さよなら三角 また来て四角...日本編☆第二章☆

オーストラリアから10年ぶりに帰国。特別支援教育に携わりながら
市民農園・家庭菜園に励んでいます。

被ばくという言葉の重み

2011年03月14日 20時25分26秒 | Web log
地震、津波、そして今、日本中を震え上がらせている原子力発電所の核燃料の
メルトダウンと放射能汚染の問題。

昨日あたりからか、ネットで被ばくと言う言葉を頻繁に目にするようになり

えぇぇぇぇと思っておりました。

被ばくというと、広島・長崎に投下された核爆弾をすぐに連想するので、
非常に深刻なイメージを自然に抱いてしまう。

たしかに、最悪の事態を想定すれば、楽観していられないのは百も承知だし、
近隣住民の極限の不安を思えば、本当に深刻にならざるを得ないのもわかる。

海外にいるから のんびりとしたことを言ってられるんだと批判されても
仕方がないのかもしれない。

でも、被ばくにもレベルがある。

レントゲンだって、被ばくの一種だし

マイクも仕事で放射線を扱うので、被ばくしているといえばしている。

でも、全く健康に問題ないレベルの被ばくもあるということを忘れてはいけないと思う。

メディアには「被ばく」という言葉で国民を翻弄するのでなく

科学的な数値を元にした情報をしっかりと流してほしいと思う。

確かに放射能が検出されたのは事実なのだろうし、土曜日か日曜日にネットで
『レントゲンの1400倍の放射能が検出された』という数値を見かけたけれど、

1400倍というのが、実際のところ どれだけ人体に被害を及ぼす可能性があるのかという
情報をこういうときだからこそ、しっかり流すべきだと思う。

万が一、何らかの理由で放射能を一度に多量浴びることが仮にあったとしても、年間の累積被ばく量が
安全域であるならば健康に害を及ぼすことはないらしい。

単純に「1400倍」という数値に踊らされるべきではないし、放射能に関する知識がない多くの人に
そういう数値を示したところで、比較する知識がないのだから、無為に不安に陥れるだけにすぎない
とも思う。

こういう非常事態だからこそ、みんなが情報に飢えている。

身を守るために、ネガティブな情報にみんな飛びつく。

それは、自然なことだ。

みんな生き残りをかけているのだから。

しかし、こういうときだからこそ冷静さも必要だろうし、メディアには無責任に情報を横流し
するのでなく、国民の不安を煽る情報だけでなく、少しでも安心させる情報も流してほしいと
切に願う。

原子力プラントの安全を維持するために、現場で懸命に戦っている人々に心から敬意を表します。

ちなみに、マイクが調べたところによると

福島原発の境界線付近で検出された放射能(マイクがいうところによると最新データ)は 500μSu
(→ 今、調べたら 1204.2μSuに上昇していました)

1μSUは 1Suの 100万分の1ですから・・・ 

今騒がれている放射能量を 1204μSu とするなら、仮に その833倍の量の放射能を浴びても、
1Suであり、健康に問題はないということになります。

ちなみに

1~2Su を被ばくしても 健康に害はなく、回復するとのこと。

2~3.5Su でも、『恐らく』健康に害はなく、回復するとのこと。

3.5~5Su では 50%が死に至り

5~10Su では 50%~100%が死に至るのだそうです。
 
そして、境界域での値が 1204.2μSu ならば、当然、距離が離れればそれだけ放射量値は
下がるわけです。

今回、被ばくなさったといわれている方々の被ばく量は、境界域での値よりも当然低いわけですから
健康に害はないといえるのではないでしょうか?

ので、海外にいるから、のんきなこと言ってられんだよ!!という方もいらっしゃるかと思いますが

数値上はまだ大丈夫な域であるといえるということは、知っていてもいいのではないかと思います。

ど素人でしかも、まったく理系の頭ではないわたしでも、数十分で必要な情報を集められるのだから、
マスコミの人は、もうちょっと冷静に客観的かつ科学的な情報を流すように努力してほしいものです。


がんばれ、日本!!!









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