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実家の片づけ、そして義母を送って、次は自分の生前整理だな

違いのわからない男

2024-08-13 08:57:26 | えとせとら

今日13日から月遅れのお盆ですが、結婚して一番違いに驚いたのがこのお盆だったかもしれません。

実家は浄土真宗でお盆と言ってもお供えをするくらいだったのに、ここでは迎え火送り火はもちろん、三度三度の食事までお供えするんだもの。それももちろん精進もの。

子どもたちが育ってからは精進ものはあまり食べないこともあって、生身の人間が食べるものにはだんだんと非精進なものが増えました。

この猛暑日続き、食べ物を粗末にしたくないし食中毒も心配ということもあり、今年はお供え物も生のフルーツなどはやめて、食事もお供えしたらなるべく早く下げ、品数も少なく

するつもりでいます。

去年は義母の初盆だったこともあったし、菩提寺のご住職からお供え物などの仕方について書かれたものをいただき、それに則って行いましたが、先日娘から先代のご住職が数年前に

檀家に送って来た印刷物の写真を送ってきました。

そこには、お供え物はすぐに下げることと、よくあるキュウリの馬やナスの牛について、ご先祖の霊はそんな乗り物などなくてもやってくるのでそんな古い風習はやめましょう、

みたいなことが書いてありました。

私は全然覚えていなかったけれど、娘にとってはかなり「へぇ~」だったようで写真を撮っておいたみたいです。スマホの写真の整理をしていて見つけたんだそうな。

ちょっと変わったところのあるご住職でしたが、考え方はなかなか進歩的。でも宗派の中では浮いていなかっただろうか、なんて思ったり。その点今のご住職はまだ仏門に入って

あまり年月が経っていないので、本山からの教えに忠実だろうなとは思います。

 

さて、私が若い頃。インスタントコーヒーのCMで「違いがわかる男の」というのがありました。確か初代は遠藤周作先生だったような。

我が家の男、相方なんですが、これがまた違いがわからない男、なんです。それもかなりひどい、と私には思える。

例えば枕カバー。これまで相方と色違いでベージュと茶色のものをそれぞれ使っていたのですが、自分がどっちの色だったかまるで覚えていない。特に畑の家の枕はどっちが自分のか

必ずと言っていいほど間違えました。枕の材質も違うんですよ。そりゃ毎日使う枕じゃないけれど、これだけ長いこと使っていれば覚えない?

毎日使うバスタオルだって、間違えて私のタオルを使ったことがありました。材質もサイズも全く違うのに、どうして気づかないのだろうかと頭の中は「?」だらけ。

そんなふうに以前から身近に使っているものについて、特徴を把握していないひとだとは思っていたけれど、なんか怪しくない?と思ったのが先日出かけたステーキレストラン。

メインは運んでくれるけれど、サラダバーがついていてサラダやごはん、パンなどはセルフとなっています。相方も私も初めて出かけた店ではあったけれど、あちらこちらに置かれた

いろいろなサイズの器の違いが相方には区別できなくて、どうしてその皿にそれをのせてきた?みたいなことが次から次へと起きたのにはさすがに呆れました。

眼が悪いとか緑内障とかもあるかもしれないし、普段料理をしないので、どんな器にどんな料理をのせればいいのかということも知らないから、かもしれません。

でもなんだか、彼には積まれている白の器の大きさや深さの違いを認識する能力がちょっと足らないのかも、と思えるのです。

よいほうに考えれば、男だから大雑把だけなのでは、かもしれない。でも悪くすれば発達障害の一種かも、なんて。もっと悪く言えば認知症の初期?なんてことも。

他にも、ずっと同じ冷蔵庫を使っているのに、相方はいまだに野菜室の場所やチルドルームがよく理解できません。ついこの間も、仕事場に置いてある冷蔵庫にレタスを入れてきて、

と頼んだら「野菜室って、ドア開けたとこにある引き出しのところだろ?」と言うので「それはチルドルームだわ!」と大否定しました。

前にも間違えて、野菜を凍らせたことがあるんですが、すっかり忘却。すべてのドアに張り紙しようかと思うこともあります。

骨折以来少しは改善した感のある相方の家事能力ですが、洗濯機の操作も一種類覚えさせるのが精いっぱい。応用は全く利かないです。いずれまた膝の金属を取る手術で私が不在に

なるときまで、せめて今覚えたことだけでもキープさせたいのですが、さて。


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