辺野古埋め立て反対派の言い分の一つに、「辺野古1つで米軍の陸・海・空の出撃体制が整う」というのがあります。
「平和」の見地からの発言ですが、そもそも平和を前提に論じることが現在出来るのか、という視点が抜け落ちているのではないでしょうか。
現在の情勢下で、「辺野古1つで米軍の陸・海・空の出撃体制が整う」なら結構なことでしょうに。
もし「5300種の生物が生息、珊瑚が群生する辺野古の美しい海を埋め立てることがいいことか」という諸状況へ考慮なしの設問があるなら、ほとんどの人が「よくない」「反対」という反応でしょう。
誰も積極的に埋め立てたいと思っているわけではなく、日々リアルに迫りつるある中国の脅威を考えた時「万やむを得ない措置なのだ」という、これに尽きます。
先稿で触れた如く、人民解放軍に侵攻されたら、辺野古の海160ヘクタールどころの自然破壊では済みません。南沙の海における中国の無造作な埋め立て工事を見れば容易に知れることで、それ以前に中国という国自体が「環境」に留意する精神を持っていません。辺野古どころか中国が君臨するエリアの海が次々に汚染されて行きます。
辺野古どころではない大自然破壊は容易に予見されることですが、国民の命も尊厳も蹂躙されることは火を見るように明らかなのはチベット、新疆ウィグル地区の例を見れば即座に解かることです。
ジュゴンが反対派のマジックワードに使われていますが、大浦湾に生息のジュゴンなど存在が確認されているのは3頭に過ぎず、うち一頭は行方不明です。一頭は工事が始まったのでどこかへ行ってしまった、とこれを悲劇のように反対派は拡大視して言い立てるのですが、言葉を変えれば工事が始まればジュゴンは、よそへ・・・・160ヘクタール圏外に移動するだけのことで大浦湾全体が土砂で埋め立てられるわけではありません。ウミガメその他も同じくで工事圏外に移動するだけのことを、反対派の人々はあたかも全種が絶滅という印象操作で伝えています。
あたかも大浦湾全体が埋め立てられるかのような印象操作が流布しています。
サンゴは被害に遭いますが、しかし一国の安全と国民の生命財産を一方に置いた時、どちらに選択の針は触れるのか、ということです。
生態系の破壊は当然166ヘクタールプラスアルファで避けられませんが、サンゴや5300種の生物が全部絶えるわけでなし、感傷で論じるべき筋合いにはありません。
生存確認たった2頭のジュゴンと、1,450,000人の沖縄県民の防衛上の安全とどちらを選ぶのか。沖縄の安全は日本全土の安全でもあります。160ヘクタールが埋め立てられてもジュゴンが死ぬわけではありません。なんだかこれも、ジュゴンごと土砂に埋められるような印象操作で喧伝されています。
生存確認されているジュゴンは現在2頭。辺野古からよそに行ったジュゴンを入れても10頭以下とされています。
たまたま撮影された1頭か2頭のジュゴンの映像を用いて、あたかも大浦湾に大量のジュゴンが棲み着いているかのような、印象操作。
キャプションに「今日も」大浦湾に姿、とあるようにジュゴンはそこに定住しているわけではありません。生き物なのですから。
工事が始まった時点で、よそへ回避したジュゴンがいるのは事実のようですが「回避した」、たから工事を避けてよそへ避難できるのです。
最大の自然破壊が戦争です。その戦争抑止のために米軍が必要です。日本が憲法を変えて自衛隊を主体的軍隊に昇格させない限りは。
翁長 雄志県知事時代に、辺野古大浦湾の埋め立て承認取り消しをめぐって始まった裁判では国が勝訴しましたが、工事妨害は玉城デニー知事に引き継がれ、辺野古埋め立て承認撤回の効力を停止した石井啓一国土交通相の決定を「違法な国の関与」と主張して、いたずらに基地建設を遅延させています。沖縄人特有の視野狭窄であると言わざるを得ません。
辺野古の軟弱地盤の改良工事や設計変更について玉城知事の承認を得なければならず、防衛省は「これまでは知事の承認を得ないで進められるギリギリの工事をしてきたが、それも限界に近づきつつある」としていて、玉城氏は「あらゆる手法を駆使して、辺野古に新基地は作らせない」と豪語。
保守を名乗っていますが、実体は韓国人や中国人まで現場にはいる妨害運動者を賛美する左翼です。
沖縄地裁の判決骨子の結論は「本件埋立事業の必要性(普天間飛行場の危険性の除去)が極めて高く、それに伴う環境悪化等の不利益を考慮したとしても、第1号要件該当性を肯定できるとする判断が不合理と認めることはできない」であり、正当な判決であったと思われます。
埋め立てによるマイナスを考慮に入れても、工事を続行のメリットが上回る、ということでしょう。
反対派の言い分は、「辺野古が唯一の道なのか」ですが唯一ではありません。しかし、いったん決まったものを覆してゼロ地点から再スタートするほど、対中国情勢は悠長な状況にはない、とこれに尽きます。工事が一日伸びるたび、日本への中国による脅威は増して行きゼロ地点になったら、もっと日本の安全はその間危険にさらされます。
国民の命が脅かされている時に、生存確認わずか2頭のじゅごんを守るために、海の堡塁建設を止めよという言い分のおかしさが解かるのではないでしょうか。
反対派は、辺野古は単なる移転ではなく軍事力増強のための新基地建設であると言うのですが、国防上の観点から言えば心強い堡塁建設です。オスプレイの離発着可能な強襲揚陸艦が停泊できる軍港が結果的に出来上がるなら、日本の安全面から見れば、心丈夫なことです。
とりわけ韓国との現在の関係、韓国という国自体が北と結びつきそうな現況では備えねばならないのは、対中国ばかりではありません。
「辺野古移設が、普天間問題の唯一の解決策」という政府のニュアンスは正確ではありませんが、要するに「ゼロ地点に戻すほどのゆとりは、国防上の観点から日本には残されてはいない」「それゆえ唯一の選択肢である」ということでしょう。
韓国からもし米軍が撤退すれば、日本は朝鮮半島という緩衝地帯を一気に喪失、日本侵攻の玄関口である尖閣諸島、沖縄への上陸に虎視眈々としている中国の脅威にじかにさらされることになります。
仮に沖縄からも米軍が撤退したら、即そこに国軍としての自衛隊が腰を据えるべくその意味でも憲法改正が急がれます。
サンゴの海を埋め立てるな、と騒いでいる朝日新聞がその昔他ならぬサンゴを自作自演で傷つけたことを忘れてはなりません。
祓え給い、清め給え、神(かむ)ながら守り給い、幸(さきわ)え給え
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