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シリーズ被災地の真実「10年前の僕へ」南三陸 高橋家のラジオ

2021-02-21 | Weblog

「10年前の僕へ」
南三陸 高橋家のラジオ 

東日本大震災の発生から今年の3月11日で10年を迎えます。
宮城県南三陸町の防災庁舎を襲った大津波でお父さんを亡くした高橋知輝さん(21歳)は、

この10年、被災地の若者の主体性を高めるための動画制作などに取り組んできました。

震災当時小学生だった知輝さんは
プロ野球選手になりたいという夢を断たれ
故郷に帰ってきた時、
新たな姿に変わりゆく町の景色の中で、
「この町にいい影響を与えられる人間になりたい」と決意しました。

一方、お母さんの吏佳さんも、知輝君を含めた3兄妹を育てながら
社会福祉協議会の職員として被災者自身が被災者を助ける仕組みづくりや、
新しい地域コミュニティづくりに取り組んできました。
 
お父さんを亡くしたことはとても悲しい出来事でしたが
家族にはこの10年、嬉しいこともあればお祝い事もありました。
「被災者」といいますと気の毒、可哀想というイメージを持たれがちですが
普通の家族とかわらない日常も、確かにあったのです。
そして吏佳さんのように
暮らしの節々で空を見上げ、大切な人々に語りかけてきたのです。

そこでこの番組では
高橋さんのご自宅をラジオ局に見立て、
知輝さんをメインMCに、お母さんの吏佳さんとともに
この10年を振り返ります。
また、ほかの被災者や町の関係者にもインタビューし
こう語りかけます。

「10年前、瓦礫が広がる町を見渡していた自分に
今ならどんな言葉をかけたいですか」

被災者自身が語るほんとうの気持ちを
お聴きいただければと思います。

放送は2021年3月13日土曜日

18:00から。


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