旅先からの便り。

泊まり勤務をしていたら

石森賞作家の絲山秋子さんから
携帯にメールをいただいた。

（※あまり知られていないが
「芥川賞」より前に
「石森賞」を受賞しているのだ）

その絲山さ


この呼び方、
・・・堅苦しいなあ。


ある意味
長い付き合いなのに。
（※僕の番組の常連さんだったのだ）

なにかこう、
ニックネームで呼びたい。

「いしもりんこ」みたいにさ。

「いとや・・・」







！？・・・やめます。


話を戻します。

メールは時々
やりとりをしているんだけど

今回は
特に嬉しかった。

なぜなら
絲山さんは

「旅の空」から
メールを送ってくれたからだ。

誰かに
「旅の途中で思い出してもらえる」って
すごく嬉しくない？







なんでも
なんとなくドライブしているうちに
東北の某所へ来たという。
（※すっごく車が大好きで
NAVIでも連載を持つほどである）


だが、驚かないぞ。

以前、煙草を吸っていたころ
休日に煙草を買いに出かけて
三重まで行ったことがある。

メールには
「地元のラジオが面白くて
夜の町にも繰り出せない」って書いてあったから

もしかして
同じ「ラジオＬＯＶＥ人間」として
その感動を
僕に伝えたかったのかもしれない。

ご自身もラジオ番組に出演されているから
刺激になったかもね。

ラジオへの愛情の深さに
脱毛・・・

もとい
脱帽である。




なかなか
遠くまで旅行にはいけないが

月並みながら
「人生は旅だなあ」と思うようになった。

このまま
歩みを進めていけば

旅の途中で
時折思い出す人たちに
いつかまた会えるだろうか。


心で「絵葉書」を書けるなら
何て書いたらいいだろう。


「あのころ見たかった風景が、見えてきたよ」