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岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

ニシキギ科の花と実

2024-07-11 15:00:00 | みんなの花図鑑
マサキ

マサキは亜熱帯から暖帯にかけての沿岸部に生育する常緑低木。
マサキの花は4数性で、花弁は4枚、雄しべも4本。





花盤が発達していて、花盤からたくさんの蜜が出ています。





マサキは雌雄異株なのか? 雌雄同株なのか?それとも両性花なのか?
検索すると、雌雄同株とする記事も雌雄異株とする記事もあります。
私は上で見るように、雄しべは4本あり、花盤の中心に雌しべが発達する花とよく分からない花とあるので、雌雄同株説に賛成です。




ツリバナ

ツリバナの花は5数性で、花弁は5枚、 花盤は5角形で淡黄緑色、おしべは5本で花盤の上につき、子房は花盤に埋もれ、花柱も小さいです。


ということで、ツリバナは両性花 一本建てのようです。







ヒロハツリバナ

ツリバナは5数性ですが、ヒロハツリバナは4数性のようで、花弁、萼片、雄しべはともに4個です。



ただし、翼には5つと4つが混ざっているようです。



これは4つですが、



こちらの翼は5つ あります。






マユミ

マユミにはメシベが短い花(短花柱花)をつける個体があり、結実しにくい傾向があるため雄株と信じられ、かつては、マユミは雌雄異株とされてきました。


しかし、雄株と思われていた木が突然 実を付け出したと云う事例が幾つも見出されて、現在では雌雄同株とするのが定説となっています。



マユミは4数性なので、花弁、萼、雄しべが全て4個です。





果実も四角形をしています。秋になると四つに割れて、中から真っ赤な色を付けた種子が顔を出します。






中国オオバナマユミ



4数性ですが、花弁が独立した花のようです。また、雄しべが小さいです。








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