手を振り続けていた義父のオンライン面会

約3週間前の朝
同じ市内に住む義父の体温がかなり上がり

　「もしや、熱中症？」

と救急車を呼んだそうです。


このご時世、
救急車を呼んでも受け入れの病院が
なかなか決まらないということでしたが

長女の勤める病院が
すぐに受け入れてくれました。


コロナの検査を受け
陰性がわかり

詳しく調べたところ
誤嚥性肺炎
とわかりました。

入院してさっそく言われたのが
「早くに転院先を決めてほしい」
ということでした。


救急に対応してくれる病院なので
そのベッドを確保しておく必要がある
ということで

入ったその日に
転院する病院を探すことに。


このご時世の病院事情を
身に染みて感じました。



無事転院先の病院が決まって
6日後に
義母と共に転院手続きに行きました。

　「付き添いがわたしで大丈夫？！」
という話を長女にすると

　「こんな流れだから～」

数分で転院の
細かいメモを書いてくれました。



このメモのおかげで
あたふたすることなく転院できました。


転院したものの
　「これから病室に行きますのでお声掛けをどうぞ」
と看護師さんに促され

声掛けするわたしたち。

病室に行くのに
まるで、永遠の別れを感じさせるような
場面になってしまいました。


これが今の病院事情か・・・
と転院時も再び思ったのでした。


面会は原則禁止なので
5分間のオンライン面会を申し込み



先日受けてきました。




初め寝ていた義父ですが
声かけで起きて

声をかけるたびに手を振ってくれました。

最後は手を振り続け・・・
時間になりました。


こんな大変なことになっているという
体験をして

病院で働く方々には
感謝でいっぱいです。


ありがとうございます。



面会場所の机には



デッカー将軍の本が置かれていました。


義父は元気な頃プロダクション等にも所属し
デッカー将軍を演じたことがあります。

奇跡としか言いようのない
わたしたちしかわからない
感動の光景でした



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