石森則和のSEA SIDE RADIO

ラジオマンの
石森則和がお届けするブログです!

さよならダイヤリー。

2007-08-03 | Weblog
僕が公式ブログなどを立ち上げるずっと前。
フリーになって間もないころから
やっていた公式サイトがある。

・・・しかし運営会社の都合で
9月一杯で閉鎖されることになった。

まもなく閉鎖される旧HP。

昔は「BBS」や
「エッセイ風の日記」もあったのだが、
現在は「公式ブログ」への誘導機能と
リンク集程度の機能しか残していない。

・・・しかし閉鎖にあたり
フリーになったばかりのころから書いていた
「エッセイ風の日記」だけ最後に復活させた。

僕にはもともと
日記など書く習慣はない。

でも書き始めたのには理由がある。

独立して最初のころは
CMのナレーションや
ドキュメンタリービデオの声などが主な仕事だった。

しかし、それまでの8年間
毎日2~3時間はリスナーに語りかけていたのに
全く発信する場がなくなった。

だから
これまで聴いてくれていたリスナー向けに
番組をお送りしているつもりで書きはじめた。

「フリートークが錆びつかないように」という気持ちもあり
時間を決めて一気に即興で書いていた。
多分、ラジオから遠ざかることが
怖かったのだと思う。

読んで下さる方はかつてのリスナーさんも多かったが
あのHPを通じて知り合ったかたも多い。
声優のkくんもそうだ。
ジャンルは違ってもメールで励ましあった。

ラジオとは全然関係ない仕事をしている時に
若手のアルバイトの子2人に
「石森さんは
ラジオを聴いたことがあります?」と聞かれた。
「あ、あるよ?」と答えると

「ラジオ面白イッすよ。
僕らナイナイの番組聴いているんですけど
すっげえ楽しくて、毎週楽しみなんす。
ラジオ聴き始めてから生活かわったっす!
石森さんも聴いたほうがいいっすよ、ラジオ!」と
目をキラキラさせて言う。

・・・8年やってました(汗)
とは言わなかった。

でも、
「僕の信じている道は 間違いじゃないな」と思った。

ルーティーンワークの中で何年も仕事をしていると、
ラジオの世界にいることが当たり前に思えてくることがある。
まわりを業界人にばかりに囲まれていると
世の中の常識的な感覚と乖離することもあるし
この世界にいさせてもらえることの「奇跡」を見失う。




僕は、放送局の社員(局アナ)をやめて
いったんラジオを失った時期に、
「いちリスナー」に戻って
ラジオの素晴らしさを再認識した。
・・・いや、思い知らされた。



あの時期があってよかったと思う。
素直に生きられるようになった。




さて、今消えようとしている「日記」読むと
なんじゃこりゃ?なものが多い。
あの頃の自分の気持ちも読み取れて
気恥ずかしいやら
初心は大事だなと思えるやら。


あと2ヶ月弱しか見られないが
読むものがなくて退屈しているかたはどうぞ。
エッセイのページは↓
これが幻のエッセイじゃ!長いぞ!ここをクリック!http://01.members.goo.ne.jp/www/goo/a/u/azumasou/friends.html


※今ごらんになっている公式ブログ
「SEASIDE RADIO」 は続きます。
またプロフィールのページはURLとデザインを一新しました。

今後とも
よろぴく。