この前の土曜日に山形で放送された映像が手に入りましたのでレポします。
NEC 3-0 パイオニア(27-25 25-22 25-22)
【スタメン】
NEC:秋山・内田・高橋・フォフィーニャ・杉山・松崎・L=成田
パイオニア:内田・栗原・ハニーフ・細川・多治見・庄司・L=吉田
[第1セット]
栗原がサーブで狙われるも細川を中心に組み立て。お互いにセンター線を
使おうという意識が見えます。そのセンターで引き付けてサイドを生かす
組み立て。栗原・細川のサーブで崩して4-7とパイオニアリード。徹底して
高橋を狙い、好レシーブから多治見のクイックで4-8、TTO。パイの
組み立ては悪くないが連続ミスで8-8と同点に。9-11と再びリードするも
Nのブロック、ネットインサーブで13-11、パイのTO。栗原ライト、細川
レフトのローテ時に細川が良く決めてます。庄司のノータッチエースで
15-15。杉山のダイレクトで16-15、2回目のTTO。細川のサーブで崩すも
高橋が杉山への縦B!!これはパイもさすがに裏をかかれましたね~
いい攻撃だ!ってか、全日本でもやれよ(^^;;;17-17で小濱と富永投入。
ハニーフのノータッチエースで17-18、Nのタイム。またハニーフの
ネットインで17-20、4連続ポイント。内田がやっと決めて18-20。富永
シャットされ19-20。長い長いラリーをフォフィーニャが切って21-21。
うーん、2枚替えが裏目に出てしまったか。パイはこのパターンが多く
ないか・・・!?フォフィーニャをシャットして21-23、Nのタイム。栗原
決めて22-24。内田の悪いトスをハニーフが押し込むもアウトで23-24。
Nは有田投入。ハニーフが切り込むもアウトで24-24、パイのタイム。
珍しく(!?)カット返ってるのに攻撃陣がミスをしては・・・庄司のCの
位置での一人時間差で24-25。滝沢ピンサ。フォフィーニャ決めて25-25。
ハニーフ決まらず内田決めて26-25、逆転。多治見のAがシャットされ
27-25でN先取。こういう展開でパイはセットをものにできないのが
厳しいですね。後半はパイのペースだったのに・・・
[第2セット]
庄司のブロックで0-2。栗原のブロックアウトで0-3。カットが比較的
返ってるので庄司・多治見を生かせてます。4-7とリードするも
ハニーフのバックアタックがアウトで6-7。多治見のクイックで切って
6-8、TTO。内田のサイドへのトスがちょっと近いのが気になります。
こう見ると、内田のセンターの生かし方はやはりいですね。ただそう
言ってると全然後釜が育たないわけで・・・お互いサイドアウトを繰り返し、
そのままの点差で中盤へ。13-16でパイオニアリードのままTTO。細川の
ラッキーポイントで13-17。15-18でNは筒渕・有田を投入。細川が近い
トスをうまく外に出して15-20、NのTO。16-20でピンサ中村投入。これが
サービスエースで17-20。ハニーフが高い2段トスをブロックの上から
打ち抜いて17-21。内田に代え富永IN。18-21で小濱IN。実質2枚代え。
ハニーフへのトスが近く押さえ込まれ19-21、パイのTO。またこの2枚
替えが裏目に出なければいいが・・・栗原崩され20-21、2枚を戻します。
多治見のブロードが捕まり21-21とまたも終盤で捕らえます。ハニーフが
高い打点からたたきつけて21-22。高橋平行で22-22。栗原決まらず
高橋がうまくタイミングをずらして決め23-22、N逆転でパイのTO。
フォフィーニャ決めて24-22。高橋の軟打で25-22、Nが2セット連取。
パイは終盤カットが崩され、Nは中盤まで沈黙だった高橋が終盤で
確実に決め逃げ切りました。
[第3セット]
いきなり高橋から松崎への縦Bなどで2-0。細川シャットして3-0。
栗原にしろ、ハニーフにしろ、中に切り込ませる攻撃を多用してます。
細川がライトから決め3-3、栗原のノータッチエースで3-4。このローテは
パイオニアの生命線。またカットが崩れだし、3連続失点で6-4、パイの
タイム。今日は高橋がサーブを思いっきり打ってます。ゆるいのに
変えたとたんサーブミスで6-5。杉山のクイックで8-6、TTO。秋山の
コート隅を突くプッシュで9-7。多治見のロングBで9-8。両チームとも
センターを多用。内田の素晴らしいワンハンドトスから細川決めて11-10。
13-10で守備固めに栗原→滝沢。細川切って13-11。細川アウトで15-11。
フォフィーニャのバックアタックで16-12、TTO。佐々木・小濱を投入。
栗原が踏ん張り18-15。パイは2枚を戻します。Nは守備固めに中村投入。
フォフィーニャをシャットして18-16。さらにサーブで崩して栗原押し
込み18-17でNのタイム。この点差のまま終盤へ。内田決めて22-20。
Nは有田をワンポイント投入。多治見のクイックで22-21。成田の素晴らしい
レシーブも、ハニーフのバックアタックで22-22。フォフィーニャの
バックアタックで23-22。秋山のサーブで崩し、ハニーフがドシャット
され24-22、パイのタイム。ハニーフに対して早く打たせようとすると
ミスったり、シャットされますね~もう少し高いトスの時の方がブロックの
上から打ち込んでるので、そっちの方がいいんじゃないでしょうか。
ちょっと攻め急いでるか。最後は栗原が捕まり25-22で首位NECの勝利。
1・2セットはリードしながら、3セット目は終盤に追いつきながらも
パイはセットを取れませんでしたね・・・NECの試合巧者振りがうかがえ
ます。これは男子のサントリーもそうですが、セット終盤での点の
取り方がうまい。高橋なんかはセット中盤まではほとんど打数ないの
ですが、終盤のポイントできっちり決めてくるところはさすが。大分
復調してきてますね。秋山が完全にチームにフィットしてるのも
プラス要因でしょう。パイは要所でカット崩れる悪い癖がでるとどう
にもならないのは毎度の展開。2枚替えがあまりうまく機能してないのも
気になるところ。いい展開の部分もあり、地元で首位NECを追い詰めた
だけに惜しいゲームでした。実況のアナウンサーに
「強いパイオニア、弱いパイオニア、日替わりですね」
というコメントが印象的でした(^^;;;
解説が誰かなぁ??とずっと気になってたのですが、斎藤真由美
でした(^-^)/もう少し鼻にかかった声だったような気がするの
ですが、結構聞きやすかったですよ。山形以外でもぜひ解説して
欲しいところですが。
この会場の熱気、やはり凄いですね。こういう地元の声援に
応えてくれたパイオニアの存続決定を下したことはこれからの
バレー界にとって非常にいいことだと思います。
P.S.
今日の春高決勝プレイバックは94年の大阪国際滝井×九州文化学園。
九文の満永ひとみは全日本でも活躍してたので注目されてましたが、
滝井にはシーガルズの岡野と森がいるではありませんかっ!!
そっちばっかり気になったけど、フルセットの試合で50分の放送って・・・
基本的に当時の映像の垂れ流しなので、カットされたところは
そのままカットですからね・・・93~94年辺りだとバレー界は冬の時代
ですし(ToT)
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