平和のうた
アフマートワ
波立つ空たかく
山や海をこえ
とべ 平和の鳩となって
たからかなわたしの歌よ!
話しておやり みなに
待ちのぞんだ時代がきたことを
おまえの祖国に
どんな人たちが生きているかを
おまえはひとりではない
道づれの鳩はたくさんいる
そしてやさしい友の心が
かなたの国でもおまえらを待っている
あかい夕陽のなかを
にがい工場のけむりのなかを
とべ 黒人のすまいにも
ガンジスの青い流れにも
(江川 卓訳)
毎回、しつこいようだけれど平和……
この時期、そらぞらしく聞こえないでもないが。
ロシアの女性詩人、どんな人か検索してみた。
好みの写真をネットから借用。