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森のきのこの自然観察な日々

身近な自然を日々観察しています

アオマダラ交尾

2024-07-25 15:23:02 | 甲虫

継続観察しているアオマダラタマムシだが
昨日は9時15分にイヌツゲの木の上部に、1頭が飛来して
幹を這いながら降りて来るのが見られた。
その後、ちょっと目を離した隙に2頭目が飛来したらしく
幹に並ぶ形になった。
見た目では雌雄の別が判断できず、多分両方とも♂
なのだろうと思っていたろころ、暫くすると交尾を始めた。

交尾中のアオマダラタマムシ

個人的に観察実績はあまり無いけれど、ホンタマムシで
材に来るのは産卵する♀ばかりで、交尾しているのは見たことが無い。
アオマダラはホスト(モチノキ科)が限られているので
交尾目的の♂としては産卵しに来る♀を待っのが手っ取り早いの
かなとも思ったがどうだろうか。
エノキがホストのシラホシナガタマムシも♂♀が材上に集まる
のは観察している。


嫌われ者と好かれる者

2024-07-05 14:56:36 | 甲虫

河原のトンボ池へ行く途中に、ソメイヨシノの並木があり
虫網を持っているご夫婦がいた。
何を捕るのですかと聞いたところ、クビアカツヤカミキリを
捕らえて駆除しているとのこと。
このカミキリは環境省から特定外来種に指定されており
サクラやモモへの食害が酷く、木を枯らしてしまう問題児だ。
昨年はクヌギの樹液に多くいるのを見ているが
捕殺効果もあまり無く、殲滅は難しいようだ。

ソメイヨシノの幹にとまる♂♀
前胸赤く、前翅黒、光沢があって見た目も悪魔っぽい。

一方、見つけると嬉しくなるのは、見た目が綺麗なタマムシや
ルリボシカミキリ、他の虫に擬態したりする等、特徴のある甲虫だろう。
今日は、桑の老木でスズメバチ類に擬態するトラフカミキリを
見ることができた。

桑の幹にとまるトラフカミキリ
この場所で2020年から棲息確認しているが昨年は見られなかった。
桑の木も5本から2本へ減ってしまい、今年が最後かも。


桑の古木と材置き場

2024-07-02 15:30:15 | 甲虫

昨日の事、どんより曇って、時折小雨が降ってきたが
材置き場の甲虫と桑の古木にそろそろ現れだすであろう
トラフカミキリを目的にバイクで、
ピンポイントで廻ってみた。


材置き場では、
いつもの面々(タマムシ、ルリボシカミキリ
クビアカトラカミキリ)だけだったが傍らのシロザ葉上で

綺麗なヨツスジトラカミキリ(写真)が見られた。
この種も7月入りしてから多くなるという。

桑の古木には目的のトラフカミキリはいなかったが
梅雨時に多い茸 ウスヒラタケとニイジマチビカミキリが見られた。


梅雨の晴れ間の甲虫探し

2024-06-27 08:36:14 | 甲虫

個人的に気になっているアオマダラタマムシの動向確認と
その近くに、
伐採された街路樹置き場を見つけたので
観察会仲間を誘って、前回とほぼ同じコースを歩いてみた。
天気予報は梅雨時ということもあり、猫の目のように変わって
曇り日のはずが強烈な日差しの晴日となった。
フチグロヤツボシ♀が産卵していた衰弱コブシにシラホシハナノミのペア

強烈な日差しに照らされて、汗だくになりつつ
件のイヌツゲに到着すると、運良く産卵中のアオマダラ♀がいた。
*尾部についている赤いのはダニ

産卵管を伸ばすアオマダラタマムシ♀
タマムシと同じ様に産卵に集中している時は撮影に協力的だ。

正午過ぎ、さらに強烈な暑さの中を、伐採街路樹の積まれた現場に移動した。
樹種は、ケヤキ、サクラ、トチノキが多い。

ここでは、タマムシとルリボシカミキリがお祭り状態だった。

産卵中のルリボシカミキリとタマムシ

ケヤキにケヤキナガタマムシ多し

クビアカトラカミキリも多かった。


アオマダラ探索

2024-06-24 17:24:13 | 甲虫

先日観察できたアオマダラタマムシだが
同じイヌツゲに、繰り返し来るのかを確認しておきたいのと
近くにある観察ポイント(材置き場、コブシ、クワ、スギの衰弱木)を
ついでに見ておこうと、観察会仲間のMさん、wさんを誘って行ってみた。

材置き場での収穫
今季初見のミドリカミキリ

コブシの衰弱木に産卵中のフチグロヤツボシカミキリ♀

手摺で開翅したムツボシタマムシ

結局、この日(22日午後)は、アオマダラは見られずだったが
本日午後1時30分に確認しに行ったところ
同じイヌツゲの幹を、♂と思われるのが1頭這っていた。

イヌツゲの幹を這いまわるアオマダラタマムシ♂?

次回は、産卵や交尾中のを見てみたい!
ここ暫くは、アオマダラ探索にはまりそうなのだ。