さよなら三角 また来て四角...日本編☆第二章☆

オーストラリアから10年ぶりに帰国。特別支援教育に携わりながら
市民農園・家庭菜園に励んでいます。

認知症の授業で....

2013年05月19日 09時58分49秒 | Web log
金曜日、老人介護(緩和ケアを含む)で認知症に関する動画が
紹介されました。

その動画は「一日中ただ座っていただけのレジデントに
彼が昔親しんで聞いていた音楽を聞かせたら、生き生きと
反応した」というものでした。

インタビューの中で娘さんは「彼は楽しく、愛情いっぱいの父親で、いつも、
どんなときも歌い、そして踊っていました。」と応えています。

神経科医が最初にナーシングホームにいるHenryに会ったときは「彼は無反応で、
うつ状態、ほとんど生気がない状態だった」と言います。

こちらの動画を見ていただければ、
音楽を聴く前、後の様子が手に取るように伝わってきます。

タイトルは old man in nursing home reacts to hearing music from his era というものです。

Recreational Careの女性も彼の変わりように、泣きそうなくらい
喜んでいます。

そして神経科医のインタビューに応える様子からも大げさではありませんが、
彼の変わりように驚き、感動している様が伝わってきます。

誰かが、何とか彼に生きる喜びや感動を取り戻してあげたい!と
思わなければ、彼は最期まで、毎日、部屋からアクティビティルームに
移動され、放置され、ご飯を食べさせられ、シャワーをして、寝るという
生活を繰り返すだけだったでしょう。

心身ともに疲労が蓄積しやすい介護現場では残念ながら「生命維持」
業務をこなすのが精一杯になっているのが現実かと思います。

でも「楽しい」とか「感動する」とか「面白い」と感じることが
どんなに大切かということを考えさせられる動画でした。

署名

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