白いご飯  ( お正月なので )

2010年01月06日 16時48分44秒 | 日記
真っ白なふかふかご飯が炊きあがった。 久しぶりの白いご飯に、遠い記憶がよみがえる。
いつの頃かは定かでないが、真っ白なふかふかご飯を大盛りにして、真ん中をちょこんとへこませて、
そこにバターを乗っけて、じわ~っと融ける所にお醤油をたらし、かきまぜて、食べる・・・。
父が教えてくれた、取っておきの美味しい アツアツご飯の食べ方である。

なんだか懐かしくて、ふっとやってみたくなった。

美味しい     

それを下の娘が見ていた  びっくりした顔している。    
で、 別に悪い事をやっていたわけではないのに妙に気まり悪く
またしても遠い昔に意識がとんだ。

いつかは覚えていない。  が、食事のテーブルを囲んでいる時、どういういきさつで、そうなったかはまるで覚えていないが、
母の目の前で、私はバターかけご飯を食べていた。
そうしたら、母がすごい剣幕で、おこりだした。
そして最後に 「ご飯を、そう言う風に粗末にすると罰があたる」と・・・。
「醤油など掛けて食べると消化が悪くおなかの中で、ご飯が縦にどんどん重なって詰まって死んでしまう」
と 言うような内容の事を言われ、私は怖くなって大泣きしたのを覚えている。

それ以来、食べたことなかったので、今頃になってちょっと母に反抗…。

何もそんな 子供を怖がらせなくてもいいのに。 

なぜ母はそこまで私をしかったのか?  今なら思い当たる事もある。
 問題児の私らしく、人と和すこともできなかったが、子供の頃の私は、とにかく食事をするのが苦手で、食べる事が苦痛でさえあった。
母にとっては、私は、育てづらい、今で言う 絡みづらい子供であったろうと、申し訳なく思う。
だから美味しく食べる手段として父も教えくれたんだと思うし、母も何とか私に、食事をさせようとしていたんだと、思う。

その日もきっと、「トイレ」とか言って、食事中に席をはずしたり、していたんだと思う。
だから母はきっと堪忍袋のひもが切れちゃったのではないかと…。

私はと言えば食べないから、、ガリガリで骨と皮の筋子さんだったのです。
今の私からは、想像するのは難しいと思うのですが 

でも、食事をしないからと言って普通に生きてこれたし。
幼少の頃の一時的な食欲不振は、「絶対 心配ないよ」って、世の一年生ママには言って差し上げたい。 


さて先刻の、驚き顔の 娘とは・・・
結局 一緒にバターかけご飯を食べたのですが、  娘は、「脂っぽくて気持ち悪い」と・・・。
おまけに、母と同じように 「消化悪そう・・・」と、途中で放棄・・・。    

最近は、玄米ご飯に慣れてしまって、娘も、こんな言葉を私に返すようになってしまいました。