
キク科キク亜科ハルシャギク連センダングサ属のコセンダングサ。
上の画像は 花後のひっつき虫。が、半分以上 どこかに引っ付いて行ったあと。

熱帯地方の夕暮れみたいな背景ですが、ひっつき虫、離陸後、花と3世代そろい踏み。

言わずと知れたひっつき虫。コセンダングサの棘が一番鋭いようです。

ここから 花。花には 花弁のような舌状花がありません。黄色い筒の筒状花のみです。

沢山の筒状花の集合です。
一つひとつの花は ちゃんと星形の花弁があります。中央はまだ蕾。外周部から開花していきます。
花弁の中から 暗褐色の茶筒のような器官が伸びています。これはおしべが合着して筒になったものです。雄しべ筒と呼んでおきましょう。

筒状花はびっしり伸びて基部のほうがよく分かりませんので、すこしもみほぐしてバラしてみました。

筒状花を2つだけアップにしてみました。
左のほうが 花弁の中から雄しべ筒がのびたところです。
右のほうは(ピントが合ってませんが)その雄しべ筒の中を 雌しべが花粉を押し上げながら外に出て花柱を展開したところです。
花粉を押し上げているときは めしべは成熟していなく、単なる棒です。外に花粉を押し出した後しばらくして柱頭を展開して雌しべになります。

ごく初期のコセンダングサの花です。
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