お肉屋さんのコロッケも捨てがたいものがありますが、家で作るコロッケはそれに負けずとも劣らないものがある・・・のではないかと、私は思っています。
自画自賛しちゃうけど、うちのコロッケはおいしいのよ(明らかに天狗だな)。
以前SNSで、ポテサラについて話題になったことがありましたよね。ポテトサラダくらい自分で作らないか、と見ず知らずのおじさんに言われてしまったとかいう話。
手間がかかるわりにメインのおかずにもならない、と言うひとが結構いたみたいですが、私に言わせたらポテトサラダなんて、コロッケに比べたら作る手間なんてへでもない・・・と
言いたいほど、コロッケは面倒です。断言いたします。
手間がかかるわりに、作ってもあっという間に完売、というのが以前の我が家でした。今は家族が減ったのでさすがに一度には売り切れませんが、この前の日曜に作ったときも6個作って
残ったのは1個半。お店のより厚みがあるので、相方も多分2個まで、とたかをくくっていたら、3個も食べちゃった。多分食パンがあったらコロッケサンドにしただろうな。
食べ過ぎたとは言っていましたけど、そんなに食べられるのは多分衣が薄いから。
今回は強力粉、卵、パン粉の順につけて揚げました。強力粉が余っていたというのもあるけれど、薄くつくからというのが理由です。
これまで家でコロッケを作ると、真ん中がへこんでしまうのが悩みの種でした。ハンバーグ作っているんじゃないんだから、と思って気をつけていても、なぜか真ん中がへこんでそこだけ
揚げ色が薄くなっていたんです。
でも写真を見ていただいてもそんなに薄くなくて、だいたいまんべんなく揚げ色がついている、と思いません?
揚げるときにちょっと工夫したんです。もちろんなるべくへこませないようにもしたけれど、揚げるときに揚げ玉すくいで真ん中の部分に油をかけてみたら、なかなかいい感じになりました。
さて、コロッケを揚げ終えたあと、衣に使った粉や卵などが少々残りました。
ある程度残ったときに作るのが、簡単なドーナツみたいな揚げ菓子です。
残った粉、卵、パン粉に塩少々、砂糖も入れて、牛乳も様子を見て加えて揚げるだけ。後でグラニュー糖をかけるので、生地に入れる砂糖は控えめにしました。
タイトルに書いた「貧乏ドーナツ」というのは、適当につけた名前で、相方などは「甘いやつ」と呼んでいます。かなり抽象的かつ大雑把なので、今回私なりに命名しました。
強力粉を使ったせいか、薄力粉のときより弾力がありましたね。牛乳を増やして生地をゆるめにしてパン粉を追加すると、サクサク感も楽しめる仕上がりになります。
わざわざ作ってもいいんだけれど、揚げ物をしたときのお楽しみにしています。かと言って、わざわざ材料を多めに支度することもしないし、例えば卵がきりよくなくなったりしたら
もう作らない。
見た目がこんななので、相方には「甘いやつだよ」と言わないと唐揚げなどのしょっぱい系と間違えます。まぁ黙っていて、あれ?みたいになるのを見るのも面白いんですけどね。
そうそう、甘い、と言えば。
うちのコロッケもポテトサラダも、どちらも作るときに「え?」と思うくらいの分量の砂糖が入ります。
こうして少し甘みを感じるくらいにするとお店の味に近くなる・・・というのを、小林カツ代さんの本で読んだんです。どれくらい入れるかはお好み次第。でも試してみる価値はあると
思います。