朝10時に豊田佐助邸へ到着。音楽ユニオンの企画公演であるコントラバス四重奏のコンサートの手伝い。とはいってもほとんどやることもないので演奏を聴きながらコントラバスという楽器を観察。あれはやはりヴィオール族の楽器だという事を再認識。コンサート終了後、お茶の誘いを断り帰宅。親鸞の曲を書く。M-4完成。しばらくは遊びに行けないなぁ。
昨晩遅かったにもかかわらず早朝に目が覚めすぐ仕事に入る。明日の芸術フォーラムで発表するコラージュをえいやぁ、と仕上げる。その後「親鸞外伝」の作曲。まずは一番めんどくさそうなクライマックスのシーンからとりかかる。ある人物の身勝手な行動から寺が焼け落ち何人もの人間が死んでゆく場面で、人間の持つ業の深さを見せつけられる。通常舞台音楽は通常の音楽の作曲と違い、サウンドの構築やメロディの概念も微妙に違うのだが、この部分だけは声明、笙、打楽器のサウンドを即興的に組み合わせ音楽も舞台に乗るような感じに仕上げた。今日はこの一曲のみ。お疲れである。
朝10時に張氏の事務所へ行き、記譜とか曲の内容について説明をする。「馬頭琴のカデンツア部分にホーミーを入れてはどうか」と張さんから提案。採用。
その後近くのコンビニでパンを買い、菊本健朗氏のスタジオへ行き「親鸞外伝」につける音楽の打ち合わせ。二幕のストレートプレイだが、なんとMナンバー(楽曲数)が29!これはヤバイと心底焦った。出来るのかねぇ。その後、この事はあまり考えないようにして大磯から来ている片岡夫妻と落ち合い、有松を散歩、その後、「座わ」へ行き大いに飲み食べる。自宅へ流れそのまま深夜まで雑談。
その後近くのコンビニでパンを買い、菊本健朗氏のスタジオへ行き「親鸞外伝」につける音楽の打ち合わせ。二幕のストレートプレイだが、なんとMナンバー(楽曲数)が29!これはヤバイと心底焦った。出来るのかねぇ。その後、この事はあまり考えないようにして大磯から来ている片岡夫妻と落ち合い、有松を散歩、その後、「座わ」へ行き大いに飲み食べる。自宅へ流れそのまま深夜まで雑談。
セントラルから「ラサ」と協奏曲の音源を欲しいと連絡。MIDIで作ったものを出すのは抵抗があるとあらかじめ話していたのだが、それでも欲しいという事なので午前中いっぱいを使い音源を作成、メールで送る。午後から望月君とリハ。の、予定だったが色々話している内に制限時間いっぱいとなり終わり。その後、いくつか楽譜を作って今日はもう店じまいであります。さ、寝るぞ。
夕方校正の終わったスコアを持ってミューズ音楽院に行く。スコアを渡し、山下文恵さんとパートの割り振りやリズム、構成について打ち合わせをする。ちょうど催促の連絡を入れようと思っていた矢先だったらしくびっくりしていた。他にも幾つかのコンサートで僕のアレンジ物が演奏されるらしいので、日程等教えて貰う。神戸のコンサートは聴きに行こう。その後雑談しながらコーヒーを飲んでいたら奥からひょっこりギターの谷村武彦さんが登場。今日はここでレッスンを行うらしい。ちょうど谷村さんに連絡がとりたいな、と思っていた矢先だったのでちょっとびっくりしてしまった。
セントラル愛知から協奏曲のパート譜に欠けがあるとファックス。驚いて調べるとセロとトランペットに欠けが見つかる。セロのパートは僕の単なる印刷ミスだったのだが、トランペットは不可解な現象。画面上には正常に表示されているのだが、プリントアウトするとレイアウトが変わってしまう。何年もフィナーレを使っているがはじめてのトラブルで、先方も「こんな事あるんですね」と言っていた。なんとか修正しPDFファイルで送信。その後一念奮起してマリンバのアレンジを書き上げる。今日一日寝かせて明日校正しよう。で、ここにきて校歌の作曲を思い出し、ザザザとピアノで思いつくまま弾いてみる。なんとかなりそうだ。もちろん書きはしない。今書きはじめると予定が狂ってしまうのだ。ここは楽しみにとっておく。その後近所のチカちゃん来宅。僕と息子とチカちゃんでピアノと打楽器で合奏した。
数日前からやっていたアレンジ、やっと形が見えてきたので中断し、親鸞の調べ物にとりかかる。考えが固まったらあとは書くだけなので気が楽だ。というわけで今から資料集めと気晴らしを兼ねて外出。締め切りまであと数日あるのだ。どうか山下文恵さんがこれを読んでいませんように。
午前中北川綾花ちゃんのレッスンを終えて直ぐ芸術創造センターへ。池田晶子さんが主宰する合唱団のリハをこなす。ザッと通すだけで終わり。舞台から帰ったら白濱さんから電話が入り親鸞の台本と稽古スケジュールを送ったとのこと。とりあえず到着を待つ。その後帰り道にある書肆孤島へ寄り、店主の沢田美江さんと久しぶりにお話。ドビュッシーの書籍を一冊購入し帰宅するとゆうパックで白濱さんから台本が届いていた。あわてて資料を自宅の書棚やネットで集める。
なにかやってそうでいて、実はなにもしていない一日だったなぁ。アレンジは数小節しか進まなかったし。
なにかやってそうでいて、実はなにもしていない一日だったなぁ。アレンジは数小節しか進まなかったし。
現在アレンジをしている曲はアルゼンチンの重鎮アリエル・ラミレスの作品である。依頼主でマリンバ奏者の山下文恵さんはアルゼンチンに住んでいた時にこの作曲家と親交を持ち、彼のバンドにいたケーナ奏者を日本に招いたりしている。以前彼女と南米の作曲家の話をしていた時、ラミレスとの関係を聞くに及び、たまたま僕も彼の作品に興味を持っていたので「じゃあ、なにかオマージュみたいな物を作りましょう」という事になっていたのだ。
今回あらためて作品を見て思ったのだが、やはり南米独特のバイタリティは圧倒的だ。あくまで僕個人の意見だが、日本人には体力的に無理じゃないのかとも思う。ラテンというと皆開放的で底なしに明るいというイメージが定着してる。もちろんこういった面も南米音楽の特徴だが、それ以上に哲学的で深淵なポエジーがあり、それが幾重にも重なる事により壮大な音の絨毯を織り上げる。山下さんはそれを知っている数少ない音楽家の一人だ。良い作品を提供できればと思う。
夕方、来月指揮をする事になっている合唱団の件で、池田晶子さんから電話。楽譜の変更箇所、テンポ指定等事細かく教えて頂く。おおざっぱな僕からは信じられない位細かい。見習いたいなぁ。
今回あらためて作品を見て思ったのだが、やはり南米独特のバイタリティは圧倒的だ。あくまで僕個人の意見だが、日本人には体力的に無理じゃないのかとも思う。ラテンというと皆開放的で底なしに明るいというイメージが定着してる。もちろんこういった面も南米音楽の特徴だが、それ以上に哲学的で深淵なポエジーがあり、それが幾重にも重なる事により壮大な音の絨毯を織り上げる。山下さんはそれを知っている数少ない音楽家の一人だ。良い作品を提供できればと思う。
夕方、来月指揮をする事になっている合唱団の件で、池田晶子さんから電話。楽譜の変更箇所、テンポ指定等事細かく教えて頂く。おおざっぱな僕からは信じられない位細かい。見習いたいなぁ。