一期一会  ( 新年に )

2010年01月04日 13時13分14秒 | 日記
ぬけんばかりの青空

吹きすさぶ、昨日までの吹雪が嘘の様な真っ青な空

見よ、空はこんなにも青い

2010年の幕が上がり、これまで何処にも存在しなかった明るさに輝いている。

この、あまりの美しさに、前後の見境なく、こんな事を書きだすのはどうかと思うのだが・・・。



昨年暮れ、立て続けに古い友人と、別な友人のご主人とが、ガンで亡くなり お見送りをして正直へこんでしまった。

なぜ、ガンと決まれば、亡くならなければならないのか?

なぜ、【ガン=治らない病気】と言うとらえ方しかできないのだろうか?

葬儀の会場で私が患者だと知って(誰か知ってる人がいるものなのね) 憐みのしたり顔をして 「無理しないでね?」 なんて言われると、

この寒い中、冷水を浴びせかけられたような、寒々しい気持ちになる。
  
 ( ほっとけ、お前に何が分かる )と心も荒む。

                       
    


20世紀には二つの神話があった。
  
   あの強固なベルリンの壁は、永遠に続く。
   
   あの強大なソビエト連邦は、永遠に続く。

だが、どちらも消失した。  それも実に、あっけなく。

だから・・・と、 私は思う。

だから、三大医療一辺倒のガン医療が 根底から覆り 患者と医師とが歩み寄り、ともに進み

【がん=治る病気】 と言う日が来るのも  決して 決して夢物語では、ないと。



たった一度の人生、決して二度とはない人生。

しかも 迷い 思い悩むには 余りにも短すぎる人生。


一期一会 

『人との出会いは、一生に一度しかない。そう思って どんな客も大切におもてなしを 』と言う茶の教えを

私は心して、前を向き、2010年の歩みを進めよう。

今年はどんな出会いがあるのか・・・。

このブログと言う一つの世界で出会い知りえた、美しく、楽しい人たち、この一期一会も、しっかりと見据えて行きたい。


ああ、空は、ますます青い。   決して二度とはもどらない、今、を祝して。