75
8:00 ダンナさんが来る
9:00  点滴のルートのための麻酔パッチを左手の甲に貼る
     足首とすねの太さを測り(太さ再確認)、太さにあった弾性ソックスを購入、着用。
       もちろん、血栓防止のため。
     ショーツ以外の下着を脱ぎ、手術着を着てスタンバイ。
     ここで不安になる。昨日から大きいのが出ていない。下剤もかけていない。

               ・・・・・まさか手術中に・・・・・

10:30 手術室の看護師さんが迎えにきたので、ダンナさんに手を振り、歩いて手術室まで行く。
     手術室の前の廊下にあるパイプ椅子に座って、麻酔医から最終的な説明を受ける。
      何か質問は?ときかれ、
      「昨日から うんこが でていないんですけど、手術中に出たりしませんよね?」
      「安心してください。そうなっても心配要りませんよ、ちゃんと処置しますからね」

            ! そうなる可能性があるのか !

      腰椎麻酔中は、私の肛門括約筋はどのくらい頑張れるのでしょう・・・。

     歩いて手術室に入り、手術台に乗る。全身麻酔に比べて、なんだかカジュアルだ。
     クラシックの曲が流れている。
     三年前の手術でのオフコースメドレーはやはり当時の主治医の趣味か。
     手術着をぬいで、パンツいっちょになる。

     まず左手に点滴のルート確保、そのあとひざを抱えるようにして麻酔医に背を向け、腰椎麻酔のための痛み止めの注射をする。
     針をさす痛みは採血と変わらないくらいだけど、液が入る時に少々痛みを感じる。
     しばらくして、腰椎麻酔のための針を入れる。痛みも何も感じない。
     体を仰向けに戻すと、なんだか下半身がぽかぽかしてきた。それにともなって、足のほうからしびれてくる。
     手術室の奥の扉から、主治医の先生方もやってきました。
     H先生ともう一人は研修医の先生でしょうか?あれこれ教えてもらっているようす。
     
     氷だか凍らした保冷剤だかを肌に当てて、冷たく感じるかどうかを確かめてゆく。
     体の左右で麻酔の効きが違うことがあると、手術台を傾けて(効きが悪い方が低い)麻酔の具合を調整する。

      面白いなあ。
      私の脊椎の中で麻酔液が重力で動いて、麻酔液にさらされた神経に対応する部分が麻痺していく感じが、ちょっと電子回路図を思い起こさせました。
      でもコレって結構繊細な作業じゃね?麻酔医の頭の中には3Dの脊椎神経地図みたいなのがあるのかしら。職人だなあ。

     そんなことを考えながら、「冷たいです」「感じません」「いくらか感じます」などと、麻酔の確認作業をしていると、どうやらいい具合になったようで手術が開始しました。
     麻酔開始から手術開始まで、40分くらいかかったでしょうか。

     胸の下くらいに金属のフレームに布をかけた、ついたてのようなものが立てられて、手術の様子は見えません。左手には点滴とパルスオキシメーター?が。
     上半身には暖かいケットがかけられて、快適でした。

     ところで、私の括約筋は頑張っているのでしょうか・・・・。