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岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

ヒイラギ三昧 (1) ヒイラギとヒイラギモクセイ

2022-12-22 06:00:10 | みんなの花図鑑
きょうから3回に分けて 「ヒイラギ」の名の付く木を特集します。
第1回は 前後に何も付かないただの「ヒイラギ」。


ヒイラギ

クリスマスのシーズンになると、葉に棘のある赤い実をつけた木が園芸コーナーに並びますが、あれはモチノキ科のヒイラギモチ。
本物のヒイラギはこの季節に白い花を咲かせます。




ヒイラギはモクセイ科なので、ネズミモチに似た黒い実をつけます。
赤い実をつけるのは モチノキ科の木です。




ヒイラギの名は「葉の縁の刺に触るとヒリヒリ痛む(古語:疼(ひひら)く・疼(ひいら)ぐ)ことから。」(Wikipedia)




ヒイラギは台湾や日本が原産地で、欧米では見られません。
日本での自生北限は福島県です。




ヒイラギですが、後述のヒイラギモクセイに似たやや棘の鈍角な葉を持った品種です。




葉に棘の無いヒイラギもあります。




歳をとると(丸くなって?)棘が無くなってくると言われてます。






ヒイラギモクセイ

ヒイラギと同じく初冬に白い花をつける樹にヒイラギモクセイがあります。
ヒイラギモクセイはヒイラギと中国原産のギンモクセイとの雑種と考えられています。




花はヒイラギよりもギンモクセイの花に似ています。




でも、ギンモクセイの葉には棘は無いので、こちらはヒイラギの性質が受け継がれています。
一本の木でも、棘が付いた葉がある枝と無い枝があることがあります。








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