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岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

シナヒイラギモチ - 安城デンパーク

2019-12-23 20:07:10 | みんなの花図鑑

かねてより私がこのブログにアップするときは、誤解を避けるため「シナヒイラギモチ」とフルネーム? で読んでますが、 ちまたでは 単に「ヒイラギモチ」 とか 「チャイニーズホーリー」と呼ばれてます。




シナヒイラギモチを、省略ついでに 「シナヒイラギ」とする人がいますが、 これは ヒイラギの仲間と間違える人がいるので 良くない気がします。
赤い果実をつけるのは モチノキ科で、 ヒイラギは モチノキ科でなく キンモクセイと同じ モクセイ科なのですから、ここははっきり「モチ」をつけるようにしましょうね (^^)/




シナヒイラギモチは 写真のように 特徴のある葉をしています。
ヒイラギモチというけれど、ヒイラギの葉に似ているのは アメリカヒイラギ(モチ)や セイヨウヒイラギ(モチ) のほうです。




学名も Ilex cornuta といい、Ilexはモチノキ属、 cornuta は四角張っている、角が尖っているの意で、特徴ある葉の形に由来します。




別名 チャイニースホーリーの名の通り、日本では クリスマスの飾りつけによく使われます。 クリスマスの飾りつけというと、 セイヨウヒイラギモチやアメリカヒイラギモチのほうが ヒイラギの葉に似ているのですが、 東洋では このチャイニーズホーリーのほうがよく流通しているからです。




この鋭い棘も 壮年期を過ぎると 丸くなって 文字通り「角が取れていく」ようです。



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