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「ジャン・クリストフ」 ロラン・ロマン 豊島与志雄/訳 その2

2015年04月02日 | 読書

全10巻の名作長編小説が200円で読めるのは有り難い。
kindleは字も大きくできるし目にも優しいし。

・・・ということで、つづきです。

第2巻 朝

宮廷音楽団の第2ヴァイオリニスト(どの楽器もできる!)になったクリストフ。大人にうまく使われ、まだ11才で家計を支える。拘束、束縛。一緒に遊ぶ友達もいない。二人の弟はわがままで意地が悪い。慰めはたまに帰ってくる叔父ゴットフリートと夕、夜中に一緒に歩くこと。

祖父の死。(いいおじいちゃんだった)

>「逆らってはいけないのだ」「天できめられたことだ。その思し召しを大事にしなければいけない」
という叔父ゴットフリートに 
>「僕は大嫌いだ!」
呪うべき事柄(祖父の死)とそれを創り出した恐るべき「者」(神?)とにたいする、嫌悪と激しい反抗との感情。 

祖父にもらった大事なピアノを売り払う父。父に対する怒り。
でも、父はただの弱い人間なのね。

>「俺は泥棒だ!家の者から剥ぎ取る。子供たちからは軽蔑される。いっそ死んだ方がましだ」
>「クリストフ・・・おれを蔑むなよ!」「・・・・・ねえ、これでもおれは悪人じゃないんだ」
悲しいね~

それでも、まともに仕事をしないので父はヴァイオリニストの職を追放され、ついにクリストフは一人で家族を支えなくてはいけなくなった。

14才・・・。

>自分の最も多くは、現在あるがままの自分ではなくて、明日あるだろうところの自分であると。・・・きっとなってみせる!・・・彼はそういう信念に燃えたち、そういう光明に酔っている。ああ、今日によって中途に引き止められさえしなければ!今日によって足下にたえず張られてる陰険な罠へ陥って蹉跌することさえないならば!

初めてできた友達オットー。でも、本当の友情ではなく、”自分の友達ができた”ということだけが理由の利己的な執着でしかなかった。だんだんオットー(の性格)が嫌になってきて、二人の関係は・・・The end 

思春期。隣に越してきた優しいケリッヒ家の夫人に、次に娘のミンナに恋をする。けれど、それは妄想、執着以外の何物でもなく・・・、結局振られてしまい、その苦しさに死をも考える。不幸な生い立ちが彼の思いこみをさらに強くしてしまったのね。

そして、父の事故死。

かなり端折ったけど・・・、
クリストフの人生は大波ザップ~ンの大変なもののようです。第3巻以下はまた・・・。 

 

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
まだその2ですから、これからが本番ですね!(笑) (masamikeitas)
2015-04-03 14:05:29
まるちゃん、こんにちわ。

まるちゃんの「ジャン・クリストフ」その2を拝読して、少し内容を思い出しました。

>初めてできた友達オットー。

彼は憶えがないです。

>思春期。隣に越してきた優しいケリッヒ家の夫人に、次に娘のミンナに恋をする。

この後、最愛の女性に逢うのでしたかね!
まだその2ですから、これからが本番ですね!(笑)
返信する
masamikeitasさん、こんばんは。 (まる)
2015-04-03 17:00:12
10巻ありますからね~。^^;
多分3巻に出てくるザビーネが最愛の女性なのでしょう。
ザビーネといい、叔父さんといい、自我を乗り越えてるというか悟ってるというか、共感するんですよね~^^
3巻読み終わってこれから4巻です。先は長い・・・
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