●第13回アジア女子選手権大会第1日「日本×ベトナム」

日本3-0ベトナム(25-17 25-17 25-21)

【スタメン】
日本：大友・竹下・杉山・宝来・木村・吉澤・L=櫻井

予想通りのスタメンでスタート。いきなりBクイックを決められる場面
から始まりましたが、日本はクイックを絡めた吉澤の時間差。意外と
ベトナムもブロックで粘っております。公開練習で見せていたと言う
吉澤のジャンプフローターサーブ、さらには木村が前衛のときの
3枚ブロックと、いろいろと目新しいものがありますね。木村への
1本目のトスは決めきれず、2本目は力強いオープンも拾われ、
3本目の早い攻撃もワンチとられてしまいました。大友はやや中盤からの
サーブきっちり入れていましたが(^^;;;　木村への4本目のトスでようやく
決め3-3。しかし2本目の大友のサーブはネット・・・私も過敏に反応しすぎ
でしょうか？？木村も昨年から取り入れた竹下方式のサーブは健在。
序盤リードされる場面もあったものの8-6て1回目のテクニカルタイムアウト。
10-7となったところで木村のバックアタックも出ましたが、決まりません
でしたけど。宝来・大友・吉澤のローテで吉澤がライトに走りこむ
ダブルブロードもどきも。少しずつ余裕が出てきたみたいです。木村は
昨年に比べてパンチ力はついた感じがしますが、ここまで結構打数はある
もののまだ1本。ジュニアでの得点王もベトナム相手に影を潜めています。
14-11で杉山に変え早速荒木投入。ベトナムはキャッチを低く短く、早い
攻撃を心がけている感じがします。日本は中盤ミスが連続し15-15。なんとか
荒木がクイックを決めて16-15。終盤ベトナムにミスが連続し23-17。木村の
ブロックをはじめ、ようやくベトナムの動きをつかみ始めたか、最後は
大友の早いBで決め第1セットを25-17で先取。

全日本は今朝中国に出発して着いてすぐに試合なのだとか。このセットも
荒木でスタート。木村のアンダーでの2段トスはきれいですね。荒木も
見事にそのトスを打ち切っています。サイドは吉澤が一番安定しているか。
8-7で先にテクニカルタイムを取るものの8-8と展開は依然として接戦。
正直ちょっと物足りない感じはします。合宿が短い分ゲームを通じて
徐々に慣らしていくという感じでしょう。韓国戦が予選最終日で本当に
良かった。櫻井は以前怪我をしたときトレーニングに時間をかけて
二の腕が5cm太くなったのだとか。5cmって・・・(^^;;;吉澤－大友の
クイックも飛び出したものの17-16。吉澤が高橋の代役と言う感じは
しますね。ポジションもグランプリのときよりもレフト対角を入れ
変えています。要は高橋のところに吉澤、吉澤のところに木村が入ってます。
終盤ブロックが飛び出し23-16。ただ木村にチャンスボールは上がらず、
宝来を積極的にレフトで使っています。まぁローテ上仕方ないのも
ありますが。セットポイントのところで板橋－大沼の2枚替え。その
大沼がブロックを決めて25-17で2セット連取。

第3セットは第2セット最後のメンバーでスタート。連続ブロックで
スタートし2-0。荒木のサービスエースも出て、このセットは荒木が
大活躍。さらに木村のスーパーレシーブも連発し、後衛では高橋の
穴を十分に埋めています。7-4で木村に替わり菅山登場。これでこの
時点であとは嶋田だけですね。板橋と荒木のクイックもきっちり
合っていますし、全日本B同士コンビは安心して見ていられます。
宝来のブロックで16-12。17-13の場面でようやく菅山も初得点。やはり
このセットは荒木が目立ってますね。いい意味で。ベトナムは完全に
足が止まりボールがボトボト落ちています。それでもコンビも織り交ぜ
選手には笑顔も。手ごたえは感じているでしょうね。23-20と20点も
あげてはいかんだろう。最後は大沼のCクイックがぽとりと落ち25-21。
ちょっともたついた初戦でしたが、まずは1勝目をあげています。嶋田に
出場のチャンスは今日の時点ではありませんでした。

注目の木村は物足りない感じはしたものの、まずはこのコートに
立てたということでよしって感じかな。これからでしょう。正直
ベトナム相手に攻撃は通じていませんでしたが、明日はもう少し
格上の台湾。今日のペースだとセットを落としかねないので、出だし
からエンジン全開で望んで欲しいものです。

日本女子、ベトナムに快勝で白星発進／アジア女子選手権第1日from VNC.JP