さよなら三角 また来て四角...日本編☆第二章☆

オーストラリアから10年ぶりに帰国。特別支援教育に携わりながら
市民農園・家庭菜園に励んでいます。

Graduation

2013年12月10日 14時04分34秒 | Web log
今日は卒業式でした。

18ヶ月に渡る学生生活がやっと終わりました。
あとは、英語の試験を受けて合格したら、看護師として登録。
そして晴れて看護師として働くことができます。

あともうひとふんばりですが、頑張ります。

卒業式といっても、日本のように形式ばったところはなく、来賓(1人)、Nursing Division
のマネージャーそして生徒代表からの簡単なスピーチ。

こちらでは、スピーチにユーモアは欠かせません。
イギリスでも、チャールズ皇太子とか、ウィリアム王子とか、王室の人であっても
スピーチにユーモアは必須です。ユーモアのないスピーチはある意味、罪です。(冗談です)
真面目な中にも笑いをちりばめ、場を盛り上げる、退屈を避ける、これは本当に本当に
大切です。

ユーモアが欠落した人なんて....社会では歓迎されません(半分冗談ですが、でもユーモアは
本当に大切なんですよ。)

そして卒業証書授与。簡単な立食パーティがあって、談話して終了。

2時間もかからなかったと思います。

わたしはフォーマルな黒いドレスにボレロ、ちょっとアクセントをつける意味でカラフルな
ネックレスをつけていったのですが、ジーンズにカットソーといった普段着で来た人もいました。
それでもいいんです。本当に人それぞれで。

日本に比べたら全体的にとってもアバウトです。日本は形式とか儀式をとっても重んじる国民
だなぁとつくづく思います。それはそれで素敵なことかと思います。
でも、アバウトなのも中々いいものです。

さて

前もここに書いたかと思いますが、卒業生の中に、65歳になる女性がおります。
彼女が生徒代表でスピーチをしました。
55歳くらいから現役を退いて、リタイア生活をする人も結構いるオーストラリアですが
彼女は63歳で看護師になるために入学し、65歳で卒業し、働きだそうとしています。
卒業後の就職先も決まりました。

年齢に関係なく、やりたいと思ったときにそれに挑戦することができて、年齢、国籍に
関係なく、そういった人を受け入れる受皿があるというのは素晴らしいことだと思います。

彼女が It is never too late とスピーチの中で言ったことは、彼女自身がそれを証明
していますので、本当に説得力がありました。

わたしも彼女には負けますが、スターとは遅かったですが、こうして看護師としての一歩を
踏みだせたことを本当にうれしく思いますし、家族(特にマイク)がずっとサポートして
くれたから実現できたんだなぁと思います。

卒業式には、マイクは諸事情で同伴できなかったのですが、友人(元看護師で、韓国人)
代わりに参加してくれて、一緒に祝ってくれました。

彼女とはジョナサンが4歳のとき、偶然近くの公園で出会って、彼女の息子(Aくん)と
ジョナサンが一緒に遊んだのがきっかけで、知り合いになりました。ま、それっきりだろうと
思っていたのですが、その後、ジョナサンが通っていたモンテッソーリスクールに数ヶ月遅れて、
Aくんが入学してきましてそれ以来のお付き合い。かれこれ7年くらいになります。

何かあるときに傍にいてくれる、ピンチのときに手を差し伸べてくれるとても貴重な友達の1人です。

いろんな人に支えられて、このブログでも何人かの人にコメントを通して励まされ続けて
この日を迎えることができたことを本当に感謝したいです。

実は、中学生くらいの頃でしたか、海外の医療活動に貢献したいと思ったことがありました。
でも、臆病モノだった私は、その思いを現実に繋げることができませんでした。
で、それからの数十年の紆余曲折を経て、今の私があるわけですが、いつか....医療が十分に
届いていないところへ行って働いてみたいなぁと、思っています。

それがどこなのか、まだ分かりません。

もしかしたら、すぐそこにいるホームレスの人かもしれません。
もしかしたら、オーストラリアのへき地に住むアボリジニーの人かもしれません。
もしかしたら、日本のへき地かもしれません。
もしかしたら、アジアのどこかかもしれません。

でも、きっとチャンスはあると思っています。

それまで、与えられたチャンスを掴んで、できることを一つ一つこなしていくことかなぁと
思っています。そうするうちに道は拓けていくことでしょう。

署名

<script src="http://www.shomei.tv/project/blog_parts.php?pid=1655&amp;encoding=euc"></script>