バンビの独り言

バンビことけーちんの、あくまでも「独り言」デス☆

映画「母べえ」

2009-02-08 20:52:15 | イベント/講演会/映画
今日、「母べえ」の上映会があったので参加してきました。
去年から観たいな、観たいなぁと思いつつ、泣くと映画館から帰れなくなっちゃうので断念していたの。
それが徒歩圏内で上映会があると聞き、これは何としてでも観に行こうと思ってた。しかも子どもと一緒に観たい。

そしたら偶然、乗馬が休みで(これは必然としか考えられない)母子で行ってきました。
「恥ずかしいから号泣しないでよ」と娘たちに言われていたのに、始まって5分でもうダメで、帰ってからもとめどなく涙が流れてしまうくらい(今も目、パンパンですワ)の、そりゃもう素晴らしい作品でした。

…………内容…………

日中戦争が泥沼化しつつある頃。野上家では、ドイツ文学者の夫・滋と妻・佳代、そしてしっかり者の長女・初子と天真爛漫な次女・照美の4人が貧しくも明るく暮らしていた。お互いを「父べえ」「母べえ」「初べえ」「照べえ」と呼び合う仲睦まじい家族だったが、昭和15年2月、滋が治安維持法違反で検挙されてから苦難の日々が始まった。そんな折、滋の教え子・山崎徹が訪ねてくる。それ以降、徹は一家の手助けをするのだった…。

http://www.youtube.com/watch?v=Av4KW8dJIw0

戦争がどれだけ愚かなことなのか。
治安維持法がどれだけ恐ろしいものなのか。

貧しいながらに娘たちに精一杯の愛情を注ぐ母がどれだけ偉大か。
獄中の夫を尊敬し信じ続ける妻が、どれだけ美しいか。

日頃、私たち母親は、なんだかんだと用事を作り、友達とランチをし、いっぱいいっぱいまで楽しんだあげくに、子どもが帰ってからは「時間がない」「余裕がない」と言っては理不尽に子どもを叱りつけ、忙しい忙しいと時間に追われる日々。
吉永小百合演じる「母べえ」は、獄中のだんなさんの代わりに、細い体で早朝からせっせと働き、仕事をし、貧しく忙しいながらも子どもの心に寄り添い、子どもの話を聴き、しっかりと抱きしめている。
私たちが豊かさと引き換えに、なくしてしまったものは何だろう…。

何も悪くない父親が「治安維持法」によって謙虚され、獄中で病死。
優しかったおばちゃんが、原爆症で死ぬ。
家族を支えてくれたお兄ちゃんが、戦死。
戦争は大事な人をことごとく奪っていきます。
そんな時代が二度と来てはなるまいと思います。

麻生さんは日本を、戦争のできる国にしたいと思ってる。
橋下知事はタレント時代に、徴兵制と核装備に賛成と主張していたそうよ。
支持…できない

1年前からパソコンの前に貼ってある「母べえ」のチラシ。
「何もなくても、母の手があった。悲しくても、母の胸があった」を観ては「優しい母でありたい」と思うのです

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