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森のきのこの自然観察な日々

身近な自然を日々観察しています

奥山きのこ便り

2024-09-07 17:18:53 | きのこ

東京は暫くの間、35度に迫る猛暑の予報。
奥山へ行けば、少しは涼しいのではと行ってみた。
現地に着いたのは7時前、この時は肌寒く感じたのだが
日が昇って来ると、じりじりと暑くなってきた。

山道脇にある滝

桟橋を渡って奥へと進む。
木々の葉は青々として、まだまだ夏の装い。

台風10号の影響で、降水量が多く、触発されて出たきのこも
色々と見られた。

キイロスッポンタケ

ナガエノスギタケ
モグラの雪隠から発生するというきのこ

マイタケ幼菌
今年は高気温が続いていたので、ようやく出始めたところ。

シャカシメジ
ホンシメジに近縁で初秋から出るきのこ
久しぶりに大きな株を見ることができた。

天然シイタケ
ミズナラの枯れ枝から、ポツポツ出ているのが見られた。

猛暑が長引いているけれど、奥山では少し秋の気配が出始めていた。


マンネンタケ

2024-07-19 15:35:56 | きのこ

関東地方梅雨明けとなった。
長年使ってきた一眼レフが壊れたので

これを機会にミラーレス一眼を使う事にした。
機材に慣れなければ、ということで
そろそろ開花し始めるムヨウランを探しに行った。
残念ながらトサノクロムヨウランは、まだ開花せず状態。
他に何かないかなと探していくと、尾根道で
マンネンタケを見つけた。
この茸、古代中国で凄い効能があると信じられていて
発見した者は、採取して皇帝に献上することが義務付けられており
官吏への賄賂としても使われることが多かったもいう。

マンネンタケ成菌と手前に幼菌
久々に三脚使用、下からレフ板をあてて撮ってみた。
ミラーショックが無く、手振れ補正も効いて被写界深度も深い。

タマゴタケ
かっては近所の緑道でも多く発生したのだが
ナラ枯れの影響からか、あまり見られなくなってきた。


早春のきのこと居残り冬鳥

2024-03-22 19:07:08 | きのこ

そろそろ早春のきのこ、トガリアミガサタケが
出ているかなと実績のあるイチョウ(♀木)の植栽場所へ行ってみた。
さあやるぞと目を凝らして探し歩くがなかなか見つけることができず。
やはり気温の低い日が続き、発生が遅れているのかなと思ったが
帰り際に小さいのが出ているのを見つけることができた。


トガリアミガサタケ
イチョウの♀木の樹下で出会うことが多い。

帰りがけにミヤマセセリとコツバメ探しに丘陵公園に寄ってみた。
流石にこの気温では、飛びもせずだったが冬鳥2種には
出会うことができた。

シロハラ
前のと別個体だろうが、こちらもすっかり人慣れしている。

ルリビタキ若♂
そろそろ、亜高山帯へお帰りかも。


河畔林のヒラタケ

2023-11-07 19:03:05 | きのこ

昨年、定点観察していたワンドへ行っみたところ
川辺に出る途中の大きなヤナギにヒラタケが出ていた。
先日、街路樹から出ているのを見ているので
今が、発生のピークなのだろう。
枯れ枝のちょうど目線の位置だったので

しゃがみ込んで背景が綺麗に抜ける場所を選んで撮影してみた。
これだけ綺麗な株は、あまり見る機会がない。

川辺に出て座っていると、ハイタカ、ミサゴが飛んで来た。
ダイナミックなシーンを期待しているのだが、今回も何も起こらず。

旋回しながら現れたハイタカ

川上から飛んで来たミサゴ
川面に視線をなげていたけれど、狩りはせずに通過。


ヒラタケの季節

2023-11-03 20:48:59 | きのこ

早朝散歩(腰痛でジョギング不可)で、街道沿いを歩いていたら
街路樹(ベニバナトチノキ)から晩秋のきのこヒラタケが出ていた。
この街道のベニバナトチノキは、植穴が狭いせいなのか?
大きく成長することができず、枯れてしまうものが目立っている。
枯れていない木も衰弱して腐朽部分が多くあり、木材腐朽型の
キノコにとって
格好の住処となっている。

街路樹から出たヒラタケ

木材腐朽菌の繁殖方法は子実体(キノコ)で胞子を拡散して
弱った樹木に入り込む。
胞子は、一日中拡散しているのだが、明るい状態では目視できない。
目に見えるように撮影するには、夜間に逆光でライトをあてて行う。

胞子を拡散するヒラタケ
街中は想像以上に明るく、撮影は難しかった。