アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

セイヨウニンジンボク - もっと近くで

2024-07-07 18:00:00 | みんなの花図鑑
前回のセイヨウニンジンボクはシベの接写がイマイチ分かりにくかったので、再挑戦です。


ということで、いきなり接写ですが、花冠の中から飛び出している雄しべに狙いを定めます!(^^)!




雄しべは4本あります。葯がなんとも不思議な形をしています。
いったいどうなってるんだろう?






ここからは、2枚一組でごらんください。
下は 上をトリミングしたものです。


恐竜がアングリと口を開けたような恰好をしていますが、その口の内部と口の側線部に白い粒が見えます。





アングルを変えて上から見ると、葯が馬蹄形をしています。





どの葯も、U字の筋の部分には細かい白い粉が、
U字の内部には 粒々の白い玉が見えます。
筋の部分とU字内部の白い粒々は両方とも花粉なのか?、別のものなのか??
検索しても出て来ません。また、宿題ができちゃいました。




セイヨウニンジンボク(白花)

そして、もうひとつのセイヨウニンジンボク(白花)ですが、こちらのほうがさらに花が小さいようなのです。



たぶん倍率は同じだと思うのですが、雄しべが花冠から突き出ていることくらいしか分かりません。














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ホルトノキ - 安城デンパーク

2024-07-07 10:00:00 | みんなの花図鑑
見出し画像は 2022-7-08 撮影
昨日に続き、安城デンパークのめずらしい樹の花の話題です。


(2022-10-16 撮影)
平賀源内が和歌山県でこの木を見つけて「あっ、オリーブの木だ!」と間違え、「ホルトカル(ポルトガル→オリーブ)オイルの採れる木」と言って紹介したので、この木の名が「ホルトノキ(ポルトガルの木)」になったそうです !(^^)!
でも、実際は「モガシ」という名の日本在来種です。全国の神社に巨木が植わっています。



6月27日撮影
分類はカタバミ目ホルトノキ科ホルトノキ属( Elaeocarpus





なんじゃもんじゃの木やセンダンなどもこのような楕円の実をつけますが、ホルトノキは花も面白いんです。




つぼみが弾けると、中から白髪の花弁をつけた花が出て来ます!




たくさんの雄しべが雌しべを取り囲んでいます。葯の色ははじめはベージュ?ですが、パイプのようなシリンダートップに穴が開き花粉を放出する頃は濃く褐色になります。






最大の特徴はやはり花弁の先が糸状に裂けていることでしょうか?




ホルトノキ(Elaeocarpus sylvestris var. ellipticus )は 本州(千葉県南部以西)、四国、九州、沖縄、済州島、中国南部、台湾、インドシナに分布。(樹に咲く花)




花は白色で総状花序に多数つき、5枚ある花弁は先が糸状に細かく裂ける。長楕円形の石果は長さ1.5~2センチ、黒紫色に熟し、中に1個の核がある。樹皮は大島紬のねずみ色の染料になる。 (植物の世界)




受粉が終わるころには 雄しべはポロポロと脱落し・・・
やがて花弁も花から抜け落ちます。

そして トップ画像のようになります。オレンジ色の花盤が非常に印象的です。




果実(2022-10-16 撮影)





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