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アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

ギボウシ - 釣鐘状の花冠

2020-07-28 10:00:23 | みんなの花図鑑
ギボウシ 「皇帝」

「ギボウシ」って面白い名前ですが、つぼみの姿が橋の柱の先端についている擬宝珠(ぎぼし)に似ているところからつ けられた名前なんですね。



釣り鐘状というと ホタルブクロとかツリガネニンジンが浮かびますが、ギボウシの花冠はそれらより 幾分広めです。「淡紫色の筒状鐘形」と表現している記事もありました。
花被片は6枚で、花被の合着部には透明線があります。



おしべは6本で、めしべはそれより長いです。 不思議なのは、 午後4時過ぎの撮影ですが、 おしべ・めしべが皆 花冠の奥方向へ向かって反り返っていることです。




ギボウシ 「ゴールデン・ティアラ」

品種の違う こちらのギボウシでも おしべ・めしべは「皇帝」と同じように反り返っています。 面白いですねぇ



壺型の花冠、 反り返って内側を向いた おしべ・めしべ、 これらの特徴は 花粉を運ぶ虫を限定するのに役立ちます。
一般的にコバギボウシでは、「媒介者は主としてマルハナバチ(丸花蜂)です」(草花と自然Blog「コバギボウシ(小葉擬宝珠)」)




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